武蔵野地域にある都立公園のオフィシャル情報を発信しています。

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2022年5月11日

おうちで植物観察会~2022年5月編①~

 

新型コロナウイルス感染症拡大により、

中止が続いている自然観察園の人気イベント『植物観察会』。

 

再開までの期間、

皆様が自然観察園の植物を自宅から楽しめるブログ企画

『おうちで植物観察会』をお届けします!

 

この企画では、

ボランティアさんが作成してくださっている「花だより」

(自然観察園・野川公園サービスセンターにて配布中!)から

現在見ごろの植物を3つ紹介します。

 

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5月前半の自然観察園は花の端境期。

春の草花が終わりに近くなり、花の数は少なくなっています。

それでも、いろいろな草花や樹木の花が見られますので、

その中から3つ取り挙げてご紹介します♪

 

①ウマノアシガタ

学名:Ranunculus japonicus

科名:キンポウゲ科

 

日当たりのよい山野によくに見られる、

高さ30~60cmほどの草花です。

自然観察園内では、この写真を撮ったしょうぶ池の北側や

かがみ池の近くでまとまって咲いています。

 

根元近くの葉を馬の足形に見立てたことが名前の由来と言われます。

同じ仲間では、キツネノボタンなどと花がよく似ています。

 

②ワニグチソウ

学名:Polygonatum odoratum var. pluriflorum

科名:キジカクシ科

山野の林内や林縁に生える高さ30cmほどの草花です。

 

白い花を包み込むようにある葉「苞葉(ほうよう)」が特徴的です。

この形が、神社の社殿の軒下に吊るされている円形の大きな鈴「鰐口(わにぐち)」

に似ていることからこの名前がつけられたと言われていますが、

鰐口とは形が違うようにも見えます。

みなさんには、どう見えますか?

 

自然観察園内では、各所で見られますが、

特にひょうたん池の北側では園路近くに生えているので

近づいて見ることができます。

下の写真のように、花は下の方が少しだけ開きます。

 

③オニグルミ

学名:Juglans mandshurica var. sachalinensis

科名:クルミ科

 

食べるクルミと同じ仲間で、日本に自生する種類です。

山野の渓流沿いに生育し、20mを超える高さになる落葉の樹木です。

クルミの実はイメージできても、

花をすぐに思い浮かべることができる人は少ないのではないでしょうか。

 

自然観察園内では、入口から右手方向に進んだ、

ひょうたん池の手前あたりに見られます。

花は雄花と雌花が別々につきます。

写真は雌花で、赤く見える部分はめしべ、

その下の部分が膨らんでクルミの実ができます。

 

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実際の植物観察会再開まで、

このブログを通して、自然観察園の植物情報を発信していきます!

 

どうぞお楽しみに♪

ボランティア| ほーぷavatar

2022年4月20日

おうちで植物観察会~2022年4月編②~

新型コロナウイルス感染症拡大により、

中止が続いている自然観察園の人気イベント『植物観察会』。

 

再開までの期間、

皆様が自然観察園の植物を自宅から楽しめるブログ企画

『おうちで植物観察会』をお届けします!

 

この企画では、

ボランティアさんが作成してくださっている「花だより」

(自然観察園・野川公園サービスセンターにて配布中!)から

現在見ごろの植物を3つ紹介します。

 花だより4月no.2 順路図4月no.2

※4/20現在、かたくり山とかがみ池は木道工事中のためご覧いただけません。

ご迷惑おかけしています。こちらのブログも合わせてご覧ください。

 

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 4月後半の自然観察園は、様々な色の花が咲き誇っています。

そんな美しい花々の中から、

今回は青みの強い花を3つピックアップしてご紹介します♪

 

①ホタルカズラ

学名:Lithospermum zollingeri 

科名:ムラサキ科

①ホタルカズラ

 

自然観察園の東側、

七草山ときんらんの里の一角で多く咲いています。

 

花の付け根部分のぼんやりした赤色を

ホタルの放つ光に見立て、

この名がついたとされています。

 

「カズラ(葛)」は、つる性の植物を意味します。

茎が横にどんどんと広がっていく性質があることから、

名前の一部になったようです。

 

②ラショウモンカズラ

学名:Meehania urticifolia

科名:シソ科

②ラショウモンカズラ

 

自然観察園内では、ひょうたん池の近くにて、

ヤマブキソウやニリンソウと並んで花を咲かせています。

 

漢字では「羅生門葛」と書きます。

その昔、羅生門には人々を困らせる鬼が住んでいたそうです。

そこで源頼光の家臣である渡辺綱が鬼と戦い、

その腕を切り落とし持ちかえりました。

花全体の様子がその腕に似ていることから

この名がつけられたと言います。

 

名前はなんとも怖いですが、

とても美しい紫色の花を咲かせる素敵な植物です。

 

③チョウジソウ

学名:Amsonia elliptica

科名:キョウチクトウ科

③チョウジソウ

 

自然観察園内では、

ほたる池とまる池の間でさわやかな青色の花を咲かせています。

 

漢字で書くと「丁字草」。

名前の由来については意見が分かれているようで、

ひとつは、花を横から見ると「丁」の字に見えることから

このように名づけられたという説。

もうひとつは、花の下の胴長な部分が、

フトモモ科のチョウジに似ていることから名づけられたという説。

どちらが本当かはわかりませんが、

花の形が名の由来に深く関係しているようです。

 

園内のチョウジソウは咲き始めなので、

これから見ごろになるのが楽しみですね。

 

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実際の植物観察会再開まで、

このブログを通して、自然観察園の植物情報を発信していきます!

 

どうぞお楽しみに♪

 

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2022年4月13日

おうちで植物観察会~2022年4月編①~ 

新型コロナウィルスによる緊急事態宣言は解除されたものの、

自然観察園の人気イベント『植物観察会』の開催再開はもう少し先。

 

再開までの期間、

皆様が自然観察園の植物を自宅から楽しめるブログ企画

『おうちで植物観察会』をお届けします!

 

この企画では、

ボランティアさんが作成してくださっている「花だより」

(自然観察園・野川公園サービスセンターにて配布中!)から

現在見ごろの植物を3つ紹介します。

花だより 4月no.1_page-0001 順路図4月no.1_page-0001

※4/13現在、かたくり山とかがみ池は木道工事中のためご覧いただけません。

ご迷惑おかけしています。こちらのブログも合わせてご覧ください。

 

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寒かった3月が終わり、段々と暖かくなってきました。

4月前半の自然観察園は、

草花や樹木の花が一気に開花して、

春まっさかりとなっています。

その中から、3つの花を取り挙げて紹介したいと思います♪

 

①フデリンドウ

学名:Gentiana zollingeri
科名:リンドウ科

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

日当たりの良いところに生える、

高さ10cm程度の小さな植物です。

花が閉じている様子が筆の先のように見えることから

この名前がついたと言われています。

 

自然観察園内ではきんらんの里で多くの花が見られます。

また、自然観察園外でも、

野川公園の南地区・北地区それぞれに

「生物多様性スポット」というフデリンドウの保護エリアがあり

多くの花を見ることができます。

 

天気が悪いと花を閉じるので、

天気の良い日を狙って観察に来ることをおすすめします。

 

②ヤマブキソウ

学名:Hylomecon japonica

科名:ケシ科

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

山野の林内に群落をつくって生育する、

高さ40cm程度になる植物です。

 

自然観察園内では、ひょうたん池の奥で群落をつくり、

ニリンソウやラショウモンカズラなどと並んで見られます。

 

低木のヤマブキに

花の形や色が似ていることからこの名前がついたと言われ、

クサヤマブキという別名もあるようです。

大きく鮮やかな色をしていて目立つ植物です。

 

③ウラシマソウ

学名:Arisaema thunbergii subsp. urashima

科名:サトイモ科

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

茶色く不思議な形をした花のようなものが見られます。今の時期、

これは花ではなく、葉っぱが変形してまるで花のように見える

「仏炎苞(ぶつえんほう)」というものです。

ウラシマソウの他に、ミズバショウも仏炎苞を持つことで有名です。

 

ウラシマソウは、

この仏炎苞から細長いひも状のものが伸びているのが特徴で、

浦島太郎が釣り糸を垂らしている姿に見えることから

この名前がついたと言われます。

 

自然観察園内では、ひょうたん池の奥で見られます。

また、近くにはムサシアブミという植物もあり、

これも仏炎苞を持っています。

 

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実際の植物観察会再開まで、

このブログを通して、自然観察園の植物情報を発信していきます!

 

どうぞお楽しみに♪

 

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2022年3月29日

おうちで植物観察会~2022年3月編②~ 

新型コロナウィルスによる緊急事態宣言は解除されたものの、

自然観察園の人気イベント『植物観察会』の開催再開はもう少し先。

 

再開までの期間、

皆様が自然観察園の植物を自宅から楽しめるブログ企画

『おうちで植物観察会』をお届けします!

 

この企画では、

ボランティアさんが作成してくださっている「花だより」

(自然観察園・野川公園サービスセンターにて配布中!)から

現在見ごろの植物を3つ紹介します。

花だより3月no.2 順路図3月no.2

※3/29現在、かたくり山とかがみ池は木道工事中のためご覧いただけません。

ご迷惑おかけしています。こちらのブログも合わせてご覧ください。

 

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最近では暖かく感じる日も増えてまいりました。

3月後半の自然観察園内は、日に日に青みが増し、

春を感じさせる花々が開花し始めています。

その中から、見ごろの植物を3つご紹介したいと思います♪

 

①コスミレ

学名:Viola japonica

学名:スミレ科

DSCN0441

 

現在、きんらんの里で見ごろを迎えています。

落ち葉の茶色の中に、薄い紫色の花びらがとてもよく映えます。

 

コスミレの柱頭(めしべの先端のこと)は、

カマキリの頭のように三角形になっており、

アオイスミレやタチツボスミレなど

周辺にある他のスミレと見分けることができます。

また、他のスミレに比べて草丈が伸びないことから、

コスミレの名が付いたとされています。

 

②シュンラン

学名:Cymbidium goeringii

科名:ラン科

DSCN0442

 

現在、きんらんの里で花を見ることができます。

代表的な東洋ランの1つで、春に咲くことから「春蘭」と名付きました。

 

花の茎はベールに包まれているように見え、

とても上品印象の花です。

別名「ホクロ」と呼ばれるのは、

唇弁(ラン科の植物等に特徴的な、花の下側につく大きくな花びらのこと)の斑点を

ほくろに見立てたからのようです。

 

③キブシ

学名:Stachyurus praecox

科名:キブシ科

DSCN0447

 

現在、かたくり山の南側で花が見られます。

6mm~9㎜の小さな鐘型の花が連なって咲き、

遠目に見るとイルミネーションのようにも見えます。

 

漢字では「木五倍子」と書き、

五倍子(ふし・ごばいし)という染料の代用として

使用されたことに由来すると言われます。

 

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実際の植物観察会は、残念ながらまだ再開の見通しが立ちませんが、

こちらのブログを通して、引き続き自然観察園の植物情報を発信していきます!

 

どうぞお楽しみに♪

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2022年3月11日

おうちで植物観察会~2022年3月編①~

新型コロナウィルスによる緊急事態宣言は解除されたものの、

自然観察園の人気イベント『植物観察会』の開催再開はもう少し先。

 

再開までの期間、

皆様が自然観察園の植物を自宅から楽しめるブログ企画

『おうちで植物観察会』をお届けします!

 

この企画では、

ボランティアさんが作成してくださっている「花だより」

(自然観察園・野川公園サービスセンターにて配布中!)から

現在見ごろの植物を3つ紹介します。 花だより 3月no.1_page-0001 順路図3月no.1_page-0001

※3/11現在、かたくり山とかがみ池は木道工事中のためご覧いただけません。

ご迷惑おかけしています。こちらのブログも合わせてご覧ください。

 

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3月前半の自然観察園は、

まだ春爛漫ではありませんが、

春の訪れを告げる花たちが一つまた一つと咲き出しています。

その中から見ごろの花を3つ選んでご紹介します♪

 

①マンサク

学名:Hamamelis japonica

科名:マンサク科 

 

春の訪れを心待ちにしている時期、

他の花に先駆けて咲き出します。

 

4枚ある花びらは線のように細く、

赤っぽい色の蕚(がく)もよく見えて目立ちます。

こうした花が数個ずつ合わさって咲くので、

一見花びらが多い花のようにも見えます。

こうして黄色い花を目立たせて、

まだ寒くて活動している数の少ない虫たちを上手く呼んでいるのでしょう。

 

自然観察園内では2か所で見られます。

しょうぶ池の近くのものの方が花数は多く、高さも低く、

比較的見やすいです。

 

②アオイスミレ

学名:Viola hondoensis

科名:スミレ科

 

春にかけて一番早く咲き出すスミレです。

冬の間も葉が出ています。花の色は薄い紫や白です。

 

スミレの花の後ろの方は袋のようになっていて、

距(きょ)と呼ばれているのですが、

アオイスミレはこの部分が、立ち上がっています。

 

花が終わると葉がどんどん大きくなり、実をつけます。

他の種類のスミレの多くは、

茎の上についた実が三つに割れて、タネを弾き飛ばすのですが、

アオイスミレの実は、丸くて根元の方にごろんとつきます。

実はやがて割れますが、タネは弾き飛ばさず、こぼすだけ。

アリに運んでもらえるよう、餌となる甘いゼリー状のものをタネにつけています。

 

③トウダイグサ

学名:Euphorbia helloscopia

科名:トウダイグサ科

 

茎に丸い葉っぱが互い違いにびっしりとつきます。

一番上は5枚の葉っぱが丸く並んでいて、

その上にとても小さな花たちが包まれるようについています。

ひとつひとつの花は、小さな緑色のカップに入ったような変わった形をしています。

 

同じ花同士で受粉しないように、

雄花と雌花が時期をずらして咲くのですが、

この写真では雄花が咲いています。

油を入れて火をつける昔の明かりに似ているので

「燈台草」と呼ばれるようになったと言われています。

言われてみれば、ほんのり黄色く、ともしびのように見えますね。

 

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実際の植物観察会は、残念ながらまだ再開の見通しが立ちませんが、

こちらのブログを通して、引き続き自然観察園の植物情報を発信していきます!

 

どうぞお楽しみに♪

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2022年2月18日

おうちで植物観察会~2022年2月編①~

新型コロナウィルスによる緊急事態宣言は解除されたものの、

自然観察園の人気イベント『植物観察会』の開催再開はもう少し先。

 

再開までの期間、

皆様が自然観察園の植物を自宅から楽しめるブログ企画

『おうちで植物観察会』をお届けします!

 

この企画では、

ボランティアさんが作成してくださっている「花だより」

(自然観察園・野川公園サービスセンターにて配布中!)から

現在見ごろの植物を3つ紹介します。

花便り2月no.2_page-0001

順路図2月no.2_page-0001

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2月後半の自然観察園は、

早春に花をつけ、樹木の葉が茂る頃には地上部が枯れる

スプリング・エフェメラル(春の妖精)

と呼ばれる春の植物が咲き始めています。

まだまだ寒い日が続いていますが、

立春を過ぎて、植物は少しずつ活動を始めています。

 

※2022年2月28日(月)~3月18日(金)(予定)の期間、

自然観察園内木道の一部の工事を予定しております。

その間見られなくなる植物もありますので、ご注意ください。

こちらのブログもあわせてご覧ください。

 

①セツブンソウ

学名:Eranthis pinnatifida

科名:キンポウゲ科

 

節分の頃に花を開かせるのでこの名前がついたと言われています。

関東地方以西の山地に自生し、石灰岩地を好んで生育しています。

 

茎の先に2cmほどの白色の花をつけますが、花びらに見えるのは萼(がく)です。

花びらは退化して黄色の棒状になり、白い萼と淡紫色のおしべの間に並んでいます。

 

野川公園に自生していたものではありませんが、

今では自然観察園にたくさんの株が見られるようになり、

現在見ごろを迎えています。

 

②フクジュソウ

学名:Adonis ramose
科名:キンポウゲ科

 

漢字で表記すると「福寿草」です。

旧暦の正月(2月)を祝う時期に花が咲くことから、

めでたい植物としてこのような名前が付けられたようです。

元日草(がんじつそう)や朔日草(ついたちそう)などの別名もあります。

 

フクジュソウの花びらは

パラボラアンテナのような形をしています。

暖かい太陽の光が黄色の花びらに反射して、

おしべやめしべの温度が上がり、

寒い時期にも虫が集まってくるようです。

 

③オニシバリ

学名:Daphne pseudomezereum
科名:ジンチョウゲ科

 

オニシバリは、高さが1mほどの落葉低木です。

鬼を縛ることが出来るほど樹皮が丈夫であることが名前の由来と言われます。

 

別名ナツボウズとも呼ばれます。

これは夏の暑い時期に落葉することからきたものと言われます。

 

自然観察園では1本だけ生育し、

花は写真のように控え目な緑色をしています。

今の寒い時期に花をつけ、夏には葉を落とし、

秋に新緑を迎えるユニークな樹木です。

 

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実際の植物観察会は、残念ながらまだ再開の見通しが立ちませんが、

こちらのブログを通して、引き続き自然観察園の植物情報を発信していきます!

 

どうぞお楽しみに♪

 

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2022年1月21日

おうちで植物観察会~2022年1月編②~

新型コロナウィルスによる緊急事態宣言は解除されたものの、

自然観察園の人気イベント『植物観察会』の開催再開はもう少し先。

 

再開までの期間、

皆様が自然観察園の植物を自宅から楽しめるブログ企画

『おうちで植物観察会』をお届けします!

 

この企画では、

ボランティアさんが作成してくださっている「花だより」

(自然観察園・野川公園サービスセンターにて配布中!)から

現在見ごろの植物を3つ紹介します。

 花便り1月no.2_page-0001 順路図1月no.2_page-0001

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1月後半の自然観察園は、

草も木も、春に向けて芽吹いたり花を咲かせたりする準備をしています。

そんな草や木の中から、春の気配が感じられるものを3つ選んで紹介します!

 

①イヌノフグリ

学名:Veronica polita var. lilacina

科名:オオバコ科 

DSCN9115イヌノフグリ

 

現在、ごく小さな花が、

細かな葉の間から顔をのぞかせています。

春先によく見かけるオオイヌノフグリの仲間です。

 

オオイヌノフグリの花は青く、大きさは1センチ弱ありますが、

イヌノフグリの花は、ほんのりピンク色で3~4ミリくらいです。

オオイヌノフグリは外来種ですが、

イヌノフグリは在来種(日本にもともとある植物)です。

 

自然観察園では、まだほんの咲きはじめです。

これから暖かくなるにつれて花数を増やしていくことでしょう。

 

②キランソウ

学名:Ajuga decumbens

科名:シソ科

P1152673キランソウロゼットキランソウのロゼット

 

「花だより」ではこの時期、

花や実だけでなく、“ロゼット”も紹介しています。

“ロゼット”とは、野草が冬の寒さから身を守るために、

地表にはりついたような形に葉を出す様子を指す言葉です。

放射状に広がった葉の様子が、まるでバラの花のようであることから

このように呼ばれています。

「花だより」には、20以上のロゼットが紹介されていますが、

ここではキランソウを紹介します。

 

キランソウの葉は濃い緑色で、

少し紫がかることもあり、味わい深い色合いです。

地面にはりついた形のまま、

3月から5月にかけて濃い紫色の花を咲かせます。

 

別名「地獄の釜の蓋」と呼ばれます。

その由来は、葉や茎が広がる様子が、

地面に釜の蓋がはりついているように見えるから、

また、薬効が強く、地獄への入口に蓋をする(=死人が減る)からとも、

言われています。

 

DSCN0185キランソウ花 キランソウの花(3月~5月)

 

③ウグイスカグラ

学名:Lonicera gracilipes var. glabra

科名:スイカズラ科 

P1150334ウグイスカグラ - コピー

 

名前の由来は、

ウグイスが隠れられるほど枝葉がしげることから「ウグイスガクレ」になり、

それがなまって「ウグイスカグラ」になったという説や、

ウグイスが実などを食べるのを神楽に見立てたという説など、

諸説あります。

 

花盛りになるのは3月から4月ですが、

早い時期からかわいらしい花をちらほらと咲かせます。

低木なので花が間近で見られます。

そして、6月頃には赤く熟する実をつけます。

 

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実際の植物観察会は、残念ながらまだ再開の見通しが立ちませんが、

こちらのブログを通して、引き続き自然観察園の植物情報を発信していきます!

 

どうぞお楽しみに♪

 

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2022年1月12日

おうちで植物観察会~2022年1月編①~

新型コロナウィルスによる緊急事態宣言は解除されたものの、

自然観察園の人気イベント『植物観察会』の開催再開はもう少し先。

 

再開までの期間、

皆様が自然観察園の植物を自宅から楽しめるブログ企画

『おうちで植物観察会』をお届けします!

 

この企画では、

ボランティアさんが作成してくださっている「花だより」

(自然観察園・野川公園サービスセンターにて配布中!)

から現在見ごろの植物を3つ紹介します。

 花便り1月no.1_pages-to-jpg-0001順路図1月no.1_pages-to-jpg-0001

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現在の自然観察園は、

花は少ないものの、春を待つ植物の様々な姿が観察できます。

今回はそんな植物の中から、

可愛らしい実をつける植物を3つ紹介します♪

 

①ジャノヒゲ

学名:Ophiopogon japonicus

科名:クサスギカズラ科

DSCN9028

 

自然観察園東側の七草山周辺で実が見られます。

美しい青色の実が、密集した葉の間にぽつぽつとついています。

 

密集して生える葉のようすを龍のひげに見立てたことから

この名がついたとされますが、諸説あるようです。

別名「リュウノヒゲ」とも呼ばれます。

 

②マンリョウ

学名:Ardisia crenata

科名:サクラソウ科 DSCN9043

 

自然観察園内の色々な場所で見られます。

現在はひと際目立つ赤い実をつけています。

 

お正月の縁起木として昔から親しまれている植物です。

漢字では「万両」と書きます。

同じく赤い実がつくセンリョウ科のセンリョウ(千両)よりも実が大きく、

また数が多くつき美しいことから

この名がついたとされています。

 

③ヤブコウジ

学名:Ardisia japonica

科名:サクラソウ科 DSCN9045

 

自然観察園内では西側のエリアで観察できます。

こちらもマンリョウやセンリョウとともにお正月の縁起木とされ、

実のようすが似ていることから「十両」という名で呼ばれることもあります。

 

ヤブコウジ(藪柑子)の名は、やぶの中に生え、

葉や実の形が柑橘類の柑子(コウジ)に似ているからとされています。

 

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実際の植物観察会は、残念ながらまだ再開の見通しが立ちませんが、

こちらのブログを通して、引き続き自然観察園の植物情報を発信していきます!

 

どうぞお楽しみに♪

 

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2021年12月17日

おうちで植物観察会~2021年12月編②~

新型コロナウィルスによる緊急事態宣言は解除されたものの、

自然観察園の人気イベント『植物観察会』の開催再開はもう少し先。

 

再開までの期間、

皆様が自然観察園の植物を自宅から楽しめるブログ企画

『おうちで植物観察会』をお届けします!

 

この企画では、

ボランティアさんが作成してくださっている「花だより」

(自然観察センターにて配布中!)

から現在見ごろの植物を3つ紹介します。 花便り12月no.2順路図12月no.2

 

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12月後半の自然観察園は、

ほとんどの落葉樹が葉っぱを落としきり、

すっかり冬のよそおいになりました。

今回の「おうちで植物観察会」では

現在見られる数少ない花の中から、

3つ取りあげて紹介いたします♪

 

①ヤブツバキ

学名:Camellia japonica
科名:ツバキ科

ヤブツバキ紅ヤブツバキ白

 

現在、かたくり山やスイセン群生地の近くなどで

紅白の花を咲かせ始めています。

 

花が終わる時、

花びらと雄しべが一緒になってぽとりと落ちるのが特徴的です。

一方、見た目が似ていて混同されがちなサザンカは、

花びらが一枚一枚に分かれて散るので、

両者を見分ける方法のひとつとして知られています。

 

②ロウバイ

学名:Chimonanthus praecox

科名:ロウバイ科

ロウバイ

 

自然観察園では、

園内の最東端と最西端で1本ずつ見ることができます。

花は黄色で、現在は葉も黄葉しているので、

木全体が明るく華やかな黄色をしていて目を引きます。

 

ロウバイは、

ウメ・サザンカ・スイセンと合わせて

雪降る季節に咲く四つの花として

【雪中四友(せっちゅうのしゆう)】と呼ばれます。

昔から歌や絵の題材にされることが多く、

冬~春に咲く魅力的な花として知られています。

 

 

③ソシンロウバイ

学名:Chimonanthus praecox f. concolor
科名:ロウバイ科

ソシンロウバイ

 

自然観察園では、

のかんぞうの里付近や七草山の奥に見られます。

 

ロウバイは

花の内側が暗褐色・外側が黄色なのに対して、

ソシンロウバイは花全体が黄色一色です。

香りはロウバイよりソシンロウバイの方が強いと言われます。

園内でふたつの花の香りの強さを嗅ぎ比べてみてください。

 

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実際の植物観察会は、残念ながらまだ再開の見通しが立ちませんが、

こちらのブログを通して、引き続き自然観察園の植物情報を発信していきます!

 

どうぞお楽しみに♪

 

ボランティア| ほーぷavatar

2021年12月10日

おうちで植物観察会~2021年12月編①~

新型コロナウィルスによる緊急事態宣言は解除されたものの、

自然観察園の人気イベント『植物観察会』の開催再開はもう少し先。

 

再開までの期間、

皆様が自然観察園の植物を自宅から楽しめるブログ企画

『おうちで植物観察会』をお届けします!

 

この企画では、

ボランティアさんが作成してくださっている「花だより」

(自然観察センターにて配布中!)

から現在見ごろの植物を3つ紹介します。

 花便り12月のno.1 順路図12月のno.1

 

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12月前半の自然観察園は、

紅葉が進み、葉を落としたり実をつけたりしている植物が多くあります。

早秋から花をつけている植物はシロバナアブラギクくらいで、

それも終わりに近くなっています。

今回は花1種類と実2種類を紹介します。

 

①スイセン

学名:Narcissus tazetta var. chinensis

科名:ヒガンバナ科

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

早春の花ですが、すでに少しずつ咲き始めています。

ニホンスイセンといわれる種類は地中海沿岸の原産で、

古い時代に中国を経由して日本に入ったと言われています。

暖地の海岸近くに野生化しています。

 

現在、自然観察園のスイセンの花数はまだ少ないですが、

スイセンの白い花が赤い紅葉に映えてとてもきれいに見えます。

1月になるともっとたくさんの花をつけます。

 

②ムサシアブミ

学名:Arisaema ringens

科名:サトイモ科

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

ムサシアブミの実は、

茎の先に赤い小さな実がたくさん集まってできます。

時間が経つと茎が折れて、写真のように地面に横たわります。

ひとつの小さい実の中には4個の種子が入っています。

 

サトイモ科ですが、食べる里芋とは少し仲間が違い、

マムシグサやウラシマソウという植物に近い仲間で有毒植物です。

花は独特な形をしており、4~5月頃に咲きます。

 

③ムクロジ

学名:Sapindus mukorossi

科名:ムクロジ科OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ムクロジは高さ15m以上になる落葉樹です。

軸の左右に小さな葉が3~8対(6~16枚)ついています。

その様子が鳥の羽のように見えることから、

このような葉のつき方を「羽状複葉」と呼びます。

 

ムクロジの実は、

皮を取ると硬い黒い実が出てきます。

この部分が、羽根つきの羽根のおもりに使われることで知られています。

今の時期は、写真のように、きれいな黄葉とたくさんの実が見られます。

※ムクロジの実は枝の上の方につくので、

花だよりでは「色づいた樹木」として表記されています

 

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実際の植物観察会は、残念ながらまだ再開の見通しが立ちませんが、

こちらのブログを通して、引き続き自然観察園の植物情報を発信していきます!

 

どうぞお楽しみに♪

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