2022年11月12日
おうちで植物観察会~2022年11月編~
新型コロナウイルス感染症拡大や猛暑により
長らく中止となっていた自然観察園の人気イベント『植物観察会』。
2022年9月から再開となった後も
自然観察園の植物を自宅から楽しめるブログ企画
『おうちで植物観察会』をお届けしてきましたが、
今回で一旦終了とさせていただきます。
今後は、対面で行っている月例の「植物観察会」に是非ご参加ください!
詳細は、園内ポスターやブログで随時更新しています。
最終回となる「おうちで植物観察会」ですが、
今回も、「野川公園緑の愛護ボランティアの会」が作成してくださっている
「花だより」(自然観察園・野川公園サービスセンターにて配布中!)から
現在見ごろの植物を3つ紹介します。
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11月前半の自然観察園内は、
少しずつ植物の冬支度が進んでいます。
花の種類は減ってきていますが、
それでもまだ色々な花が見られます。
つい先日、リンドウも開花し始めました!
今回は、その中から見ごろの植物を3つ取り挙げて
ご紹介したいと思います♪
①シュウメイギク
学名:Anemone hupehensis var. japonica
科名:キンポウゲ科
自然観察園内では、
のかんぞうの里の東側と、かがみ池の近くで咲いています。
ピークは少し過ぎていますが、
まだまだ美しく輝くような赤紫色の花を見ることができます。
「秋明菊」と書くこの花は、
実はキクではありません。
秋に咲き、キクに似ていることから、
この名で呼ばれるようになったそうです。
②カントウヨメナ
学名:Aster yomena var. dentatus
科名:キク科
自然観察園内では、
はけ沿いの木道周辺や、まる池の周辺で見ることができます。
秋に自然観察園で見られる代表的なキクの一種です。
自然観察園内では、他にも多くのキク科の植物が見られ、
「ユウガギク」「シロヨメナ」「アワコガネギク」などが現在開花しています。
③ホトトギス
学名:Tricyrtis hirta
科名:ユリ科
自然観察園内では、
七草山で花盛りとなっています。斑
花の斑点を鳥のホトトギスの胸の斑に見立て、
この名で呼ばれるようになったそうです。
また、ルリタテハの幼虫の食草でもあり、
今の時期は成虫たちを見ることができます。
↑これがルリタテハの成虫です。
ルリタテハは成虫で越冬します。
冬でも暖かい日は飛んでいる姿を見かけることがあります。
↑これがルリタテハの幼虫です。
写真は9月に撮ったもので、
同じ時期に蛹も複数確認することができました。
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今回で「おうちで植物観察会」の企画は一旦終了となりますが、
今後もブログやイベントを通して自然観察園の植物情報を発信していきます!
どうぞお楽しみに♪
ボランティア| ほーぷ