武蔵野地域にある都立公園のオフィシャル情報を発信しています。

むさしのの都立公園

自然を満喫

公園には雑木林や小川など、むさしのの貴重な自然が、今もなお残っています。 季節の変化を感じたり、たくさんの生きものに出会ったり、公園の自然を満喫しよう!

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  11. No.9-2 武蔵野の公園で見られるチョウ
  12. No.9 武蔵野の公園で見られるチョウ
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  1. No.1 どんぐり木の実

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各公園のおすすめの樹木を紹介する樹木観察マップ。マップを持って公園の木を観察しながら歩いてみませんか。

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  1. 【武蔵野公園】 樹木観察マップ
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パークレンジャーからのメッセージ

パークレンジャーが季節のオススメ情報や自然の見方をガイドします。

2020年4月30日(木)

モズの子がんばれ!

若葉の季節が進み、外の景色が青々としてきました。新型コロナウイルスの影響で人の生活は一変しましたが、自然は変わらず、いつも通りの時が流れています。

耳を傾けると鳥たちのさえずりがいたるところで聞かれ、そろそろヒナが見られるかなと思っていたところ、かわいらしい子を見つけました。

1

まだあどけない顔のモズの子!くちばしが黄色っぽいのは幼鳥の特徴です。最近巣立ったのでしょうか?ちょこちょこと動き回っていたので様子を見ていると…

2

一点をじっと見つめて動かなくなりました。よく見ると翼に目立つ白い点が見えます。これがあるのは男の子。それにしても何見てるの?

3

口を大きく開け、ビービーと鳴きながら羽をバタバタさせ始めました。

4

すると親鳥がさっそうと登場!翼に白い模様がありません。お母さんモズです。

5

お母さんは子どものためにエサを取ってきていました。どうやらコガネムシのようです。

「もうガマンできない!」というように子どもは一生懸命に羽ばたきながらおねだりしています。まだ自分ではエサが取れないようで、そのおねだりはあわただしく、必死さが見てとれます。

 

6

エサやりが終わるとお母さんはすぐ木のてっぺんに飛び移り、見張りをしながらまたエサを探し始めました。子のために頑張るお母さん!凛々しいですね。

 

7

そして子どもは自力でエサとりの練習!チョウを追いかけて逃げられていました。お母さんのようなたくましい大人になるには、まだまだ時間がかかりそうです。

 

こうして外の世界に飛び出したばかりの子を見ていると、がんばれ!と応援したくなってしまいます。

私たちも初めての事態でまだ先が見えないことが多く、不安な声もたくさんありますが、今ががんばり時!こんな時でも変わらない自然に目を向け耳を傾け、癒されながら一緒に頑張りましょう!

2020年3月31日(火)

冬芽のカプセルからこんにちは!

桜が散ると若葉の季節、という例年のパターンとは違って

ことしは、桜の開花とともに樹木によっては若葉が出始めています。

写真1コナラ

写真2ミズキ

銀色の毛がやわらかく光るコナラ、つややかな若葉と赤茶色の枝のコントラストが美しいミズキ。

樹木ごとの個性が際立つのが芽吹きのときです。

この若葉たちは、小さな冬芽の中にどうやって納まっていたのでしょうか。

毎年不思議な気持ちになります。

小さな冬芽のカプセルがほどけると、花や葉が噴き出すようにどんどん出てきます。

次の写真はクヌギの冬芽と芽吹きです。

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写真4クヌギ

クヌギは萌黄色の雄花に目を奪われますが、花の付け根にはまだ小さな二つ折りの葉も見えています。

クヌギの葉は冬芽の中に二つ折りにしまわれていたようですが、もっと複雑なしまわれ方の葉もあります。芽吹いたばかりのカエデはよく見ると、山折り谷折りのような筋目がきれいについています。

写真5カエデ

葉脈ごとにきちんと折りたたまれて冬芽の中に折りたたまれていたのでしょう。

数年前ですが、春先、ユリノキの枝が下に落ちているのを拾いました。

冬芽がついていたので中を見たくてむいてみました。

写真6 ユリノキ

小さな芽の中に、小さな小さな葉っぱの赤ちゃんが

7枚まで確認できました。この赤ちゃんがどんどん大きくなって噴き出るように芽吹く春。

芽吹きは日に日に姿を変えるので、毎日の出会いが楽しみです。

2020年2月27日(木)

春はどこから?

暖かい日が続く今年ですが、生きものたちの動きも早いようです。

動物たちの動きも、何となくそわそわと忙しなくなってきました。

早春の花は、今のところ例年よりも10日~2週間ほど早く咲いてきています。

中には、咲く順番が、いつもと違う花たちも。

 

植物も鳥も昆虫も、それぞれの方法で「春」を計算し、季節を計っています。

例えば、植物でも、気温を感じて咲くもの、日照時間の長さで咲くものなど、様々です。

生きものによって、「春」の定義は違うのです。

 

生きものたちが出てくる順番を見てみると、その違いが分かるかもしれません。

いつもと違う「春」の感じ方、してみませんか?

 

メジロとウメ (2)_s

2020年1月30日(木)

似ている生き物を比べてみよう~ソシンロウバイとロウバイ~

冬に公園をあるいていると、思わず深呼吸してしまういい香りに出会います。

 

香りのよい花をつける冬の木といえば、ロウバイが有名ですね。

今年も自然観察園では、寒空のもと2種類のロウバイが咲きました。

 

華やかな装いのソシンロウバイの花。

写真1

 

そして、ロウバイの花。

内側の花被片が、暗い紫色をしています。

写真2

 

ソシンロウバイとロウバイ。

葉が開く前にたくさんの花を咲かせるので、とても目を惹きます。

花を愛でているとよく気づくのが、枝にぶらさがる茶色の実。

写真3

 

華やかな花にくらべると、色も地味ですし堅そうです。

どんな種が入っているのでしょうか?

早速、カッターで割ってみます。

 

ソシンロウバイには果実が4つ。一つの果実が、長さ2.5センチほどの大きさでした。

顕微鏡で、表面を詳しく観察してみます。

Leica Picture

表面はしわや突起があり、少しごつごつしています。

 

 

ロウバイには果実が3つ。こちらも長さ2.5センチほど。

表面は、ソシンロウバイよりしわが寄っています。

Leica Picture

 

指でつまんでみると…あれ?なんだかふわふわしています。

さらにズームします。

Leica Picture

 

白い毛のようなものが見えます。

果実の表面に生えている短い毛、これがふわふわの正体とわかりました。

 

 

ソシンロウバイとロウバイ。

同じロウバイ属の木ですが、花の色のほかに、果実の毛にもそれぞれの個性がありました。

似ているようで似ていない、そんなロウバイたちを見かけたら、ぜひ近くで観察してみてください♪

2019年12月28日(土)

野鳥イベント目白押し!

紅葉も終わり、本格的に冬がやってきました。

今年も公園には、たくさんの冬鳥たちが来ています!

1

ジョウビタキ(オス)

 

3モズ(メス)

 

2

アオジ(メス)

 

 

4

ツグミ

 

5

シメ

 

野鳥観察が楽しいこの季節。公園では、「野鳥観察マナーアップキャンペーン」というキャンペーンを実施中!ご来園の皆様には、マナーを守りながら、野鳥観察を楽しんでいただいています。

6

 

さらに、キャンペーンと連動でイベントも多数開催!

野川公園では、1/11(土)に野鳥観察会1/19(日)に、「むさしのカレッジ~野鳥観察とペーパークラフト作り~」を開催します♪

7

 

浅間山公園では2/8(土)に、毎年恒例「冬鳥の観察会」を開催します!

そのイベントも講師が丁寧に野鳥観察の方法を教えるので、野鳥観察をしたことがない方にもオススメのイベントです!ぜひ参加してみてください♪

 

8

それでは、来年も皆様に生きものたちとの良いご縁がありますように…良いお年を!

2019年11月29日(金)

ヒマラヤスギの木の下で

秋から冬へ、木々は色を変えて、咲く花もわずかになってきました。

そんな中、公園でよくみられるこんなもの。

写真1ヒマラヤスギ雄花

落とし主は、ヒマラヤスギ。

外国産の木でヒマラヤ山脈周辺から来た針葉樹なので「スギ」と名付けられましたが、実はマツの仲間で、都市の公園にはよく植えられています。

大木になって、人々に木陰を作ります。

そしてこれはオスの花が咲いて落ちたものです。マツの花は春から初夏に咲きますが、ヒマラヤスギは秋に咲きます。落ちた雄花を晴れた日に軽くたたくと、黄色い花粉がたくさん出てきます。

この花粉が飛んでメスの花のところに行くということですね。

ということは雌花も咲いているはずですが、雌花はさがしてもなかなか見つかりません。

一度だけ都内の公園で雌花を見つけたことがあります。いえ、正確には、仲間が見つけたのを教えてもらいました。ヒマラヤスギの実を小さくしてほんのり赤い色になったような花で、1センチもないくらいでした。

 

ヒマラヤスギの足元にはこんなものも落ちています。

写真2タネ付き鱗片

今年大きくなった実(球果)が熟してバラバラになり、落ちてきたのです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

この球果のかけらにはタネもついていますが、よく乾くとかけらから離れてクルクル回りながら遠くへと飛んでいきます。タネがうまく離れて飛んでいくように、バラバラになる仕組みなのかもしれません。

そして人気者のこれも。

 

写真4シダーローズ

 

大きな松ぼっくりのような球果の先だけバラバラにならずに落ちるので、まるでバラの花のよう。

「シダーローズ」というおしゃれな名前で呼ばれることも多いです。

 

また、太い幹は生きものの休み場所にもなっています。草むらのそばの木などにはたくさんの昆虫やクモが上っていることもあります。下の写真のヨコヅナサシガメのように冬を越すのに利用している昆虫もいます。

写真5ヨコヅナナシガメ

 

明治時代のはじめに異国の土地から来て都市の公園に植えられているヒマラヤスギですが、これも都会の自然の仲間。

生きものが様々に利用したり、人が木の下で癒されたり、球果をクラフトに利用したりして、すっかりおなじみになっています。たまには木の下にたたずんでゆっくり過ごしてみてください。何か発見があるかもしれません。

2019年10月31日(木)

冬の訪れとジョウビタキ

一気に気温が下がり、秋らしい日が続くようになりました。

公園には、ジョウビタキがやってきています!いち早く訪れる冬鳥で、この種が来るとようやく秋が来たと実感します。

ジョウビタキ♂

ジョウビタキのオス

 

ジョウビタキ♀

ジョウビタキのメス

 

ジョウビタキは冬を越すために日本へ渡ってくる鳥の一種。

越冬場所でなわばりをもち、目立つ場所で「ヒッカカ、ヒッカカ」と高い声で鳴きながら、「ここは自分のなわばりだよ!」と主張をします。

その特徴のおかげで一度なわばりが分かるようになれば冬の間はほぼ同じ場所で見ることができます。

日頃のお散歩コースでジョウビタキのなわばりを通るようにすれば、毎日会える散歩友達になれるかも♪

ぜひ園内を散策して探してみてください。

 

2019年9月27日(金)

夏から秋へ、「行き合いの空」

今年も、大きい台風が頻発しています。
被災されたみなさまにはお見舞い申し上げます。

 

気温が高い夏のような日があっても、暦の上ではもう秋。
空を見上げても、夏の雲と秋の雲が混在しているような様子を見ることができます。
このような、隣り合う2つの季節を行き交う空を「行き合いの空(ゆきあいのそら)」と呼びます。
新古今和歌集の夏歌にも使われた、趣のある言葉です。

 

台風明けには、この「行き合いの空」と呼べるような空模様が良く見られます。
季節の変わり目の短い間だけ見られる空ですので、この機会にぜひ目を向けてみてください。

9月写真

2019年8月31日(土)

バッタり出会えるかも?

朝晩すずしくなり、季節の変化が感じられる時期となりました。

夜になると虫のこえが聞こえ、少しずつ“秋”の気配を感じます。

 

さて、野川公園の“秋”といえば「バッタ」!

8月上旬には、また翅(はね)の短い小さな幼虫たちでしたが、

いまではモリモリと植物を食べ、立派な翅をもつ成虫になりました。

 

今日は、野川公園にあるバッタたちのすみか「ばったランド」探検をしてみましょう♪

どんなバッタに出会えるかな?

 

 

まずは、北地区の「ばったランド」へ。

一歩、足を踏み込むと…

 

「パタパタパタ‥‥」「ピョン」

 

飛んで草の上に着地したバッタを見つけるのは、すこしだけむずかしいですね。

みなさんは、どこにバッタがいるか分かりますか?

写真1

 

ショウリョウバッタがいました!

「何か用??」とでも言っているかのように、こちらを見ています。

写真1_2 写真2

 

別の草むらをのぞいてみると、どうやら中ほどにバッタの姿が。

写真3

 

オンブバッタです!草に止まってじっと様子をうかがっています。
見つからない自信があるのでしょうか、かくれず葉の上でじっとしています。

写真3_2 写真4

 

他にも、コバネイナゴやクサキリに出会うことができました。

 

クサキリは、緑色型と褐色型があります。

なぜ2つの型があるかというと、

住んでいる場所によって体の色を変えることで、うまく隠れるためです!

けれど褐色型が草の上に来ると、どこにいるか一目で分かってしまいますね。

写真5

 

今度は、わき水広場近くの「ばったランド」♪

ここは北地区の「ばったランド」より少し湿気のある場所です。

森に接していて日陰が多かったり、わき水が近くを流れていたりするためです。

 

いました!キリギリスの仲間、ササキリです。

ササキリは森林性のバッタです。

森に接しているので、こちらのばったランドではササキリに出会うことができるのです。

写真6

 

人が同じ方法で管理している2か所の「ばったランド」。

でも、周りの環境がちがうと、バッタり出会えるバッタの種類もちがうのですね。

まだ出会えていないバッタに会いに、ぜひ遊びにきてください!

 

来月には、7月から順延になっていたキッズレンジャースクールが開講されます。

定員まですこしだけ余裕がありますので、興味のある子どもたちはぜひご参加ください♪

 

 

キッズレンジャースクール詳細↓


20190928キッズレンジャースクール_裏面入稿用

どんな種類がいるのかな?好きな場所はどこかな?

キッズレンジャーになって、パークレンジャーと一緒にバッタについて調べよう!

君の発見が自然観察センターの展示になるぞ!

★イベント情報の詳細はこちら

 

開催日時:2019年9月28日(土)  9:00~12:00

※雨天の場合は9月29日(日)に延期となります。

集合:都立野川公園自然観察センター

参加費:一人税込100円

対象:小学生~中学生

持ち物:帽子、飲み物、あれば虫かご、虫あみ

申込方法:事前予約。都立野川公園サービスセンター(0422-31-6457)にて電話、または窓口で直接お申込みいただけます。

 

 

 

2019年7月31日(水)

暑さに負けるな!!

7月とは思えない寒さが続いていましたが、
先日の台風が一気に夏を運んできたかのような暑さになりました。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

人間にとっては、公園の湧き水や噴水での水あそびが楽しい季節になってきました。

子どもたちはいつも元気いっぱいです♪
これに対し、生きものたちは急激な気温の変化についていけず、少々バテ気味の様子。

 

浅間山公園を調査で歩いていると、樹上から力のない声が・・・。

「ゴアァ・・・ゴアァ・・」

何かと思って見上げると、ハシボソガラスの姿が。

ハシボソトリミング

ちょっと様子がいつもと違うようです。

 

ヨタヨタと地上に降りてきました。
暑がりカラス

いつもは「ガァ!ガァ!」とハッキリした声で鳴いているのに対し、

このハシボソガラスは、口を半開きにして、辛そうな様子。声にも覇気がありません。

この猛暑にこの羽の色では、少々辛いものがありそうです。

 

野川沿いではアゲハチョウの仲間の姿。

クロアゲハ

 

カラスに負けず、黒光りする翅がきれいなクロアゲハ

アゲハチョウ

普段は草原を飛び回るアゲハチョウも川沿いで一休み。

川で水分を吸収し、何とか暑さを凌ごうとしているようです。

 

ずっと観察していたいけれど、暑くてまいってしまいそう・・・

そんな時は暑さを凌ぐべく、武蔵国分寺公園のサクラ並木の木陰を歩いてみます。

実はここのサクラの洞には最近二ホンミツバチが営巣を始めたのです。

古くからこの地域に生息している、とてもおとなしいハチです。

 

いつもはこのように、数匹の見張り役がいるくらいですが・・・。

普段の様子

 

この日は大賑わい!

二ホンミツバチ巣

さすがに暑すぎて、みんなで外にでてきたのでしょうか?

ハチを驚かさないように近くで見てみると、

「ブブブブブブ・・・・」という音が絶え間なく鳴り響いているのが聞こえます。

よく見てみると、ほとんどの個体が巣の入り口に背を向けて、

一生懸命に翅をはばたかせているようです。

 

通常、翅をつかわずにとまっている個体は翅がしっかり見えますが、
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

この時の巣の周りの個体は、ほとんど翅が見えません。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
ハチの身体の周りが白っぽく見えるのは、高速で翅をはばたかせているから。
実は、ハチはとても暑さに弱い種類です。

暑い日には多くの個体が巣の外に出て、全力ではばたいて、

少しでも巣に涼しい風を送り込んで、巣の温度を保つと言われています。

集団の力を利用した、見事な作戦ですね!

 

蒸し暑い日にゆっくり散歩してみると、
生きものたちがあの手この手で涼を得ようとがんばっている姿を見ることができます。

暑い時期だからこそ外に飛び出し、

厳しい季節を生き抜く生きものたちの作戦をじっくりと観察してみてください。

 

ただし、帽子をかぶる、水分を多くとるなど熱中症には

くれぐれもお気を付けくださいね!

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