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むさしのの都立公園

六仙公園 オフィシャルブログ

2013年12月26日

冬芽いろいろ

「冬芽」という言葉を聞いたことがありますか?

読んで字のごとく、冬に見られる芽のこと。

寒くて乾燥した冬を乗り切るためのもので、中には葉や花がギュッと小さくなって収まっています。木によって形が違い、とっても面白いですよ。

そこで今回は、六仙公園で見られる面白い冬芽をいくつかご紹介します。

 

まずはコブシです。見たことある方も多いのではないでしょうか。

白っぽいフワフワの毛で覆われて暖かそうですね。

こちらは冬芽の中でも花になる“花芽”。葉が出てくる“葉芽”は小さく黒っぽい色をしています。

フワフワの花芽が多い木は、3月頃にたくさんの花が咲くことでしょう!

続いてはこちら。

ちょっと変わった形をしていますね。オニグルミという木の冬芽です。

よ~く見ると、何にも覆われずに葉っぱがそのまま縮こまっているのがわかります。

裸芽(らが)といい、ギュッと小さくなりうぶ毛をまとうことで寒さや乾燥から身を守っているタイプの冬芽です。

そして、最後はコナラ。

ドングリの木としてお馴染みですね。5~6㎜の小さな冬芽が付きます。

こちらもよ~く見ると、鱗のような物で覆われているのがわかります。

これは鱗芽(りんが)といい、外側を鱗のような硬いもので覆うことで身を守っています。

 

一口に「冬芽」と言っても、色々ですね!

他にも、トチノキの冬芽は鱗芽で、かつベタベタした液体を付けています。鱗の隙間を塞いでさらに乾燥を防ごうとしています。

人間がハンドクリームや保湿クリームを塗るのと似ていますね。

 

ちなみに、冬芽とセットで楽しんでいただきたいのが「葉痕(ようこん)」。葉っぱが付いていた痕です。

葉の付き方や維管束(水や養分が通る管)の様子によって、顔のように見える木がたくさんあります。(写真:オニグルミの葉痕)

冬の公園を楽しくさせてくれる冬芽と葉痕。ぜひ、観察してみてください!

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