2020年4月2日
令和2年、玉川上水緑道の桜の風景
不要不急の外出自粛、とても大事なことですね。しかし、そんな間に今年の桜の季節も終わりを迎えつつあります……。
玉川上水緑道は、上流は昭島市から下流は杉並区までエリアが長いので、桜も場所場所で状況が少しずつ違っているようです。そんな中、今回私が(仕事の合間に)しばしたたずんだのが、その名もまさしく「桜橋」の桜です。玉川上水にかかる橋の中で唯一「サクラ」の名を関した――と言いたいのですが、実は「桜橋」は2つあります。小平市と武蔵野市にですが、ここで紹介したいのは武蔵野市関前1丁目の「桜橋」です。
この桜橋の左岸側(下流を見て左側)は、下流のJR三鷹駅に向かって約2kmほどの桜並木が続いています。玉川上水緑道の中で随一の桜並木といえるでしょう。
桜橋は明治22年に架けられたそうで、国木田独歩の「武蔵野」にも出てくるそうです。橋のたもとには、そんな桜橋の由来を刻んだ碑が設けられています。また、小さく目立たない場所にあるのであまり知られていないのですが、国木田独歩の碑も建てられています。興味のある方は探してみて下さい(ヒントは橋のすぐ近く)。
さらに、この桜橋から下流に向かって歩いていくと、途中、玉川上水路の中に、昔の遺物を見ることができます。
石垣? 非常にきれいに並びそろえられていますね??
石橋?
いったいなに??
ぱっと見には何なのかわからないのですが、それぞれに歴史や由来があるのに違いありません。また今度、じっくり検索してみなくては。
不要不急の外出自粛を逆手に取り、たまにはネット検索での歴史探求なんかもいいのではないでしょうか?
p.s.個人的には、この大橋のたもとの桜が一番好きです。橋のたもとという立地と、枝の伸び具合がいいんですね。大橋は、桜橋の2つ下流側の小さな橋です。
その他,園内施設の紹介,季節の花、緑、生きもの| タマ・ジョー