武蔵野地域にある都立公園のオフィシャル情報を発信しています。

むさしのの都立公園

自然を満喫

公園には雑木林や小川など、むさしのの貴重な自然が、今もなお残っています。 季節の変化を感じたり、たくさんの生きものに出会ったり、公園の自然を満喫しよう!

自然を満喫

レンジャーミニ図鑑

むさしのの都立公園でみられる生きものの情報が満載のセルフガイドシート。 レンジャーミニ図鑑を持ってむさしのの都立公園へ自然観察にでかけよう。

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  1. プランクトン
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  11. 初夏〜夏の樹の花
  12. 初夏〜夏の草花
  13. 冬の昆虫
  14. 冬〜早春の花・実
  15. チョウ
  16. チョウ
  17. 秋の実
  18. 野菊
  19. きのこ
  20. バッタの仲間
  21. セミの仲間
  22. 野鳥
  23. 春の樹の花
  24. 春の草花

レンジャーこどもミニ図鑑

  1. どんぐり木の実

英語版

  1. Ranger’s Field Guide to Butterflies in Musashino
  2. Ranger’s Field Guide to Grasshoppers in Musashino
  3. Ranger’s Field Guide to Wild Birds in Musashino

※掲載されている文章・写真等の著作権は、「西武・武蔵野パートナーズ」に帰属しており無断での転載・転用することを禁止します。

樹木観察マップ

各公園のおすすめの樹木を紹介する樹木観察マップ。マップを持って公園の木を観察しながら歩いてみませんか。

樹木観察マップのダウンロードはこちら

  1. 【武蔵野公園】 樹木観察マップ
  2. 【野川公園】 樹木観察マップ
  3. 【武蔵国分寺公園】 樹木観察マップ

パークレンジャーからのメッセージ

パークレンジャーが季節のオススメ情報や自然の見方をガイドします。

2020年12月27日(日)

野鳥観察マナーアップキャンペーン開始!

本格的に冬が始まり、寒い日が続いています。

寒さが強まるにつれ、公園には北方から越冬しにやってきた冬鳥たちが次々と到着しています。草花や昆虫が冬眠して、寂しく見える季節ですが、実は寒さの厳しいこの時期は、バードウォッチングのチャンスなのです!

今年は昨年に比べ、厳しい寒波が来ているからでしょうか。寒さを避けて冬鳥が多く来ている印象です。特にツグミは、朝方群れで芝生に下りてエサを探す様子もよく見かけます。

 

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シメ 冬鳥

 

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ツグミ 冬鳥

 

画像3 アオジ 冬鳥

 

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エナガ 留鳥

 

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カワセミ 留鳥

 

*冬鳥…冬に見られる鳥、留鳥…一年中見られる鳥

 

野鳥観察が楽しいこの季節。むさしのの都立公園では、野鳥や他の来園者にやさしいバードウォッチングをお願いし、野鳥観察時のマナーを強化するための「野鳥観察マナーアップキャンペーン」を実施中です!

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12/15~2/15までのキャンペーン期間中、武蔵野の都立公園の各サービスセンターや掲示板などで正しい野鳥観察マナーを伝えるリーフレットを配布!期間は違いますが、狭山丘陵の都立公園、多摩部の都立公園でも同キャンペーンを実施しています。

また、連動してパークレンジャー撮影の野鳥写真展も開催していますので、野鳥さがしのヒントにしてくださいね♪

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連動イベントも開催予定です!

 

【連動イベント情報】

はじめてのバードウォッチング

主催:小金井市公民館

日時:令和3年1月30日(土)、令和3年2月6日(土) ※連続講座になります。

場所:都立野川公園

詳細は小金井市公式WEBをチェック

 

 

冬鳥の観察会

日時:令和3年2月13日(土)

場所:都立浅間山公園

詳細はイベント情報をチェック

 

※上記イベントは、新型コロナウイルス感染症の状況により、変更になる可能性があります。

 

どのイベントも、講師が丁寧に野鳥の観察方法を教えてくれるので、初心者の方でも気軽に参加できます♪ぜひ参加してみてくださいね!

 

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オオタカ幼鳥 留鳥

 

それでは、来年も皆様に生きものたちとの良いご縁がありますように…良いお年を!

 

※今シーズン、鳥インフルエンザが流行しています。

鳥インフルエンザウイルスは、野鳥観察など通常の接し方では、ヒトに感染しないと考えられています。万が一、死亡した野鳥などの野生動物を見つけた場合は、素手で触らないようお願いします。また、同じ場所でたくさんの野鳥などが死亡していたら、公園サービスセンターまたはお近くの都道府県や市町村役場にご連絡ください。

2020年11月30日(月)

紅葉と落ち葉の楽しみ

気温もぐっと下がってきて、公園の木々もどんどんと紅葉しています。

秋晴れの青い空に、赤や黄色の葉っぱは目を楽しませてくれます。

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黄金色が美しいイチョウや

紅葉

赤色と黄色のコントラストがはえるイロハモミジやコナラ、シデなど。

公園には色々な種類の木があるので、紅葉する葉っぱの種類も色もさまざまです。

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紅葉にもいろいろと条件があり、サクラやモミジなどの赤くなる葉っぱは一日の最低気温が8~9℃を下回るとキレイに色づき、イチョウなどの黄色くなる葉っぱは気温だけでなく日差しが当たる時間で色が変わってきます。

最近朝がすごく寒かったから赤くなってるかな?

日が短くなってるから黄色く変わっているかな?

なんて予想を立てながら歩いてみるのも秋の楽しみの一つです。

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楽しむことで忘れちゃいけないのが紅葉の後の落ち葉です。乾燥した太平洋沿岸の気候が、落ち葉の水分を飛ばすことで砕けやすくなり、降り積もった落ち葉の上を歩くだけでも「ザクザク」「サクサク」と耳を楽しませてくれます。

乾燥しやすいこれからの季節体調に気を付けて、色んな葉っぱの色や音をたのしんでみませんか。

2020年10月31日(土)

ハチだ!?ドローンだ!?その正体は・・

朝晩の冷え込みが少しずつ強くなり、徐々に木の葉も色づいてきました。

 

武蔵野公園や野川公園の野川沿い、浅間山公園のような雑木林では、

秋のノギクの小さな花を楽しむことができます。

 

こちら浅間山公園のシラヤマギク。

シラヤマギク

茶色の多くなってきた森の中で、白い花が一際目を引きます。

今年は11月中頃まではこの姿を楽しむことができそうです。

 

近くで見ていると、花から花へと飛び回っている昆虫が目につきました。

 

花から花へ~というと、みなさんチョウを思い浮かべるでしょうか。

スジグロシロチョウ夏♂ (3)

こんな感じ。

スジグロシロチョウが花にとまって、ゆったりと花の蜜を吸っています。

 

ところが、飛び回る虫の中には、

まったくとまる様子がない種類がいるようです。

オオスカシバ

透明な翅を持ち、縞模様の身体を持ち・・・

ハチかな?と思ったら、どうも様子が違います。

 

これは花壇の花を訪れたオオスカシバという種類。

実はハチではなくこの姿でうまく化けて、身を守っていると言われています。

 

ホシホウジャクとカリガネソウ

こちらは自然観察園のカリガネソウを訪れたホシホウジャク。

翅は透明ではないものの、縞模様がスズメバチを思わせます。

 

ホウジャクとは漢字で書くと「蜂雀」。

文字通り「ハチのようなスズメガ」ということです。

つまり、これらはガの仲間なのです

 

この2種の写真、翅がブレているのが分かるでしょうか。

レンジャーが写真を撮るのを失敗したから・・・ではありません!

 

実はこれらは、空を飛びながら花の蜜を吸うのです。

吸収口

この「へ」の字型に曲がっているのが口です。

 

ヘリコプターやドローンのように、空中で静止しながら、

一生懸命に口を伸ばして花の蜜を吸う。

 

花には虫が集まるだけあって、その虫を食べようとする生きものも多く集まります。

オオカマキリやジョロウグモなど・・・。

ホウジャクガの仲間は、止まらずにはばたき続けることで、

このリスクを減らすことになっているようです。

 

ホバリングには、素早く翅を動かす能力が必要とされており、

ホウジャクガの仲間は1秒間になんと90回!まさに目にも止まらぬスピードです。

写真がブレた理由がお分かりいただけたでしょうか?

 

最新機器にも負けない高度な飛翔能力と、よく見るとつぶらでかわいい瞳。

時には晩秋の小さな花の前で足を止めて、

そんなギャップを楽しませてくれる昆虫たちを観察してみませんか。

2020年9月30日(水)

クズの葉レストラン 秋のお客さま

秋が深まって、過ごしやすい季節になりました。

暑かった夏にぐんぐん伸びたつる植物をいろいろなところで見かけます。

 

そのようなつる植物の中でも、大きな葉を持つクズはよく目立ちます。

写真1

繁殖力が強く、初夏から秋にはどんどん伸びてよく茂ります。

クズの葉には、まるでレストランのようにいろいろな生きものが集まります。

どんなお客様が来ているのでしょうか。

 

たとえば、ゾウムシの仲間。

写真2

コフキゾウムシの仲間です。周りから食べ進み葉っぱに独特の模様をつけます。

 

カタツムリを見かけたこともあります。

写真3

このほかにもカメムシの仲間やハムシの仲間など、いろいろな昆虫が訪れていました。

 

 

さて、秋になり、クズの葉レストランのお客様も入れ替わってきました。

最近はこんなお客様が来ています。

写真4

これはツチイナゴの幼虫です。涙のような模様が特徴です。ツチイナゴはクズが大好物。

実際に食べているところは見ていないのですが、細かい穴を開けるタイプではなく、大きな穴を開けながらたくさん食べていることでしょう。

 

いろいろなお客様が訪れて、今の時期、クズの葉っぱはよく見ると、穴だらけ。

写真5

 

 

実は、クズの葉はアメリカ大陸などではやっかいな外来種として知られています。

国際自然保護連合(※)が作成している「世界の侵略的外来種ワースト100」に登録されているくらいです。

日本でも確かに、草木を覆ってしまうことはありますが、たいへんな被害というほどではありません。

クズは日本では在来種(元々日本にあった植物)なので、クズの周辺には、今回登場した虫たちのように、それを食べる生きものや、クズを弱らせる菌などが多く存在しています。それらがクズの繁殖を抑えるのでバランスが取れているから、と言われています。もともとクズのなかったところに新しく入ると、そうしたバランスが取れず、増えるだけ増えてしまって、被害をもたらすことになるのですね。

 

クズの葉レストランに来るお客様たちは、ただクズを食べているだけですが、それが絶妙な生態系のバランスをとることにつながっているのですね。

 

※国際自然保護連合とは…1948年に設立された、国家や政府機関、NGOなどからなる国際的な自然保護ネットワーク。IUCNという略称がよく用いられている。IUCNはInternational Union for Conservation of Natureの略。

 

2020年8月31日(月)

樹液のレストラン

もう夏休みも終わってしまいましたが、まだまだ暑い日が続いていますね。

木陰が涼しい雑木林に入って木を見てみると、酸っぱく香るコナラの樹液にたくさんの昆虫たちが集まっていました。

①

さっそく出会ったのはたくさんのコガネムシ!

背中に白い点があるのはシロテンハナムグリ、模様がないのはカナブンです。

良い場所で樹液をなめようと、押し合い圧し合いで争っています。

 

②

こちらは大きなオオスズメバチ。

樹液をなめているときはとても大人しく、大きな音を出したり触ったり近づきすぎなければ、じっくり観察することもできます。食事の合間に足をなめてきれいにする様子が、指についたソースをなめとる人みたい。

 

③

立派なノコギリクワガタのペアも!

つい捕まえたくなってしまいますが、観察したあとは、もとの場所に逃がしてあげてくださいね。

 

樹液からは独特の香りが漂い、それに虫たちがつられてきて、まるで虫のレストラン!

雑木林に入って樹液を探してみれば、他にも色々な昆虫に出会えますよ♪

食事に夢中の虫たちをじっくり見てみたら、普段は見られない仕草が見られるかも?

2020年7月29日(水)

自然の石鹸と小さな虫

梅雨の長い雨でたわわに実るのは梅だけではありません。

公園のエゴノキにもたくさんの実がついています。

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緑色のサクランボのような可愛らしい小さな実ですが、実は毒があります。

その名も“エゴサポニン”。

毒とはいえ、そんなに強いものではありません。

大量に食べなければ大丈夫です。

 

サポニンと聞いてソープ、シャボンやサボンを連想した方、正解です!

サポニンも石鹸(ソープ)もラテン語のsapo(石鹸)から来ています。

石鹸と同じ界面活性作用を持つ成分で、昔は若い実を洗剤として利用していました。

 

実をペットボトルなどに入れ、勢い良く振ると。

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数個入れただけでこの泡立ち!よく汚れが落ちそうです♪

この成分が口に入ったときに非常にエグイためエゴノキ(エグイ木)の名前が付きました。

 

エゴノキはエゴサポニンで色んな虫や病気から身を守っているのですが、よく見てみる小さな昆虫が実にとまっています。

エゴノキの実を専門に利用するエゴヒゲナガゾウムシという昆虫がいるのです。

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エゴノキの種に卵をうみ、卵や幼虫を実の毒を利用して守っています。

自分の体を守るために毒を持つエゴノキ、その毒を利用して幼虫を守るエゴヒゲナガゾウムシ、自然は思った以上にしたたかなのかもしれませんね。

 

エゴノキの実を観察したら、サポニンからシャボンを思い出し、

帰ったら石鹸での手洗い、うがいをしっかりして、病気を予防しましょう!

2020年6月30日(火)

雨の日のお楽しみ♪

晴れた日はとても賑わう公園も、雨の日はしっとり静かです。
人の気配がない公園を一人占めしつつ歩いていると、
雨の日ならではの綺麗なものに出会えます。

花の下に。

写真1_花に

 

普段とは違って閉じている葉にも。

写真2_葉に

 

クモの巣にだって!

写真3_クモの巣に

あちこちで光る、きらっきらの雫。
雨の日は、これが楽しみ♪
きらきらを探しながら歩くと、雨の日もちょっと楽しくなれます。

2020年5月31日(日)

見つけられるかな??

ようやく、緊急事態宣言が解除されました。

 

新しいウィルスの脅威により、身を守ることの大切さを改めて実感できますね。

今日は生きものの身の守り方のひとつを紹介します。

 

人間は活動を自粛していても、季節は変わらずに進み、

森の木々は青々と葉を広げています。

 

ムラサキシキブの葉の上に小さな昆虫を見つけました。

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茶色の身体と透明な縁取りの不思議な模様のこの昆虫は、イチモンジカメノコハムシ。

 

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身体の後ろ側に黒い紋があり「一文字」に見えるのが名前の由来です。

(写真は左側が頭)

なぜ、一見プラスチックを被ったようにも見える

風変わりな模様をしているのでしょうか?

イチモンジカメノコ@虫食い

虫食いだらけの葉っぱの上にも、イチモンジカメノコハムシがいました。

こうしてみると、透明な縁取りから葉っぱが透けて、

茶色い部分はあたかも葉に開いた穴のようにも見えます。

 

ハムシは葉っぱを食べるため、穴だらけの葉にいることが多く、

こうして上手く葉の穴に化けて隠れている、という説が有力です。

 

自分たちの食べ物、すみかなどを踏まえ、

巧みに進化した姿がこの独特の模様なんですね。

 

 

この時期、雑木林の縁では、

このような隠れ上手な生きものたちがたくさん登場します。

静かな雑木林沿いをお散歩しながら、

見つけられるかどうかチャレンジしてみましょう!

2020年4月30日(木)

モズの子がんばれ!

若葉の季節が進み、外の景色が青々としてきました。新型コロナウイルスの影響で人の生活は一変しましたが、自然は変わらず、いつも通りの時が流れています。

耳を傾けると鳥たちのさえずりがいたるところで聞かれ、そろそろヒナが見られるかなと思っていたところ、かわいらしい子を見つけました。

1

まだあどけない顔のモズの子!くちばしが黄色っぽいのは幼鳥の特徴です。最近巣立ったのでしょうか?ちょこちょこと動き回っていたので様子を見ていると…

2

一点をじっと見つめて動かなくなりました。よく見ると翼に目立つ白い点が見えます。これがあるのは男の子。それにしても何見てるの?

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口を大きく開け、ビービーと鳴きながら羽をバタバタさせ始めました。

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すると親鳥がさっそうと登場!翼に白い模様がありません。お母さんモズです。

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お母さんは子どものためにエサを取ってきていました。どうやらコガネムシのようです。

「もうガマンできない!」というように子どもは一生懸命に羽ばたきながらおねだりしています。まだ自分ではエサが取れないようで、そのおねだりはあわただしく、必死さが見てとれます。

 

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エサやりが終わるとお母さんはすぐ木のてっぺんに飛び移り、見張りをしながらまたエサを探し始めました。子のために頑張るお母さん!凛々しいですね。

 

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そして子どもは自力でエサとりの練習!チョウを追いかけて逃げられていました。お母さんのようなたくましい大人になるには、まだまだ時間がかかりそうです。

 

こうして外の世界に飛び出したばかりの子を見ていると、がんばれ!と応援したくなってしまいます。

私たちも初めての事態でまだ先が見えないことが多く、不安な声もたくさんありますが、今ががんばり時!こんな時でも変わらない自然に目を向け耳を傾け、癒されながら一緒に頑張りましょう!

2020年3月31日(火)

冬芽のカプセルからこんにちは!

桜が散ると若葉の季節、という例年のパターンとは違って

ことしは、桜の開花とともに樹木によっては若葉が出始めています。

写真1コナラ

写真2ミズキ

銀色の毛がやわらかく光るコナラ、つややかな若葉と赤茶色の枝のコントラストが美しいミズキ。

樹木ごとの個性が際立つのが芽吹きのときです。

この若葉たちは、小さな冬芽の中にどうやって納まっていたのでしょうか。

毎年不思議な気持ちになります。

小さな冬芽のカプセルがほどけると、花や葉が噴き出すようにどんどん出てきます。

次の写真はクヌギの冬芽と芽吹きです。

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写真4クヌギ

クヌギは萌黄色の雄花に目を奪われますが、花の付け根にはまだ小さな二つ折りの葉も見えています。

クヌギの葉は冬芽の中に二つ折りにしまわれていたようですが、もっと複雑なしまわれ方の葉もあります。芽吹いたばかりのカエデはよく見ると、山折り谷折りのような筋目がきれいについています。

写真5カエデ

葉脈ごとにきちんと折りたたまれて冬芽の中に折りたたまれていたのでしょう。

数年前ですが、春先、ユリノキの枝が下に落ちているのを拾いました。

冬芽がついていたので中を見たくてむいてみました。

写真6 ユリノキ

小さな芽の中に、小さな小さな葉っぱの赤ちゃんが

7枚まで確認できました。この赤ちゃんがどんどん大きくなって噴き出るように芽吹く春。

芽吹きは日に日に姿を変えるので、毎日の出会いが楽しみです。

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