武蔵野地域にある都立公園のオフィシャル情報を発信しています。

むさしのの都立公園

浅間山公園 オフィシャルブログ

スタッフの紹介

名前   :よしこ

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2016年1月17日

【イベント告知】冬鳥観察会を開催します!

平成27年2月13日(土)に、都立浅間山公園で冬鳥観察会を開催します。

多磨霊園~浅間山公園を歩きながら、冬鳥の観察をしてみませんか?

双眼鏡の貸出しもあります。ビギナーの方、親子参加も大歓迎です!

 

参加は事前予約制(先着50名)です。

参加をご希望の方は、府中の森公園サービスセンター(042-364-8021)までお電話ください。ご応募お待ちしております!

▼▼イベントの詳しい内容については、以下ご覧ください。▼▼

http://musashinoparks.com/app/events/view/860

 

お問合せ先:

都立府中の森公園

電話:042-364-8021 (8:30~17:30)

公園HP:http://musashinoparks.com/kouen/fuchu/

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2016年1月17日

早春の花「ウグイスカグラ」

大半が茶色に見える、冬の浅間山。

そんな中、異彩を放つピンク色が目に飛び込んでくることがあります。園路脇でみられるのが、この「ウグイスカグラ」の花。

早いものは1月頃から咲き始め、暖冬気味の今年は、すでに花を楽しむことができます。

名前に「ウグイス」とありますが、鳥のウグイスと何が関係あるのでしょうか。

・早春にウグイスが鳴きはじめる頃に咲くから

・ウグイスがこの木に隠れて鳴くから

このように諸説ありますが、もう一つ面白い説があります。

 

この鳥がウグイス。

「ホ~ホケキョ」と春にさえずるのが有名な鳥です。

非常に憶病で、声は聞こえど、姿が見られることはほとんどありません。

どこで鳴いているのかわからない、けれど美しい声。

 

この様子を、「天照大神が岩戸隠れをした時に、祝詞や枚を使った『岩戸神楽』で大神を招き出した」と言われる「神楽」になぞらえ、「ウグイスが神楽を舞う木」という名がついた、とする説です。

 

そう考えると「ホ~ホケキョ」のさえずりは、暖かい春をウグイスがまだかまだかと招いている、そんな風にも聞こえてきますね。

 

まだまだ寒い日が続きますが、目を凝らし、耳を澄ませてみると、一足早い春を感じることが出来ます。

 

晴れた日には、ぜひ浅間山に出かけてみてください。

(写真・文章 金本レンジャー)

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2015年12月10日

雑木林の冬の使者

木々の葉が赤や黄色に色づきはじめました。

もうすぐ紅葉がピークを迎え、冬の足音が近づいてきます。

 

紅葉を楽しみながら公園を歩いていると、白い小さなガの仲間がゆっくりと飛んでいます。

この白いガの名前は「クロジフユエダシャク」。

「フユシャク」と呼ばれる仲間の1種です。

 

フユシャクの仲間は、冬のみに現れるガで、メスは飛ぶことができません。

クモやカマキリなどの活動が終わり、カエルやトカゲなどが冬眠してしまった初冬には、敵らしい敵が少ないため、逃げる必要がないという理由のようです。

そのため、メスはなかなか見つかりません。

このように地面にオスが着陸していたら大きなチャンス!

ハネをバタバタさせてPRしているように見えたら、近くにメスがいるかもしれません。

紅葉を楽しみつつ、足元の落ち葉にも目を向けて、今だけの出会いを楽しんでみてください。

(文章・写真 金本レンジャー)

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2015年11月21日

11月21日は「ダイヤモンド富士」の日!

毎年、11月中旬に浅間山公園でダイヤモンド富士が観測できます。

今年は11月21日(土)が観測日でした。

 

浅間山公園内の富士見百景には、多くの方がスタンバイ!

日没の時間が迫ってきて、どんどんと夕日が沈んでいきます。

今回は雲が多く、ダイヤモンド富士を観測することはできませんでしたが、

富士山の頂上付近が最後に顔を出してくれました!

次回の「ダイヤモンド富士の日」は2016年1月21日(月)です!

お近くの方も、遠方の方もぜひご来園ください♪

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2015年11月13日

イモムシ大行進!?

徐々に紅葉が始まった浅間山公園。

園路をのんびり歩いていると、足元に茶色の塊が…。

よく見ると、もぞもぞと動いています。

動いていたのは「ケバエ」の仲間の幼虫。

成虫はこういう形をしています。

ハエと言っても、素早く飛び回るあのハエではなく、春先に長い脚をぶら下げてゆっくり飛ぶ昆虫です。

それにしてもすごい数…。

数百、時には数千の群れになります。

 

何で群れるのか、「とても不味いため、群れを作ってわざと鳥にアピールしている」など諸説ありますが、はっきりしたことはわかっていません。

 

たくさんいると気持ち悪く見えるかもしれませんが、腐った葉などを食べ、土にかえしている森の掃除屋という一面も持っています。

公園を歩く際は、足元に気を付けて、あたたかく見守ってあげてください。

(文・写真 金本レンジャー)

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2015年10月25日

全山清掃を行いました!

 1010日(土)晴れ。

秋晴れの空の下、浅間山公園で全山清掃が行われました!

この日は浅間山自然保護会の会員や一般の来園者のほか、

府中市立若松小学校や府中市立浅間中学校の先生や児童、

生徒と保護者など275名の方が参加しました。

 

今回の全山清掃では、中山の小鳥の水場周辺の草刈りや粗朶柵づくりを行いました。

班ごとにわかれて作業を行い、1時間半ほどの草の伸び放題だった広場も、とてもきれいになりました!

またボロボロになっていた粗朶柵も作り直し、写真のように出来上がりました!

ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!

 

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2015年9月30日

浅間山初秋の一番人気?

ススキやノガリヤスの穂が目立ち始め、浅間山もすっかり秋らしくなってきました。

今、山の中で目を引くのは、ノハラアザミの紫色の鮮やかな花。

よく観察してみると、多くの昆虫たちがこの花を目指しているのが分かります。

イチモンジセセリのペア。オスは大切なメスを守ろうと必死のようです。

こちらは、がっついているコアオハナムグリとイチモンジセセリ。

「ちょっとどいてよ」と言う声が聞こえて来そうです。

こっちはハラナガツチバチの一種。

一つの花に執着せず、花から花へ忙しそうに飛び回ります。

心なしか花粉まみれのように見えます。

どちらかと言うと、人間よりも昆虫たちに人気がありそうな小さなアザミ。

浅間山をお散歩する際には、

少し足を止めて眺めてみてください。

きれいな花と同時に、せっせと活動する虫たちの姿が見られるかもしれません。

 

(写真&文章:パークレンジャー 金本)

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2015年8月19日

風のいたずら?

浅間山のあずまや前の広場に、クヌギやコナラの枝がたくさん落ちていました(赤丸のところ)。

最近は台風も来ていないし、風が強い日も少ないのに・・?

不思議に思ってよく見てみると、まるでハサミなどの刃物で切られたように、「折れた」というよりは「切れた」という感じです。

こちらはコナラ。全ての枝にどんぐりがついていました。

この枝、実は「ハイイロチョッキリ」というゾウムシが落としたもの。

大きさは1cmほどの小さな種類です。
どんぐりを拾って持って帰ったら、中から白い虫がでてきた!なんて・・・

経験のある方がいたら、それはこの虫や近い仲間のゾウムシの幼虫。

どんぐりが生長すると硬くなってしまい、幼虫が出てこられなくなってしまうため、

親ゾウムシが柔らかいうちに卵を産み、

硬くさせないために切り落とすと言われています。

落ちている枝を見つけたら、そっとどんぐりを見てみてください。

小さな黒い穴が開いていたら、それはゾウムシが愛情込めてつくったゆりかごかもしれません。

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2015年7月11日

梅雨と言えば・・・

ジメジメした梅雨。

もしかしたら、苦手という方もいるかもしれません。

しかし、湿度の高い季節だからこそ、楽しめるものがあるのです。

それがこれ!

キノコの仲間です。

 

キノコというと秋じゃないの?

そう思う方もいるかもしれませんが、湿気が多く気温が高い梅雨は秋と並ぶキノコのシーズンなのです。

 

落ち葉をかき分けるように巨大なキノコが顔を出したかと思えば、

 

ちいさいキノコが無数に生えていることも。

 

秋と違うのは、周囲の緑色が濃いため、キノコの色が非常に映えることです。

 

真っ赤なベニタケの仲間

 

真っ白なテングタケの仲間

 

枯れ枝からは半透明のシロキクラゲが生えています。

雨上がりの蒸し暑い日は特に大きなチャンスです。

花に負けないくらい鮮やかなキノコの姿を楽しんでみませんか?

 

(文・写真:金本レンジャー)

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2015年5月25日

浅間山公園「キスゲフェスティバル」開催しました!

毎年恒例の浅間山公園「キスゲフェスティバル」を、今年も5月第1週、第2週の土日に開催しました!

今年のイベントでは、期間中に10,182名と、多くの方にご来園いただきました。

 

キスゲフェスティバルは、浅間山公園で活動をしている「浅間山自然保護会」、「府中野鳥クラブ」、「浅間山ウォーキングクラブ」の3つのボランティア団体と共に開催しています。

 

期間中は、浅間山で自生しているムサシノキスゲをはじめ、キンランやギンラン等が見頃を迎え、

訪れた方々の目を楽しませてくれました。

5月2日はパークレンジャーによる「レンジャーガイドウォーク」を実施しました。今回のテーマは、「春の小さな生きもののつながり」です。浅間山を歩きながら、小さな生きものたちに目を向けてその生態を観察しました。

 

 

5月9日は浅間山自然保護会による「植物観察会」を実施しました。

樹木医によるガイドを通して、浅間山の樹木や草花について深く知っていただける機会になりました。

 

その他、あずまや前では「野草と野鳥の写真展」が開催され、季節ごとの山野草や野鳥の写真が楽しめました。また子どもたちに大人気のクラフト「葉っぱプリント」も開催!

今年も沢山の方にご参加いただきました。

浅間山公園はムサシノキスゲだけでなく、四季を通じて様々な草花、昆虫、鳥などの生きものと出会うことができる公園です。ぜひ浅間山公園に遊びに来て下さいね。

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