すっきりした秋晴れが気持ち良い9月27日(土)。
狭山・境緑道の「馬の背」でガイドウォークを開催しました。

馬の背は、西東京市と小平市の市境辺りにある、豊かな草原環境が残された貴重な場所。古くから日本で見られる季節ごとの生き物たちを身近に楽しむことができます。
今回は3名の参加者と一緒に、初秋に見られる生き物を観察に出かけました。
心地よい草地にはススキがたなびいていました。
残暑がほとんどなかったおかげか、秋が少し早くやってきたようですね。

草の中からワレモコウやセンニンソウの実も顔を出していました。
ワレモコウは花が終わった後も長い間楽しむことができます。センニンソウも、もうすぐ白い毛がヒゲのようになりますよ。(上:ワレモコウ、下:センニンソウ(2012年撮影))


馬の背の南側も、色々な植物が見られます。
そんな中、フワフワと白い綿毛を覗かせているのは、メリケンカルガヤという北アメリカ原産のイネ科の外来種です。
昔ながらの生き物が多く見られる貴重な草地でも、外来種問題は切り離せません。
今年はたくさんのメリケンカルカヤを抜き取りました。

最後は、11月過ぎから緑道で見頃になる紅葉をご紹介しました。
サクラ、コナラ、クヌギ、イロハモミジ・・・たくさんの木がきれいに染まって、とってもきれいです!
今年は涼しいので、昨年よりも色づきが早いかもしれませんね。(2013年11月撮影)

これからはお出かけしやすい季節。
あちこちで秋を感じられるようになっています。
狭山・境緑道にお出かけの際は、ぜひ馬の背の秋を感じに来てください!