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むさしのの都立公園

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2021年4月30日(金)NEW

サクラの用心棒

サクラが満開だった早春も終わり、夏に向けて公園や緑道では草木の新緑を広げ、キレイな緑が目を楽しませてくれます。

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サクラももうすっかりと葉桜にかわり、のびのびと葉を広げています。

その葉をよ~く見てみると

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葉の根元に突起が二つ付いています。

この突起は「花外蜜線」といわれるもので、サクラ以外にも色々な植物にこの突起があります。

字の通り、花以外にある蜜を出す部分で、この蜜線からわずかに出てくる蜜でアリを引き寄せます。

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葉をいっぱい出したサクラの木の下にいて、毛虫が落ちてきた経験はありませんか?

実はその毛虫、この蜜を食べに来たアリに葉から落とされた毛虫かもしれません。

サクラの葉は人間が食べることができるほどおいしい葉で、もちろん毛虫にも大人気。

しかし、サクラは葉を全て食べられてしまうと困ってしまう・・・

そこで葉のすぐ近くから蜜を出して、アリという用心棒を雇い、葉を守っているのです。

 

パッと見るだけでは、小さなアリがサクラを上っているだけのように見えても、実は用心棒をしているなど、自然の中には生きもの同士の様々な関係があります。

なぜこの木に生きものが集まっているのか?

なぜいつも同じ生きものを同じ場所で見るのか?

様々な「なぜ?」を考えながら観察すると、生きものの新しい関係を発見できるかもしれません。

是非、新緑の中、さまざまなものに目を向けて楽しみながら歩いてみてはいかがでしょうか。

2021年3月20日(土)

ニッポン発見 / 

「桜のことば」

今年も花が次々と咲き出して、公園にも春が駆け足でやってきました。

この時期、桜の開花は天気予報で毎日話題となり、公園では見ごろはいつごろになるか、というお問い合わせが増えてきます。

どうしてこのように桜は私たちを引き付けるのでしょうか。

 

古くから日本では、春の始まりを告げる桜を愛でてきたようです。各地に「種まき桜」と名付けられた古木が残されていますが、これらは農事の始まりを知らせる木として大事にされてきました。

また、和歌や俳句などたくさんの文学に桜が登場してきました。現在の歌にも桜を歌ったものが多くあります。そこで、今回は桜にちなんだ言葉を取り上げてみました。

 

≪花の雲≫

サクラが満開の様子を表すことばです。「花」というだけで桜を指しています。

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コブシだって、ウメだって、満開はすばらしく、春の日差しの中で見ると嬉しくなる気持ちは同じです。でも、確かに一番「雲」の感じがするのはサクラかもしれません。

その秘密は花の付き方にあると思います。

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サクラは、花の柄がウメなどより長く、しかも房になっている外側の柄が長いものが多いです。花がそろってよく見えて、風に揺れやすくなっています。だから遠くから見ると、よりふんわりした感じがするように思います。

 

≪花吹雪≫

はらはらと散る桜は人々に移り行く季節を感じさせます。

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日本に植えられている桜の中では、ほとんどの品種が花びらだけが先に散ります。また、背が高い木が多く花弁も薄いので、風に乗りながら落ちていきます。これが川に落ちて水に浮かび、流れていく様子は≪花筏(はないかだ)≫という美しい言葉で呼ばれます。

 

散る姿を現す言葉は、花びらだけではありません。なんと歳時記には≪桜蕊降る(さくらしべふる)≫という季語もあるのです。

雄しべなどが花びらの散った後に残り、葉桜になったころ実がつかなかった花が萼ごと落ちてきます。華やかな花の季節が去った晩春の様子を表す季語です。

俳句など詩歌を作る人々が、いかに細やかに桜を観察してきたかがわかる言葉ですね。

 

他にも≪花冷え≫≪花曇り≫≪花疲れ≫など桜にちなんだ言葉はたくさんあります。「今日は花冷えだね」というだけで、何かほんのりと豊かな感じになるような気がします。

 

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*西武・武蔵野パートナーズでは、「ニッポン発見」プログラムとして、日本の自然や文化の豊かさ、魅力をブログやイベントを通して伝えています。ブログでは、誰かに伝えたくなるような、ちょっとしたお話を紹介します。

 

2021年2月28日(日)

虹と春と季節の言葉

今年は気温の上下が激しく、生き物たちも戸惑っているように感じます。

先日は、久しぶりの雨の後に大きな虹がかかりました。目にした方もいらっしゃったと思います。

今回は、その虹と春のお話です。

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冬に湿度が低く、晴れの日が多い関東では、実は今の時期に虹が見えることはまれです。

もし見られたとしても、冬は日差しも弱く乾燥しているので、くっきりとした虹が現れにくくなります。

 

日本には、季節を現す言葉がたくさんありますが、一年を72に分けた「七十二候」という暦があります。

その中の一つに「虹蔵不見(にじかくれてみえず)」というものがあり、これは11/22~26頃に当たります。

また、対になるものに「虹始見(にじはじめてあらわる)」というものがあり、これは4/14~19頃になります。

つまり、この間の期間は、昔から虹が現われにくいとされている頃なのです。

それが、春が深くなると共に、だんだんと空気が潤い、雨も増えてきます。

また、日差しが強くなるので、春になると雨上がりに虹を見られることが増えてくるのです。

 

また、「春に三日の晴れなし」という言葉もあります。

春になると、日本の上空を流れる偏西風が強くなるので、高気圧や低気圧の移動速度が速く、高気圧に何日も覆われることはあまりありません。

今回、虹が出たあと急速に晴れ、青空に虹、という綺麗な光景をみることができました。低気圧の移動速度が速いからこそ見られた現象です。

週間天気予報などを見ていて天気が周期的に変わってきたら、それは春の兆しです。

いつもの天気予報も、そんな目で見てみると、新しい発見があるかもしれません。

 

公園では、電線などに邪魔をされることなく、広い空を眺めることができます。

冬の澄んだ空から、白っぽく霞がかかった空になってきたら、もうすぐ春。

足元の変化も楽しいけど、たまには空を見上げてみるのも、面白いものですよ。

2021年1月31日(日)

森づくりの小さな担い手

季節は寒の内、一年で最も寒くなる時期になりました。木々の葉っぱはすっかりおち、

こずえの間から木漏れ日が差し込みます。

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毎年、落ち葉はどんどんと森に降り積もります。

しかし森の中は落ち葉で溢れてしまうようなことはありません。

どこに行ってしまったのでしょうか。

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今の森の様子です。これらの木の葉が全て落ちたはずなので、

もっと降り積もってもいいはずですが・・・

風で飛んで行った?踏みつけられて粉々になってしまった?

 

もちろん、それもあるかもしれませんが、実は森の土の中に秘密があります。

土の中には、落ち葉や枝を食べて暮らしている生きものが数えきれないほどたくさんいます。

降り積もった落ち葉や枝をまずは比較的大きな生きもの、ミミズやワラジムシ、ヤスデなどが食べた後、

さらに小さなダニやトビムシなどが食べて細かくしていきます。

 

このような生きものたちのことを「分解者」と呼びます。

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こちらが昨年の一月にボランティアの皆さんと作った落ち葉プール。

落ち葉があふれんばかりに詰まっています。

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そしてこちらが今年の一月の落ち葉プールの様子です。

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一年ですごく減っているのが分かりますね!

見た目は落ち葉に覆われていますが、少しだけ掘ってみると落ち葉はなくなりすぐに土が見えます。

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その土の中には夏に大人気のカブトムシの幼虫が!実はこの幼虫たちも代表的な分解者です。

カブトムシの幼虫の周りをよく見ると俵の形をした塊があります。

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これがカブトムシの幼虫の糞です。

一つつまんでつぶしてみると。。。

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まるで森の土のよう!

落ち葉や枝が多くの生きものに分解されて、だんだんと土になっていくのです。

こうしてできた栄養満点の土は、森の草木の成長を助けます。

また、色々な生きものが落ち葉や枝を食べながら土の中を移動することで、

土の中に隙間やトンネルができることで水や空気が流れやすくなります。

 

こうして小さな分解者たちが落ち葉や枝で作った土で植物が育ち、

その植物が葉を落とし、また分解される。

このサイクルを繰り返すことで豊かな森がつくられていきます。

自然の中では、長い年月をかけたリサイクルの仕組みが成り立っているのですね。

 

それぞれは小さな生き物ですが、その森を豊かにする大きな仕事をしています。

もし土を掘って見つけた時は、観察が終わったらそっと元通りにしてあげてくださいね。

2020年12月27日(日)

野鳥観察マナーアップキャンペーン開始!

本格的に冬が始まり、寒い日が続いています。

寒さが強まるにつれ、公園には北方から越冬しにやってきた冬鳥たちが次々と到着しています。草花や昆虫が冬眠して、寂しく見える季節ですが、実は寒さの厳しいこの時期は、バードウォッチングのチャンスなのです!

今年は昨年に比べ、厳しい寒波が来ているからでしょうか。寒さを避けて冬鳥が多く来ている印象です。特にツグミは、朝方群れで芝生に下りてエサを探す様子もよく見かけます。

 

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シメ 冬鳥

 

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ツグミ 冬鳥

 

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エナガ 留鳥

 

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カワセミ 留鳥

 

*冬鳥…冬に見られる鳥、留鳥…一年中見られる鳥

 

野鳥観察が楽しいこの季節。むさしのの都立公園では、野鳥や他の来園者にやさしいバードウォッチングをお願いし、野鳥観察時のマナーを強化するための「野鳥観察マナーアップキャンペーン」を実施中です!

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12/15~2/15までのキャンペーン期間中、武蔵野の都立公園の各サービスセンターや掲示板などで正しい野鳥観察マナーを伝えるリーフレットを配布!期間は違いますが、狭山丘陵の都立公園、多摩部の都立公園でも同キャンペーンを実施しています。

また、連動してパークレンジャー撮影の野鳥写真展も開催していますので、野鳥さがしのヒントにしてくださいね♪

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連動イベントも開催予定です!

 

【連動イベント情報】

はじめてのバードウォッチング

主催:小金井市公民館

日時:令和3年1月30日(土)、令和3年2月6日(土) ※連続講座になります。

場所:都立野川公園

詳細は小金井市公式WEBをチェック

 

 

冬鳥の観察会

日時:令和3年2月13日(土)

場所:都立浅間山公園

詳細はイベント情報をチェック

 

※上記イベントは、新型コロナウイルス感染症の状況により、変更になる可能性があります。

 

どのイベントも、講師が丁寧に野鳥の観察方法を教えてくれるので、初心者の方でも気軽に参加できます♪ぜひ参加してみてくださいね!

 

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オオタカ幼鳥 留鳥

 

それでは、来年も皆様に生きものたちとの良いご縁がありますように…良いお年を!

 

※今シーズン、鳥インフルエンザが流行しています。

鳥インフルエンザウイルスは、野鳥観察など通常の接し方では、ヒトに感染しないと考えられています。万が一、死亡した野鳥などの野生動物を見つけた場合は、素手で触らないようお願いします。また、同じ場所でたくさんの野鳥などが死亡していたら、公園サービスセンターまたはお近くの都道府県や市町村役場にご連絡ください。

2020年11月30日(月)

紅葉と落ち葉の楽しみ

気温もぐっと下がってきて、公園の木々もどんどんと紅葉しています。

秋晴れの青い空に、赤や黄色の葉っぱは目を楽しませてくれます。

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黄金色が美しいイチョウや

紅葉

赤色と黄色のコントラストがはえるイロハモミジやコナラ、シデなど。

公園には色々な種類の木があるので、紅葉する葉っぱの種類も色もさまざまです。

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紅葉にもいろいろと条件があり、サクラやモミジなどの赤くなる葉っぱは一日の最低気温が8~9℃を下回るとキレイに色づき、イチョウなどの黄色くなる葉っぱは気温だけでなく日差しが当たる時間で色が変わってきます。

最近朝がすごく寒かったから赤くなってるかな?

日が短くなってるから黄色く変わっているかな?

なんて予想を立てながら歩いてみるのも秋の楽しみの一つです。

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楽しむことで忘れちゃいけないのが紅葉の後の落ち葉です。乾燥した太平洋沿岸の気候が、落ち葉の水分を飛ばすことで砕けやすくなり、降り積もった落ち葉の上を歩くだけでも「ザクザク」「サクサク」と耳を楽しませてくれます。

乾燥しやすいこれからの季節体調に気を付けて、色んな葉っぱの色や音をたのしんでみませんか。

2020年10月31日(土)

ハチだ!?ドローンだ!?その正体は・・

朝晩の冷え込みが少しずつ強くなり、徐々に木の葉も色づいてきました。

 

武蔵野公園や野川公園の野川沿い、浅間山公園のような雑木林では、

秋のノギクの小さな花を楽しむことができます。

 

こちら浅間山公園のシラヤマギク。

シラヤマギク

茶色の多くなってきた森の中で、白い花が一際目を引きます。

今年は11月中頃まではこの姿を楽しむことができそうです。

 

近くで見ていると、花から花へと飛び回っている昆虫が目につきました。

 

花から花へ~というと、みなさんチョウを思い浮かべるでしょうか。

スジグロシロチョウ夏♂ (3)

こんな感じ。

スジグロシロチョウが花にとまって、ゆったりと花の蜜を吸っています。

 

ところが、飛び回る虫の中には、

まったくとまる様子がない種類がいるようです。

オオスカシバ

透明な翅を持ち、縞模様の身体を持ち・・・

ハチかな?と思ったら、どうも様子が違います。

 

これは花壇の花を訪れたオオスカシバという種類。

実はハチではなくこの姿でうまく化けて、身を守っていると言われています。

 

ホシホウジャクとカリガネソウ

こちらは自然観察園のカリガネソウを訪れたホシホウジャク。

翅は透明ではないものの、縞模様がスズメバチを思わせます。

 

ホウジャクとは漢字で書くと「蜂雀」。

文字通り「ハチのようなスズメガ」ということです。

つまり、これらはガの仲間なのです

 

この2種の写真、翅がブレているのが分かるでしょうか。

レンジャーが写真を撮るのを失敗したから・・・ではありません!

 

実はこれらは、空を飛びながら花の蜜を吸うのです。

吸収口

この「へ」の字型に曲がっているのが口です。

 

ヘリコプターやドローンのように、空中で静止しながら、

一生懸命に口を伸ばして花の蜜を吸う。

 

花には虫が集まるだけあって、その虫を食べようとする生きものも多く集まります。

オオカマキリやジョロウグモなど・・・。

ホウジャクガの仲間は、止まらずにはばたき続けることで、

このリスクを減らすことになっているようです。

 

ホバリングには、素早く翅を動かす能力が必要とされており、

ホウジャクガの仲間は1秒間になんと90回!まさに目にも止まらぬスピードです。

写真がブレた理由がお分かりいただけたでしょうか?

 

最新機器にも負けない高度な飛翔能力と、よく見るとつぶらでかわいい瞳。

時には晩秋の小さな花の前で足を止めて、

そんなギャップを楽しませてくれる昆虫たちを観察してみませんか。

2020年9月30日(水)

クズの葉レストラン 秋のお客さま

秋が深まって、過ごしやすい季節になりました。

暑かった夏にぐんぐん伸びたつる植物をいろいろなところで見かけます。

 

そのようなつる植物の中でも、大きな葉を持つクズはよく目立ちます。

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繁殖力が強く、初夏から秋にはどんどん伸びてよく茂ります。

クズの葉には、まるでレストランのようにいろいろな生きものが集まります。

どんなお客様が来ているのでしょうか。

 

たとえば、ゾウムシの仲間。

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コフキゾウムシの仲間です。周りから食べ進み葉っぱに独特の模様をつけます。

 

カタツムリを見かけたこともあります。

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このほかにもカメムシの仲間やハムシの仲間など、いろいろな昆虫が訪れていました。

 

 

さて、秋になり、クズの葉レストランのお客様も入れ替わってきました。

最近はこんなお客様が来ています。

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これはツチイナゴの幼虫です。涙のような模様が特徴です。ツチイナゴはクズが大好物。

実際に食べているところは見ていないのですが、細かい穴を開けるタイプではなく、大きな穴を開けながらたくさん食べていることでしょう。

 

いろいろなお客様が訪れて、今の時期、クズの葉っぱはよく見ると、穴だらけ。

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実は、クズの葉はアメリカ大陸などではやっかいな外来種として知られています。

国際自然保護連合(※)が作成している「世界の侵略的外来種ワースト100」に登録されているくらいです。

日本でも確かに、草木を覆ってしまうことはありますが、たいへんな被害というほどではありません。

クズは日本では在来種(元々日本にあった植物)なので、クズの周辺には、今回登場した虫たちのように、それを食べる生きものや、クズを弱らせる菌などが多く存在しています。それらがクズの繁殖を抑えるのでバランスが取れているから、と言われています。もともとクズのなかったところに新しく入ると、そうしたバランスが取れず、増えるだけ増えてしまって、被害をもたらすことになるのですね。

 

クズの葉レストランに来るお客様たちは、ただクズを食べているだけですが、それが絶妙な生態系のバランスをとることにつながっているのですね。

 

※国際自然保護連合とは…1948年に設立された、国家や政府機関、NGOなどからなる国際的な自然保護ネットワーク。IUCNという略称がよく用いられている。IUCNはInternational Union for Conservation of Natureの略。

 

2020年8月31日(月)

樹液のレストラン

もう夏休みも終わってしまいましたが、まだまだ暑い日が続いていますね。

木陰が涼しい雑木林に入って木を見てみると、酸っぱく香るコナラの樹液にたくさんの昆虫たちが集まっていました。

①

さっそく出会ったのはたくさんのコガネムシ!

背中に白い点があるのはシロテンハナムグリ、模様がないのはカナブンです。

良い場所で樹液をなめようと、押し合い圧し合いで争っています。

 

②

こちらは大きなオオスズメバチ。

樹液をなめているときはとても大人しく、大きな音を出したり触ったり近づきすぎなければ、じっくり観察することもできます。食事の合間に足をなめてきれいにする様子が、指についたソースをなめとる人みたい。

 

③

立派なノコギリクワガタのペアも!

つい捕まえたくなってしまいますが、観察したあとは、もとの場所に逃がしてあげてくださいね。

 

樹液からは独特の香りが漂い、それに虫たちがつられてきて、まるで虫のレストラン!

雑木林に入って樹液を探してみれば、他にも色々な昆虫に出会えますよ♪

食事に夢中の虫たちをじっくり見てみたら、普段は見られない仕草が見られるかも?

2020年7月29日(水)

自然の石鹸と小さな虫

梅雨の長い雨でたわわに実るのは梅だけではありません。

公園のエゴノキにもたくさんの実がついています。

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緑色のサクランボのような可愛らしい小さな実ですが、実は毒があります。

その名も“エゴサポニン”。

毒とはいえ、そんなに強いものではありません。

大量に食べなければ大丈夫です。

 

サポニンと聞いてソープ、シャボンやサボンを連想した方、正解です!

サポニンも石鹸(ソープ)もラテン語のsapo(石鹸)から来ています。

石鹸と同じ界面活性作用を持つ成分で、昔は若い実を洗剤として利用していました。

 

実をペットボトルなどに入れ、勢い良く振ると。

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数個入れただけでこの泡立ち!よく汚れが落ちそうです♪

この成分が口に入ったときに非常にエグイためエゴノキ(エグイ木)の名前が付きました。

 

エゴノキはエゴサポニンで色んな虫や病気から身を守っているのですが、よく見てみる小さな昆虫が実にとまっています。

エゴノキの実を専門に利用するエゴヒゲナガゾウムシという昆虫がいるのです。

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エゴノキの種に卵をうみ、卵や幼虫を実の毒を利用して守っています。

自分の体を守るために毒を持つエゴノキ、その毒を利用して幼虫を守るエゴヒゲナガゾウムシ、自然は思った以上にしたたかなのかもしれませんね。

 

エゴノキの実を観察したら、サポニンからシャボンを思い出し、

帰ったら石鹸での手洗い、うがいをしっかりして、病気を予防しましょう!

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