第3回「はけの自然とくらしのフォーラム」開催レポート

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2024.05.07

第3回「はけの自然とくらしのフォーラム」開催レポート

春の訪れを感じさせる穏やかな霧雨の降る中、第3回となる「はけの自然とくらしフォーラム」(以下はけフォーラム)が国際基督教大学(以下ICU)にて開催されました。第1回、2回はコロナ禍のなかオンラインでの開催でしたが、今回は初の対面式とオンラインでのハイブリット開催です! 参加者には、はけ周辺で活動する6区市から、大学・企業・行政・NPOなど産官学民35団体から緑地所有者や管理者を含む多彩な方々が集まりました。

今回のテーマは「自然共生サイト」認定制度について。環境省からの説明と、認定サイトとなった2サイトからの実例紹介、後半には「ICU 三鷹キャンパスの森」を散策する現地見学会も行われました。参加者の皆さんは、はけ周辺の生態系のかけがえのなさの認識を新たにし、自然共生への協力を確認し合う充実した内容となりました。

 

開催の様子は下記のYouTubeからも配信しています!ぜひご覧ください!

https://youtu.be/q3Z9_4uNp4w

 

◉はけとは

「はけ」とは国分寺崖線の一部を地域の人たちが呼びならわした別名です。JR中央線の南側に横たわる国分寺崖線と立川崖線は、古代多摩川が南へと流れを変えていく過程で武蔵野台地を削り取ってできた河岸段丘の連なりのこと。崖線には湧水が多く、市街地の中の親水空間として、また野鳥や小動物の生活空間として貴重な自然地となっています。

 

◉「はけの自然とくらしのフォーラム」について

東京の自然のシンボルであるこれらの崖線を一体的に保全活用するためのプラットフォームとして「はけフォーラム」は開催されています。崖線上や周辺緑地を管理・所有する主体を主としたネットワークを構築し、情報交換や協働による取り組みを推進することを目的としています。

 

◉実施概要
⽇時:令和6年2⽉22⽇(⽊) 13:30〜16:30 (13:00〜受付開始)

共催:武蔵野の公園パートナーズ/NPO法⼈Green Connection TOKYO

協⼒:学校法⼈国際基督教⼤学

後援:東京都/国分寺市/三鷹市/府中市/⼩⾦井市/調布市

会場:国際基督教⼤学三鷹キャンパスの森 ダイアログハウス(⼤学⾷堂2 階)(オンライン参加あり)

参加者: 崖線緑地に関わる行政・企業・大学・NPO団体等より90名(対面65名・オンライン25名)

◉次第

1. 開会のご挨拶 ……武蔵野の公園パートナーズ本部 清⽔ 卓

2. 趣旨説明•過去フォーラムの振り返り…NPO 法⼈ Green Connection TOKYO佐藤留美

3. 参加団体の紹介

4. 「⾃然共⽣サイト」について…環境省 関東地⽅環境事務所 ⼀宮勢⼦⽒

5. 【情報提供】「東京都の取り組み 環境省との制度連携協定」…NPO 法⼈ Green Connection TOKYO佐藤留美

6. 【認定サイト事例】「⽇⽴製作所国分寺サイト 協創の森」…株式会社⽇⽴製作所中央研究所 布袋和博⽒

「ICU 三鷹キャンパスの森」…学校法⼈国際基督教⼤学 中嶋隆⽒

7. トークセッション

8. 現地⾒学会(国際基督教⼤学⇒野川公園)

9. 閉会のご挨拶

 

◉会場の様子

会場はICU三鷹キャンパスの森の中にあるダイアログハウス。大学食堂や国際会議室が入った建物で、ゆとりのある空間とガラス張りの光をふんだんに取り込める設計が気持ちのいい会場です。参加者席はモニターに対してコの字に配置され、参加者全員がフラットな立場になるよう配慮されていました。

 

◉開会の挨拶、趣旨説明、過去フォーラムの振り返り、参加者紹介

武蔵野の公園パートナーズパークコーディネーター最首希咲の司会進行で和やかに始まり、開会冒頭には武蔵野の公園パートナーズ本部 清⽔ 卓から開会の挨拶がありました。続けてNPO 法⼈ Green Connection TOKYO(以下GCT)代表理事 佐藤留美より、前回までの実績と課題が報告されました。さらに、参加団体をひと組ずつご紹介し、それぞれのお顔が見えたところで、環境省 関東地⽅環境事務所 ⼀宮勢⼦⽒から「自然共生サイト」がどのような背景から制定されたものなのか、認定に関する基準や認定例などの説明がありました。

 

「自然共生サイト」について 環境省 関東地方環境事務所 一宮勢子氏

・「自然共生サイト」制度設立の背景

「自然共生サイト」は、急速な生物多様性の減少に対応するため「昆明・モントリオール生物多様性枠組」で採択された「30by30」(陸と海の30%を保護地域にすること)を背景に、生物多様性保全を目指すため環境省が設けた制度です。

生物多様性の保全が行われているエリアが「自然共生サイト」に認定され、そのうち民間のエリアはOECMとして国際データベースに登録されます。

・認定に関する基準

認定に関する基準には、明確な活動範囲と所有者・管理者の合意、生物多様性の価値の提示、将来の保全計画が含まれ、申請は土地所有者、活動責任者(管理者)、または地方公共団体の代表者が行い、認定は環境大臣により行われます。

令和5年度後期の申請から、東京都の「江戸のみどり登録緑地」および生き物共生事業推進協議会の「ABINC認証」との間で、予備審査などに関して連携を開始しました。

 

・認定済みサイト

令和5年度前期には都市公園や緑地など122サイトが認定されました。

・はけ周辺での 認定サイト

・インセンティブ

認定されたサイトへの支援者には「支援証明書」の発行が検討され、派遣専門家やモニタリング手法の開発も進められています。その他の具体的なインセンティブは検討中です。

・地域連携のためのツールとして活用

こうした「⾃然共⽣サイト」の制度は、様々な企業や地域が連携していくためのツールの⼀つとして活⽤できるのではないかと考え、この制度を通して、様々な主体や地域が豊かな⾃然環境を創出していければと願っています。

・東京都の「江戸のみどり登録緑地」の連携について

GCT 佐藤留美より、環境省の「自然共生サイト」と、東京都の生物多様性保全事業である「江戸のみどり登録緑地」が連携協定を結び、申請時に東京都がサポートすることで、事務手続きが円滑になったとの追加情報がありました。自然共生サイトとの制度連携は自治体として全国初です。

 

認定サイト事例紹介

続いて、はけ周辺で令和5年度に認定された2サイトの事例紹介です。

 

「⽇⽴製作所国分寺サイト 協創の森」については、株式会社⽇⽴製作所中央研究所 布袋和博⽒から、野川の源流である大池などの自然環境の紹介とともに、日立グループとしてのサステナビリティに対する取り組みについての説明があり、認定までの詳しい経緯についてお話しいただきました。

「ICU三鷹キャンパスの森」については、学校法⼈国際基督教⼤学 中島隆⽒より、国分寺崖線周辺の土地の歴史と生物多様性についての紹介があり、こうした歴史と自然の環境を、研究や教育・地域との協働に活用していく役割の重要性についてのお話がありました。

「日立製作所国分寺サイト 協創の森」

株式会社 日立製作所 研究開発グループ研開庶務・安全衛生・環境・施設部 布袋和博氏

・「協創の森」の環境

日立製作所国分寺サイト(中央研究所)にあり、令和5年度前期に「自然共生サイト」として認定されました。敷地は約22万平方メートルで、そのうち約9万3,000平方メートルが緑地。敷地内に数箇所の湧水があり、野川の源流のひとつとなっています。

 

・申請の背景

国際的な「ネイチャーポジティブ」の動きに応じて、G7サミットで「30by30」が掲げられ、環境省がOECMを重視した「自然共生サイト」の認定を始めたことを受けて、日立は「環境ビジョン」で「自然共生社会」を目指し、2050年までのKPI目標を設定しました。

・検討作業

認定条件確認のため、環境省に条件や制約について問い合わせをしたところ、丁寧な対応に登録へのハードルが低くなりました。

・予備調査および申請作業

地域環境計画とNPO法人Green Connection TOKYOによるプレ調査を実施。調査結果やアドバイスを元に、具体的な申請作業を行いました。

 

・アピールポイント

定期的な緑地管理や生物調査・野鳥観察・環境DNA調査も実施。また、庭園の公開を通じて地域交流を行っています。

 

・今後の取組み

環境活動を社内外にアピールし、従業員の参加を促進。自然資産の再生や補強のための基礎作りを検討していきます。

 

◉「ICU三鷹キャンパスの森」 学校法人国際基督教大学 中嶋隆氏

・「ICU三鷹キャンパス」概要

中央部の建物の周囲を豊かな自然が囲む形で形成されており、令和5年度前期に「自然共生サイト」に認定されました。

 

・周辺の歴史と緑の成立

大学のある場所は古代から環境条件の良い土地で、近世には「ススキが原」が武蔵野のイメージでした。近代になり、雑木林や屋敷林が形成され、これらがキャンパスの緑の原型となりました。戦後の献学後には学内にサクラやイチョウなどの植栽が行われました。

 

教員住宅建設用地の発掘現場(縄文遺跡)

 

キャンパス内桜並木(戦後の植栽)

 

・価値

「二次的な自然環境であること」や「希少な動植物の生息地である」などの価値が認められ、「自然共生サイト」として認定されました。また、キャンパスの緑は学内では研究・教育に活用され、地域へも開かれています。

アナグマ成獣(希少な動植物の生息地)

 

近隣住民の落ち葉履き(地域協働)

 

環境アセスメント実習

 

崖地実踏調査実習

 

考古学実習による発掘調査

 

親子デイキャンプ(地域連携)

 

・問題と課題

ナラ枯れ病が現在の主な問題であり、感染木の伐採が進行中。

今後の課題としては、「管理ルートの整備」や「雑木林再生プロジェクト」が挙げられ、学外を含めたサポート組織の立ち上げを計画しています。

ナラ枯れによる被害の様子

 

◉トークセッション

会場でのフォーラムの最後は、トークセッションとして、国⽴⼤学法⼈東京農⼯⼤学 農学部 植⽣管理学研究室 准教授 吉川正人氏から「自然共生サイト」認定基準についての質問や、株式会社地域環境計画/特定⾮営利活動法⼈地域⾃然情報ネットワークの増澤直氏から、愛知県にある⼯場地帯の企業12 社が連携して認定されたサイトの事例紹介、国分寺市まちづくり部まちづくり計画課 小川登氏より、国分寺市の生物多様性関連の取り組みについてなどがありました。

国立大学法人東京農工大学 農学部 植生管理学研究室 准教授 吉川正人先生より、自然共生サイトへの登録条件についての質問

・生物情報の公開義務について「希少種が確認された場合、外部からの悪影響など懸念がある」

→ 申請時に提出された情報は環境省のホームページで公開されます。希少種の種名は公表について検討し、最終的に申請者に確認を経て公表します。原則として具体的な種名の公表は避ける方向です。(環境省 関東地方環境事務所 一宮勢子氏)

・保全管理活動に関して「大学のキャンパスなどでの通常の管理に加え、追加の保全活動が必要となるのか?」

→「自然共生サイト」はすでに生物多様性の価値のある場が認定される。現在の管理内容を継続していただくことで生物多様性が保全されると考えられるので、追加の保全活動は必須ではないが、5年に1回モニタリング結果を提出してもらう必要がある。(一宮氏)

 

株式会社地域環境計画/特定非営利活動法人地域自然情報ネットワーク 増澤直氏より追加情報提供

「エコレコあいち」の事例:愛知県における工場地帯12社の連携により、「自然共生サイト」認定を達成。各企業が異なる特性を持つ緑地を維持管理し、地域全体の生物多様性の保全に寄与することができました。緑の連続性を確保し、生態系の回復を促進しています。

 

国分寺市まちづくり部まちづくり計画課 小川登氏より、国分寺市の取組みについて

国分寺市では市内の動植物調査を現在行っています。また環境基本計画の改定にあわせ、未策定であった生物多様性地域戦略を基本計画に組み込むべく検討中です。

 

◉現地見学会

会場から外に出て「ICU三鷹キャンパスの森」の現地見学は、心配された雨も止み、参加者全員でICUの森から崖線林を抜けて、野川公園まで歩きました。参加者にはイヤホンが配られ、武蔵野の公園パートナーズ パークレンジャー ⾦本敦志の解説を聞きながら普段は入れない森の中に分け入ります。はけの自然環境をよく知る参加者も森の深部へ足を踏み入れる貴重な体験と、研究者の先生たちによる現場の声に、熱心に耳を傾けていました。

進行/武蔵野の公園パートナーズ パークレンジャー 金本敦志

 

・国の登録有形化財「泰山荘」

泰山荘表門

 

学校法人国際基督教大学 中嶋隆 氏

「泰⼭荘」は実業家であった⼭⽥敬亮が茶室として建てた国の登録有形⽂化財。⼤学祭のときには建物を一般公開しています。

 

・キャンパス内の樹林環境(ナラ枯れの状況や防止策について)

クリアファイルトラップ

 

国立大学法人東京農工大学農学部附属広域都市圏フィールドサイエンス教育研究センター准教授 吉田智弘 氏

ICUではナラ枯れのため3年間で約200本の木を伐採するほど、深刻な状況です。対策としてはクリアファイルのトラップを利用し、キクイムシの発生を防ぐ試みを行いましたが、大量の捕獲があるものの、根本的な防除にはなりませんでした。コナラやクヌギが優占する林の形成が問題の一因なので、将来的には土地の歴史に適した植樹を行い、病気に強い森にする必要があります。

 

ICUの林は、昔は農家が木を切り薪として使っており、落ち葉掃きも行っていました。しかし、薪の使用が減少し管理が行われなくなり、木が大きくなったため、キクイムシの影響を受けてナラ枯れが広がっています。多様性を保つためにも林の管理が必要と考えます。

 

・キャンパス内の樹林環境(自然共生サイト内に生息する生き物について)

学校法人国際基督教大学 生物学・環境研究メジャー 准教授 上遠岳彦 氏

20ヶ所に赤外線カメラを設置し、アナグマとタヌキの生態を調査しています。ほかにもアライグマ、ハクビシン、ネコなどが観察されています。60年代70年代から都市の自然が豊かになったことで動物たちが都心回帰しており、アライグマの被害など人間との軋轢も生まれています。観察による生態データを利用しつつ豊かな多様性を保って動物と人間が共存できる社会ができることを願っています。

 

野生動物調査用センサーカメラ

 

ホンドタヌキ

 

・縄文遺跡や第二次世界大戦中の爆弾跡など土地の歴史について

学校法人国際基督教大学 考古学研究室 講師 林徹 氏

はけ(国分寺崖線)は水が非常に古い時代からあるので、多様な生き物や人間も集まります。これにより、はけ周辺には層状に積み重なった遺跡が残っています。ICUでは開学当初から遺跡を認識し、実習として発掘作業を続けてきました。縄文人は我々の直接の祖先。自分や、人間とは何かを考える上で非常に重要なヒントを与えてくれます。

また、ICUの森の中に第2次世界大戦の終盤、1944年12月にアメリカ空軍のB29が爆撃を行った痕跡が窪地として残っています。こちらも土地の歴史を残す場所として調査し、教材の一部となっています。

 

 

・竹林管理について

学校法人国際基督教大学 環境研究メジャー 准教授 藤沼良典 氏

70年ほったらかしにされていた竹林なので密生が進んでしまっています。学生と野外実習で間引いたり、タケノコを掘ったりしていますが、なかなか追いつけません。最近では学生がボランティアグループを作って週に1回切ってくれているので、改善するかもしれません。切った竹を竹炭にしようという計画もありますが煙の問題で実現はしていません。

 

・崖線の植生と生物多様性

国立大学法人東京農工大学 農学部 植生管理学研究室 准教授 吉川正人 氏

崖線林には「雑木林タイプ」と「屋敷林タイプ」の2つのタイプがあります。「雑木林」は中世から昭和初期までの里山的な利用を継承し、コナラやアカマツが主体で過去の利用環境を引き継ぐ場所。一方、「屋敷林」は神社やお寺周辺に残り、シラカシやケヤキが中心になります。生物の種類は少ないのですが、気候変動が進む中で未来の生態系の受け皿となる可能性があります。国分寺崖線と立川崖線ではこれらの2つのタイプが共存していますので、各サイトでの林の特徴を認識することが管理計画に重要となります。

 

・次世代の苗木育成(ナラ枯れの影響を受けている雑木林再生のための取り組みについて)

国際基督教大学  生物学・環境研究メジャー 准教授 上遠岳彦氏

雑木林の再生には、木の切り株から芽を生やす「萌芽更新」と呼ばれる方法がありますが、樹齢が40年以上経過すると限定的にしか成功しなくなります。このため、「実生更新」が必要です。実生更新では、その土地で育った苗が地域の特性に合致し、成長しやすくなります。そのため各地で展開されている「地域性苗木」のプロジェクトが重要視されています。

事例①:都立武蔵野公園での取り組みとして、公園の中の畑で、国分寺崖線で拾ったどんぐりと、既に芽が出ている小さな実生木を畑に植えつけて、国分寺崖線やICUに戻していく
事例②:浅間山公園でどんぐりを拾い、家に持ち帰ってポット苗で育て、植え戻す取り組み

 

・都立野川公園自然観察センターリニューアル

武蔵野の公園パートナーズ パークレンジャー 山田陽子

自然観察センターは36年ぶりの建て替えを行い、来年度にリニューアルオープン予定。新センターでは展示、レクチャー、ボランティアの三機能が中心となります。はけの自然や文化、歴史の保全を担う中核となるセンターにしていきたいと考えています。

 

◉閉会の挨拶

NPO 法⼈ Green Connection TOKYO佐藤留美

参加者の皆様の貴重なお時間をいただき、初めて対面で行うことができたこと、⼤変ありがとうございました。会場で登壇していただいた⽅々や現地⾒学の解説をいただいた先生⽅、会場をお貸しくださった ICU の皆さまに改めて感謝を申し上げます。

今回は新たに、国分寺崖線の中下流域、また立川崖線沿いの関係者の皆さまにもご参加いただきました。はけフォーラムを通して、「人がつながれば、みどりがつながる」ことを実感しています。

また今回の感想やご意⾒から、次回のフォーラムへつなげていきたいと思います。ありがとうございました。

◉まとめ

はけ周辺で緑地を持つ企業、学校、公園、行政、活動団体等が⼀同に集まり、交流を重ねることは、崖線緑地の保全・活用を考える上でも、地域のコミュニティーとしても大変重要な意味を持つことです。今回のフォーラムではエリアも広がり、多くの参加者が集まりました。こうした関係者が、共に貴重な講演を聞き、崖線緑地を見学しながら意見交換ができたことは、とても有意義な機会だったと思います。

東京都の緑の骨格軸とも呼ばれる国分寺崖線・立川崖線周辺の自然環境をより良い形で未来に残していくことは、都心と自然の間にくらす私たちの責任ではないかと感じます。

はけフォーラムが開催されることによって、地域の皆さんの崖線(はけ)への関心が高まり、地域のくらしもまた、より豊かなものになっていくことを願います。

 

◉参加者の皆さんからのご感想(一部紹介)

 

制作:はけの道編集室(合同会社ニーヨリー)