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むさしのの都立公園

玉川上水緑道 オフィシャルブログ

2019年12月11日

レンガ積み古橋に歴史を感じる秋

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玉川上水緑道、どんどん橋からの紅葉です。

 

玉川上水は、多摩川上流の羽村から江戸・四谷までの全長43kmにわたります。1653年に完成したこの上水路は、江戸城中へ飲料水を引く為に人の手によって築かれた人工の水路なのです。

 

350年以上の歴史のある玉川上水に沿って散策道として整備されました玉川上水緑道には、この歴史の深みを感じさせる遺物が現在も所々に残されています。

 

例えば、三鷹市と杉並区の境にある牟礼橋。ここは今年6月に放射5号線、いわゆる東八道路が延長されて 新しく片側2車線の広い道路が開通した、いわばまさしく今の時代を感じさせる場所です。この牟礼橋のす ぐ上流側に、古ぼけた小さな橋がかけられています。これが、どんどん橋です。

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ちょっと目に付きにくいのですが、このどんどん橋はレンガ積みで作られています。これがもう、明治時代を感じさせるとでもいいましょうか、実にノスタルジックなたたずまいなのです。

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そしてこの橋の横に、これまた半分風化したような石碑がたっています。刻まれた文字も私にはほとんど読めないのですが、「石橋建立~~」とだけなんとか読めるところから、今のどんどん橋を作った際の記念の石碑ではないかと思われます。少なくても100年以上前のものではないでしょうか。どなたか、ぜひ解読にチャレンジしてみてください。

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少し調べましたところ、一番最初の石橋としてのどんどん橋(当初は牟礼橋と呼ばれていたらしい)は、宝暦七年(1757年)にそれまでの木橋を石橋に架け替えたものだといいますから、250年以上におよぶ歴史があるわけです(この間に何度か架け替えられている)。

 

いずれにしましても、歴史好き、郷土好き、レトロ好きにはたまらない風景です。この風景にひたり、思いをはせていると、周囲を行き交う自動車の騒音もすっと遠くなり、脳裏には何百年も前のこの場所に暮らし行き交っていた人々と、のどかな田園の風景が広がってくるのです。

 

どんどん橋は、東京都三鷹市井の頭1丁目7あたり、人見街道沿い。京王井の頭線 久我山駅から徒歩約10分 

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