2022年1月17日
「森キッズDAY_どんぐりde森づくり_in浅間山」を初開催しました!
葉をすっかり落とし、林内がとても明るくなった冬の浅間山公園で、
イベント「森キッズDAY_どんぐりde森づくり_in浅間山」を初開催しました!
『ナラ枯れ後の次世代の森を育てよう!』をテーマに、市民の皆さまといっしょにどんぐり拾いを行い、苗木づくりを行うイベントです。
イベントをガイドするのは、公園で活動するパークレンジャー!
普段は武蔵野公園や野川公園、武蔵国分寺公園などに常駐していて、公園の自然を調査し、利用者の安全を守る仕事や、環境教育のガイドなどを行っています。
浅間山公園は、ムサシノキスゲやキンランなどが群生する豊かな雑木林環境が残る場所で
すが、数年前より大きな問題が起きています。「ナラ枯れ病」という木の病気です。この病気は、カシノナガキクイムシという昆虫が木の中に入る時に病原菌を媒介することで、ナラやシイなどのどんぐりの実る仲間の木が、次々と枯れてしまうものです。
浅間山公園でも2000本程あるコナラが、2年間で230本以上も枯れてしまい
ました。この公園だけではなく、日本中に広がり、大きな問題となっています。
枯れた木の伐採やトラップによる虫の捕獲など対策はしていますが、 ナラ枯れ病の根本的な対策は見えないまま。。。ただ傍観しているわけにもいかない。。。!
木が枯れていくのを止められないなら、
未来の森を守るためにみんなで次世代の苗木を育てよう!!
そうした地域の想いを、府中市環境保全活動センターさんと一緒にイベントにしました。
ますは、どんぐり拾い!あ、もう根っこが出ているものもあるね!
次に、実生も探したよ。まだ小さな赤ちゃんだね!
はえている木を取るのはかわいそう・・
そんな声も聞こえてきますが、コナラは明るい場所が好きです。
親の木が真横にはえている状態では、光が足りずにやがて枯れてしまう運命にあります。
ここで苗木にしてあげることは、どんぐりにとっても大切なことなのです。
大切にそだてるからね・・・!
そして、いよいよどんぐりのポットづくり!
府中市の苗圃で作っている腐葉土を使用しました。
この腐葉土は、市の清掃で集められた地元の落ち葉を資源として再利用するために作られたもの。 栄養たっぷりなのです!
できたー!!「浅間山公園の森を育てるぞー!!」
今後は、お家で1年ほど育ててもらって、また浅間山公園に植えに来てもらう予定です。
皆さんの苗木が元気に育ちますように☆彡
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