武蔵野地域にある都立公園のオフィシャル情報を発信しています。

むさしのの都立公園

浅間山公園 オフィシャルブログ

2022年7月13日

ヤマユリ開花中です!

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浅間山公園はヤマユリのシーズンです。

園内で集中して咲いているのは、前山北口付近、前山西すその道、あずまや周辺、中山広場周辺です。

近づくと強い香りを感じるので分かります。

 

▼前山北口付近

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▼あずまやからの眺め

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この写真は一部分ですが、見渡すとユリはたくさん。

ここと中山広場周辺は鑑賞スポット。

 

▼富士見看板周辺

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そうそう、富士見看板が新しくなりました。

手描きのイラストで描かれた温かみある看板です。

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▼明大グランド北口付近

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女坂ではギボウシが開花中。

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この記事の写真は7/11現在のものです。

つぼみの状態のものもまだありますよ。

今週いっぱいは楽しめそうです♪

季節の花、緑、生きもの| K.Y.Parkavatar

2022年1月17日

「森キッズDAY_どんぐりde森づくり_in浅間山」を初開催しました!

葉をすっかり落とし、林内がとても明るくなった冬の浅間山公園で、
イベント「森キッズDAY_どんぐりde森づくり_in浅間山」を初開催しました!
『ナラ枯れ後の次世代の森を育てよう!』をテーマに、市民の皆さまといっしょにどんぐり拾いを行い、苗木づくりを行うイベントです。

s-【ポスター】 2021年度_森キッズ_浅間山_ver

 

イベントをガイドするのは、公園で活動するパークレンジャー!
普段は武蔵野公園や野川公園、武蔵国分寺公園などに常駐していて、公園の自然を調査し、利用者の安全を守る仕事や、環境教育のガイドなどを行っています。

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浅間山公園は、ムサシノキスゲやキンランなどが群生する豊かな雑木林環境が残る場所で
すが、数年前より大きな問題が起きています。「ナラ枯れ病」という木の病気です。この病気は、カシノナガキクイムシという昆虫が木の中に入る時に病原菌を媒介することで、ナラやシイなどのどんぐりの実る仲間の木が、次々と枯れてしまうものです。

浅間山公園でも2000本程あるコナラが、2年間で230本以上も枯れてしまい
ました。この公園だけではなく、日本中に広がり、大きな問題となっています。

s-ナラ枯れ病

枯れた木の伐採やトラップによる虫の捕獲など対策はしていますが、 ナラ枯れ病の根本的な対策は見えないまま。。。ただ傍観しているわけにもいかない。。。!
木が枯れていくのを止められないなら、
未来の森を守るためにみんなで次世代の苗木を育てよう!!
そうした地域の想いを、府中市環境保全活動センターさんと一緒にイベントにしました。

 

ますは、どんぐり拾い!あ、もう根っこが出ているものもあるね!

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次に、実生も探したよ。まだ小さな赤ちゃんだね!

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はえている木を取るのはかわいそう・・
そんな声も聞こえてきますが、コナラは明るい場所が好きです。
親の木が真横にはえている状態では、光が足りずにやがて枯れてしまう運命にあります。
ここで苗木にしてあげることは、どんぐりにとっても大切なことなのです。

大切にそだてるからね・・・!

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そして、いよいよどんぐりのポットづくり!
府中市の苗圃で作っている腐葉土を使用しました。
この腐葉土は、市の清掃で集められた地元の落ち葉を資源として再利用するために作られたもの。 栄養たっぷりなのです!

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できたー!!「浅間山公園の森を育てるぞー!!」

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今後は、お家で1年ほど育ててもらって、また浅間山公園に植えに来てもらう予定です。
皆さんの苗木が元気に育ちますように☆彡

イベント,季節の花、緑、生きもの| ぺったんこ草avatar

2021年7月10日

ヤマユリの見ごろが近づいています(210710)

気温が30℃を超える日が増え、

夏本番が近づいてきた印象があります。

夏本番の最初を彩る花のヤマユリが、間もなく見ごろを迎えそうです。

ヤマユリ

7~8割のつぼみが咲き、山中に甘い香りが漂っています。

残りのつぼみも次々開花してきますので、

今週から来週にかけてが、ピークとなりそうです。

まもなく緊急事態宣言下になってしまいますが、

感染症対策を十分にされたうえで、できるだけ少人数・短時間でお楽しみください。

運が良ければ、夏らしいこんな昆虫の姿も・・・!

ヤマトタマムシ

初夏の雑木林らしい生きものたちが、みなさまをお待ちしております♪

季節の花、緑、生きもの| もやんavatar

2021年7月7日

ヤマユリ情報(210707)

浅間山公園のヤマユリがそろそろ見頃を迎えそうです。

まだつぼみもありますが、おおよそ9割が開花しました。

 

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本日の巡回時では、園の中心部、中山周辺がとってもきれいでしたが、

写真を撮るなら前山がおススメ。

運がいいと富士山とのコラボ写真が撮れるかもしれません!

園路近くのヤマユリが甘い香りを伴いお待ちしています。

 

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このままの天気が続けば、予測通り、今週末あたりがピークになりそうです。

梅雨の合間に、感染対策をしてぜひ散策してみてください。

季節の花、緑、生きもの| kokubunji10avatar

2021年7月3日

ヤマユリ情報(210703)

武蔵野公園サービスセンターに、

ヤマユリの開花状況についてお問合せが増えてきました。

 

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本日確認できたのは、約10株。

まだまだ咲き始めといったところですが

つぼみも膨らみ、甘い香りも漂ってきました。

 

このままの天候が続けば、見頃は7/10~20頃になりそうです。

見頃までは、もうしばらくお待ちください。

 

 

 

季節の花、緑、生きもの| kokubunji10avatar

2021年7月1日

ヤマユリ情報(210701)開花しました

雨の日が続きますが、季節は着実に進んでいます。

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多くの方々がお待ちかねのヤマユリが、ようやく咲き始めました!

白く膨らんだつぼみがまだ多い状態ですが、
ポツリポツリと大輪の花がのぞきはじめています。

独特のあまい香りも、まだ山全体を覆うほどではありませんが、
ほのかに漂い始めました。

他にも夏らしい、昆虫の姿も。

ノコギリクワガタ

このままの天気が続けば、ヤマユリの見ごろは7/10~7/20頃になりそうです。

梅雨の晴れ間を狙って、ぜひ散策を楽しんでください!

季節の花、緑、生きもの| もやんavatar

2021年6月27日

ヤマユリ情報(20210627)

まもなく7月。

緑がすっかり濃くなった浅間山公園では、
夏の草花が主役になってきています。

オオバギボウシ

この背の高い白い花はオオバギボウシ。
例年よりも、10日ほど早いようです。

他にも、オカトラノオ、ヒヨドリバナなどが次々開花しています。

これからの時期の主役といえば、何と言っても「里山の女王」、「里山の宝石」などと
呼ばれることがある「ヤマユリ」です。

つぼみ

つぼみがだいぶ白味を帯びてきました。
開花まであと1週間、ピークまでは2~3週間といったところでしょうか。

また随時、当ブログにて開花状況をお知らせしていきますので、ご確認ください!

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2021年5月5日

浅間山公園とムサシノキスゲの紹介動画のご案内(キスゲフェスティバル中止を受けて)

ゴールデンウィーク終盤。

今年は例年よりも早く、ムサシノキスゲが最盛期を迎えました。

200515浅間山公園_ムサシノキスゲ群生

 

ムサシノキスゲ以外にも色とりどりの花々が咲き乱れる風景が見られるこの時期に、

毎年開催するのが、「キスゲフェスティバル」。

【チラシ】2021_0501-9キスゲフェスティバル中止

写真展、ガイドプログラム、クラフト教室など、浅間山の自然をもっと楽しむための

プログラムが盛りだくさんのイベントを開催していますが、

今年は緊急事態宣言の発出を受けて、中止とせざるを得ませんでした。

 

本当はパークレンジャーのガイドプログラムなどで、

もっと浅間山の魅力を知ってもらいたいのですが、

今年は断念せざるを得ません。

 

そこで、せめてもの替わりとして、

レンジャーが浅間山公園とムサシノキスゲの特徴を解説する動画を

作成しました。

園内散策の際、または遠方などの理由のため外出を控えている際に、

ぜひお役立てください。

 

その他、今の浅間山の自然を少しだけご紹介します!

キンランやギンランも、もう少し楽しむことができそうです。

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写真4

 

キビタキなどの夏鳥の声も日々多くなってきました。

(写真提供:府中野鳥クラブ)

写真17(府中野鳥クラブ提供)

 

園路沿いの柵の上では、ヒガシニホントカゲとニホンカナヘビがなかよく日向ぼっこ・・

トカゲカナヘビ

 

生きものたちは今年も変わらず元気です!

新型コロナウイルスが終息し、

1日も早くみなさまと浅間山公園で会える日がくることを祈っております!

イベント,ボランティア,季節の花、緑、生きもの| もやんavatar

2021年3月26日

ムサシノキスゲ発芽確認

サクラも満開になり、いよいよ春本番です。

 

全面雑木林の浅間山公園でも、春ならではの風景が広がり始めていました。

タチツボスミレ

タチツボスミレが大きな群生をつくっていました。

一番おなじみのスミレで、園路沿いなどをにぎわせてくれています。

 

少し奥に目をやると、浅間山公園の主役と言える植物が芽を出していました!

ムサシノキスゲ発芽

浅間山公園にしか自生しないムサシノキスゲ。

今年も元気に生えてきました!

 

すでに約20cm。

今年は少し早いかもしれません。

 

ムサシノキスゲ群生

このような風景が見られるようになるのは、

4月下旬から5月初旬頃と予想しています。

 

恒例の「キスゲフェスティバル」は、例年のような規模の大きな形では難しそうですが、

密にならない程度に、のんびりお散歩をしながら楽しんでください!

季節の花、緑、生きもの| もやんavatar

2021年2月14日

浅間山公園の冬鳥たち

少しずつ暖かい日が増え、早春の花々が咲き始める時期になりました。

本来であれば野鳥観察イベント「冬鳥の観察会」を開催する時期なのですが、

今年は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、

中止せざるを得なくなってしまいました。

 

そこで、楽しみにしていた方に、少しでも冬鳥たちの様子を確認して頂くべく、

写真でご紹介したいと思います。

写真は、「冬鳥の観察会」で講師をお願いする予定だった「府中野鳥クラブ」の

みなさまからご提供いただきました。

 

「府中野鳥クラブ」は、府中市内の各地にて、40年近く鳥類のモニタリングと、

保全活動に取り組んでおられる野鳥の専門団体さんです。

 

浅間山には武蔵野らしい雑木林が残り、まちなかに残る緑とは思えないほど、

たくさんの野鳥たちが見られ、まるでもっと奥深い山の中をトレッキングしているような

気分が味わえます。

特に冬から春にかけては、木の葉がほとんど落ち、

さらに野鳥たちがもっとも活発で見やすい時期なのです!

 

今、公園にはこんな野鳥たちが来ています。

 

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エナガ(留鳥)

そろそろ巣づくりの準備のため、せっせとコケを運ぶ姿が見られます。

 

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ヤマガラ(留鳥)

エゴノキの実が特に好きで、エゴノキが多い浅間山ではよく見られます。

 

コゲラ9795

コゲラ(留鳥)

スズメほどの大きさの小柄なキツツキです。「コンコンコン・・」と

甲高い音が響いてきたら、樹上を見上げてみましょう。

 

s-IMG_0323 キジバト

キジバト(留鳥)

まちなかの公園でもよく見られるハトの仲間。

この時期は寒そうに身体を丸めている姿が見られることも。

 

ここまでは年間通して見られる代表的な種類を紹介しましたが、

ここからは、今の時期ならではの種類を紹介します。

s-IMG_0019 ツグミ

ツグミ(冬鳥)

雑木林よりは開けた草原に多い種類です。

今ははらっぱでエサ取りをしていますが、北へ帰る前には、

多くの仲間と集団をつくります。

 

s-IMG_0332 シロハラ

シロハラ(冬鳥)

警戒心が強く、ヤブの中からあまり出てきません。

エサ取りに開けた場所に出てくるのを気長に待ちましょう。

 

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シメ(冬鳥)

木の実を好むため、クチバシが太めになっている種類です。

カエデなどの木を好みます。

 

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アオジ(冬鳥)

シロハラと同じく警戒心が強く、ヤブから出てきません。

しかし、春が近づくと警戒心が緩むのか、ひょっこり現れることも。

 

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ルリビタキ(冬鳥)

オスは鮮やかな青色です。

メスはうっすら青味がある程度で、

ずんぐりとしたかわいい顔つきをしています。

 

 

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ジョウビタキ(冬鳥)

オレンジの鮮やかなこの種類は、ルリビタキよりも開けた場所を好み、

まちなかでも見ることができます。

 

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モズ(冬鳥)

スズメよりも大きなサイズのこの鳥は、ちいさなギャングとも呼ばれています。

昆虫や爬虫類のほか、シジュウカラなどの小鳥を襲うことも。

 

s-IMG_0185 ツミ幼鳥

ツミ(留鳥)

タカの仲間であるツミは、鳥類が豊富な浅間山ならではの生きものと

言えるかもしれません。

浅間山公園をエサ場として使い、春先によく見られます。

 

今回紹介できたのは、ごく一部ですが、

「冬鳥の観察会」や「キスゲフェスティバル」などのイベントでは、

もっと多くの種類を紹介する写真展を行っています。

 

しかし、今はなかなか写真展を開催できるようなイベントが開催できないため、

一部を浅間山公園の掲示板にて紹介しています。

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なかなかお出かけがしづらい時期が続きますが、

健康維持のため、お散歩に行かれる際には、

ぜひのぞいてみてください!

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