スポーツコーディネーターからのメッセージ
プロのスポーツコーディネーターが、公園でできる健康づくりのヒントを紹介します。
2015年1月30日(金)
跳び箱をとぶコツ☆その1
皆さんこんにちは、スポーツコーディネーターの三田です☆
このブログでは小学生の子供たちを中心に
器具運動時のポイントを種目ごとに分けて載せています。
小学生になると様々な器具運動を行う機会が増えます。
このブログに載せるポイントを役立てみてください♪
今回のテーマは「跳び箱」です。
鉄棒・マット運動とともに小学生なら
だれもが体育の授業で実施する種目です。

今月から数回にわけて、跳び箱を跳ぶための練習法などについてご紹介します。
ステップ1は「両脚踏み切りと助走のリズム感を覚える」です。
●両脚踏み切り(ジャンプ)

跳び箱を上手に跳び越えるには、
踏み切り板(ロイター板)の反動を使い高く跳ぶことが大事です。
より高い段数に挑戦するためにも、
踏み切りの際にしっかりと踏み切り板に力を伝えなくてはいけません。
そのためには、写真の様に両脚を揃えて踏み切りを行わなくてはいけません。
脚がバラバラの状態では力がしっかりと伝わらないからです。
●助走のリズム感
両脚踏み切り(ジャンプ)が出来るようになったら、次に助走をつけておこなってみましょう。
助走から踏み切りまでのタイミングとリズム感を身につけましょう。
助走から踏み切り位置での両脚踏み切りがしっかりできるように練習しましょう。

写真のように踏み切り位置に縄などで目印を付け、
助走からその目印の箇所で、しっかり両脚で踏み切ることができるように練習することで、
助走から踏み切り(ジャンプ)までがスムーズに行えるようになります。
助走~両脚踏み切り~ジャンプというのは、
跳び箱運動の基本なので頑張ってリズムやスムーズな動き方を覚えましょう!
2014年12月25日(木)
鉄棒(逆上がり その2)
皆さんこんにちは、スポーツコーディネーターの三田です!
このブログでは小学生の子供たちを中心に
器具運動時のポイントを種目ごとに分けて載せています。
小学生になると様々な器具運動を行う機会が増えるので、
ここに載せたポイントを役立てみてもらえたらと思います!
今回のテーマは「鉄棒」です。
前月に続いて「逆上がり」のポイントを動作の順番に載せていきますね♪
前回、足を上(天井)に蹴り上げるところまでをやりました。
今回はその続きです。
写真を見て下さい。

蹴り上げた時の頭の位置と、腕のかたちに注目して下さい。
目線を鉄棒にもって行き、頭が下がらないようにしましょう。
腕は伸ばさずに肘を曲げ、体と鉄棒が離れないようにしましょう。
(※ 頭が下がったり、体が鉄棒から離れてしまうと上体が反ってしまい、いくら足を上に上げても回ることができません)

上体が反らないようにしながら、しっかり足を蹴り上げ、頂点に来たら鉄棒の反対側に倒しながら回ります。
(※ この時にお尻を鉄棒に乗せる様なイメージで持っていくとお尻の重さで自然に体が回ります。)

回って上体が起きたら、そのまま着地せずに、写真の様に真っ直ぐな姿勢で静止してから降ります。
(※肘を伸ばし腕で上体を支え、背筋を伸ばしましょう)
逆上がりのポイントについての説明は以上です。
ここでの説明を参考にして、恰好いい逆上がりが出来るように練習を頑張りましょう!
2014年11月26日(水)
鉄棒(逆上がり)
皆さんこんにちは、スポーツコーディネーターの三田です。
このブログでは小学生の子供たちを中心に器具運動時のポイントを種目ごとに分けて載せています。
小学生になると様々な器具運動を行う機会が増えます。ここに載せたポイントを役立てみてもらえたらと思います。
今回のテーマは「鉄棒」です。前月の「前回り」に続いて「逆上がり」のポイントを動作の順番に載せていきます。

まず、両手で鉄棒を握り鉄棒の前にしっかりと立ちます。足は前後に「チョキ」のかたちで開き、前足は鉄棒の真下に置きます。
(※ 足は開き過ぎないように注意しましょう)

力まかせで足を上げてしまうとうまく上がらないので、「い~、ち、に~、の、」とリズムをつけて鉄棒に近づいたり離れたりしながら勢い良く足を上げるタイミングをつくります。
(※ 鉄棒に近づくときは肘を曲げて、しっかり体を鉄棒に引き寄せましょう)

「さん!」で鉄棒に近づくと同時にその勢いで足を上(天井)に蹴り上げます。
(※ 最初に上げる足は後ろに開いた足です。次に素早く反対の足を上げます。両足が同時に上がらないように注意しましょう)
逆上がりについては注意するポイントが多いので、今月はここまでにします。
まずは、足がしっかりと上に上がらないと逆上がりは出来ません。ここまでに載せたように足を勢い良く上に蹴り上げるために、リズムをつけて体を動かす練習をしてみましょう!
2014年10月30日(木)
鉄棒(前回り)
皆さんこんにちは、スポーツコーディネーターの三田です。
このブログでは小学生の子供たちを中心に器具運動時のポイントを種目ごとに分けて載せています。
小学生になると様々な器具運動を行う機会が増えます。ここに載せたポイントを役立てみてもらえたらと思います。
今回のテーマは「鉄棒」です。はじめに「前回り」について動作の順番に載せていきます。

まず、鉄棒の前にしっかりと立ちます

両手で鉄棒を握り、鉄棒の上に体をのせ、足が地面に着かないように体を支えます。
(※ この時、写真②の様に腕を真っ直ぐ伸ばしましょう。)
その状態を少しキープします。
(※ 鉄棒の上に乗った勢いで回ると危険です。)

頭をななめ前方に押し出し、体を少しずつ前に倒していきます。
(※ まだ足は回しません。勢いで回らないように注意しましょう。)
体が倒れ「お布団」の様な状態になったら、足を回します。
(※ 頭が下がると起き上がれないので目線はお腹のあたりを意識しましょう。)

勢いのまま足が地面についてしまわないように、腕で支持をしてゆっくりと降りましょう。
前回りはマット鉄棒の基本です。綺麗な前回りができるととてもかっこいいので、ここに挙げたポイントに注意しながら練習してみましょう!
2014年7月28日(月)
かけっこのポイント☆
皆さんこんにちは、スポーツコーディネーターの三田です!
この春から小学生になった子供たちを中心に
器具運動時のポイントを種目ごとに分けて載せています。
今月も、先月に引き続き番外編の『かけっこ』についてお話します!
前回このブログで【走り方教室】の内容と『かけっこ』の時のポイントの続きになります。
【走り方教室】は早く走るためのコツについての指導を行います。
正しいフォームを学び、実際に走って練習するほか、
日々の練習のポイントについてお教えします。

・早く走るためのコツ③
「膝(ひざ)をしっかり上げて走る」
⇒しっかりと腰の高さまで膝を上げることで歩幅が大きくなり前に進む力になります。また、脚を下ろす時は空き缶を踏みつぶすように真下に下ろすことで素早い足の運びが出来るようになります。もちろん姿勢は真っすぐのままで行うことを忘れてはいけません。
※【走り方教室】で行っている「ヒザをしっかり上げて走る」練習

・早く走るためのコツ④
「しっかり腕(うで)ふりをして走る」
⇒腕振りなしでは、身体が前傾になり過ぎて転びそうになってしまったり、バランスが取りにくくフラフラしてまっすぐ走れなくなります。また、横振りにならないように、しっかり縦に振ることも大切です。
※【走り方教室】で行っている「しっかり腕(うで)ふりをして走る」練習

以上、先月と今月で載せたことが【走り方教室】で指導している早く走るためのコツになります。
これを日々の練習や、これからの運動会に役立ててくれたら嬉しいです☆
2014年6月25日(水)
スポーツコーディネーター:三田
かけっこのコツ☆
皆さんこんにちは、スポーツコーディネーターの三田です。
4月よりブログでこの春から小学生になった子供たちを中心に
器具運動時のポイントを種目ごとに分けて載せています。
今月は番外編の『かけっこ』についてお話します。
現在、むさしのの都立公園では子供達のかけっこを指導する【走り方教室】を開催しているのですが、6月は梅雨の雨天の所為で教室が全て中止になってしまいました。
今回は【走り方教室】の内容と『かけっこ』の時のポイントを簡単にではありますが載せたいと思います!!
【走り方教室】は早く走るためのコツについての指導を行います。正しいフォームを学び、
実際に走って練習するほか、日々の練習のポイントについてお教えします。

・早く走るためのコツ①
「走るときは真っ直ぐ前を向く」
⇒当たり前のことのように思いまが、意外と出来ていない子供が多いです。
原因としては、お父さんお母さんの方を向いてしまう、一緒に走っている友達が気になり見てしまうといったことが挙げられます。
※【走り方教室】で行っている「真っ直ぐ前を向いて走る」練習
手の平を合わせ、腕を伸ばし、親指を上に向けその親指を見ながら走る

・早く走るためのコツ②
「頭と体をフラフラさせないで走る」
⇒こちらも当然のことなのですが、前述した通りキョロキョロ周りを見てしまう子は同時に頭や体も真っ直ぐに保てず、ゴールに向かって真っ直ぐ進むことができません。
※【走り方教室】で行っている「真っ直ぐ前を向いて走る」練習
手の平で頭を抑え固定したまま走る

両腕を真横に伸ばし水平に保ちながら走る

今月はここまでにします!
来月分にこの続きを載せたいと思います!
2014年5月26日(月)
スポーツコーディネーター:三田
きれいに後転をするためのコツ☆
皆さんこんにちは、スポーツコーディネーターの三田です!
4月からブログで
この春、小学生になった子供たちを中心に
器具運動時のポイントを種目ごとに分けて載せています。
小学生になると様々な器具運動を行う機会が増えます。
ここに載せたポイントを役立ててみてもらえたらと思います。
第二回のテーマは「マット運動」です。
今回は先月の「前転のやり方」に続いて「後転のやり方」のポイントを
動作の順番に載せていきます。

まず、マットの上に(後ろ向きで)しっかりと立ちます

しゃがんで、手を耳のそばに持って行きます。
(※1 お尻はマットにつけない)
(※2 手の形は手の平を上に、指先は後ろへ向けます)


その状態のままマットの出来るだけ遠くにお尻をつき、勢いをつけ後ろに転がる。
(※1 お尻→背中→肩→頭→手の順でマットにつきましょう)
(※2 回る時に頭の後ろ側がマットにつくようにしっかりおへそをみて背中を曲げましょう)


手がマットについたら腕の力でからだを支え、マットを押し出し、腕を伸ばしていきます。
(※1 手の平でしっかりマットを押しましょう)
(※2 最後にしっかりと立てるように、ヒザやスネではなく足の裏をマットにつけます)

ひざを伸ばし、足を揃えて立ちます。
後転(後ろ回り)は、
回る方向が見えず不安・恐怖心があり難しい動きですが、
やはり前転と同じくマット運動の基本動作の一つです。
最初はお父さん・お母さんに支えてもらいながら、
柔らかいお布団やクッションの上で練習してみましょう!
かっこいい後転をして、クラスのヒーローに☆
2014年4月27日(日)
スポーツコーディネーター:三田
前転のコツ☆
皆さんこんにちは、スポーツコーディネーターの三田です!
先月よりこのブログで4月から小学生になる子供たちを中心に器具運動時のポイントを種目ごとに分けて載せています。
小学生になると様々な器具運動を行う機会が増えます。
ここに載せたポイントを役立ててもらえたらと思います☆
第二回のテーマは「マット運動」です。
今回は「前転のやり方」について動作の順番に載せていきます。

まず、マットの上にしっかりと立ちます

しゃがんで、手の平をマットに付けます。
(※1 手はなるべく自分の足の近くにつきましょう)
(※2 手はしっかり開いて指をのばしてパーのかたちでつきましょう)

マットに手をつけたまま、自分のおへそを見ながらお尻を高く上げます。
(※1 回る時に頭の後ろ側がマットにつくようにしっかりおへそをみて頭を曲げましょう)
(※2 お尻を上げないとうまく前に回れないので、しっかり上げましょう)


写真③の状態から前方に頭の後ろ側をついて回ります。
(※1 額や頭のてっぺんがつかないように注意しましょう)
(※2 回ってるときひざは曲げたままで、足を伸ばさないように注意しましょう)

ひざを曲げたまま足を揃えて立ちます。
(※1 手はマットにつかないで立ちましょう)
前転(前回り)はマット運動の基本です。
綺麗な前転ができるととてもかっこいいので、ここに挙げたポイントに注意しながら練習してみましょう!
2014年3月26日(水)
スポーツコーディネーター:三田
なわとび ~ジャンプの仕方~
スポーツコーディネーターの三田です!
いよいよ新入学の季節がやってきました。
新しい学校生活に胸を躍らせている子供達も多いのではないでしょうか。
4月から小学生になる子供たちむけに
今月から器具運動時のポイントを種目ごとに分けて載せていきたいと思います。
小学生になると様々な器具運動を行う機会が増えますからね・・・
お父さんお母さんも教えてあげてくださいっ!!
ここに載せたポイントを覚えて、格好よくなわとびを飛べば学校のヒーローに!
(近づけると思います)
さて第一回のテーマは「なわとび」、ポイントは「ジャンプの仕方」です。

このように足の裏全体を使って跳ぶのではなく

つま先だけを使ってジャンプします。
そのとき、膝をしっかりと伸ばし両足を揃えてジャンプします。
つま先だけでジャンプすることで縄が引っ掛かりにくくなりますし、
リズム良く跳ぶことができて、色々な技へのチャレンジも可能になります。
ジャンプの仕方を覚えてどんどん縄跳びにチャレンジしてみましょう!
それでは来月もお楽しみに☆☆
2012年12月28日(金)
スポーツコーディネーター:小川
公園でできるスキーのトレーニング
スポーツコーディネーターの小川です。
ウィンタースポーツの季節がやってきました!スキーやスノーボードなど色々なウィンタースポーツがありますが、今回はスキーのトレーニングを公園でやろう!!です。
スキーでは下半身の筋力ばかりが注目されますが体幹をしっかり鍛えるとスキーはとっても安定します。
スキーではターンをするたびに上半身と下半身の向きが変わります。上半身と下半身を別々にひねる動作を繰り返えしながら、転ばないようにバランスをキープするために体幹部が重要な役割をはたしています。一般的な体幹トレーニングは、体を移動しないで行ないますがスキーは常に滑って動いているので、移動しながら行う「ランジウォーク」をご紹介します。
「ランジウォーク」Part1 *背筋を伸ばすことで、背筋・腹筋が鍛えられます。
① 足を腰幅に開いて立ちます。

両手は腰につけ、右足を1歩大きく前に踏み出します。
②上半身は背筋を伸ばし、右ひざをゆっくり曲げていき、左足のひざが地面に着くギリギリで止めます。

③まげた膝を伸ばし、左足を前に踏み出します。②と同じように、背筋を伸ばし、左ひざをゆっくり曲げていき、右足のひざが地面に着くギリギリで止めます。

④①~③を繰り返し、全部で10歩進みましょう。
※膝に痛みのある方は一歩の幅を狭くしてはじめましょう。
「ランジウォーク」Part2 *上半身が鍛えられます!
Part1と基本的なやり方は一緒です。今度は、両手の位置が変わります。
①両手を前に伸ばし手の平をあわせます。
②Part1①同様、右足を1歩大きく前に踏み出します。右足を出したときに上半身を右にひねります。

次に、背筋を伸ばし、右ひざをゆっくり曲げていき、左足のひざが地面に着くギリギリで止めます。
③まげた膝を伸ばしながら左足を前に踏み出します。このとき、上半身を左にひねります。

②と同じように、左ひざをゆっくり曲げていき、右足のひざが地面に着くギリギリで止めます。
④①~③を繰り返し、同じように10歩進みましょう。
「ランジウォーク」Part3 *最難関!Part1、Part2をマスターしたら挑戦しましょう。
上半身をひねったときに、体がフラフラしないように気を付けましょう!
Part2と手の位置は同じですが、今度は、体をひねる向きが変わります。
①両手を前に伸ばし手の平をあわせます。
②Part1①同様、右足を1歩大きく前に踏み出します。右足を出したときに上半身を左にひねります。

次に、背筋を伸ばし、右ひざをゆっくり曲げていき、左足のひざが地面に着くギリギリで止めます。
③まげた膝を伸ばしながら左足を前に踏み出します。このとき、上半身を右にひねります。②と同じように、左ひざをゆっくり曲げていき、右足のひざが地面に着くギリギリで止めます。
④①~③を繰り返し、同じように10歩進みましょう。
なお、膝や足首に痛みのある方は無理をしないようにして、歩幅を狭くして行ないましょう。ポイントは、上半身の姿勢を保つことです。背筋を伸ばすことを心がけましょう。
ランジウォークpart1から始めて、part2、part3と挑戦し、上半身を鍛え、
冬のゲレンデのヒーロー、ヒロインを目指してみてはいかがでしょうか。