2022年8月30日
おうちで植物観察会~2022年8月編②~
新型コロナウイルス感染症拡大や猛暑により
中止が続いている自然観察園の人気イベント『植物観察会』。
2022年9月から再開予定となっていますが、
引き続き、皆様が自然観察園の植物を自宅から楽しめるブログ企画
『おうちで植物観察会』をお届けします!
この企画では、
「野川公園緑の愛護ボランティアの会」が作成してくださっている
「花だより」(自然観察園・野川公園サービスセンターにて配布中!)から
現在見ごろの植物を3つ紹介します。
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8月後半の自然観察園内は、
暑さが少し和らぎ、秋の植物が開花し始めています。
園路際ではバッタ類やトンボ類も多く見られるようになり、
夏とは違う賑わいを感じます。
では今回も、自然観察園内で見ごろの植物を3つ取り挙げてご紹介したいと思います♪
①コバノカモメヅル
学名:Vincetoxicum sublanceolatum
科名:キョウチクトウ科
自然観察園内では、
入口から左に進むとフェンス沿いにある四ツ目垣で
見ることができます。
先がとがった星形の花は、
小さいながらも目をひく植物です。
袋状の実は熟すとやがて割れ、
中から綿毛が付いた種子が顔を出し、
風に乗って飛んでいきます。
②ナンバンギセル
学名:Aeginetia indica
科名:ハマウツボ科
自然観察園内では、
ほたる池の東側の園路沿いで見ることができます。
この植物は寄生植物で、ススキなどに寄生します。
植物全体の形が煙管(パイプ)に似ていることから
この名が付いたと言われます。
③サネカズラ
学名: Kadsura japonica
科名:マツブサ科
自然観察園内では、
入口から右に進むとフェンス沿いにある四ツ目垣で
見ることができます。
花は淡い黄色でとても可愛らしく、
秋には真っ赤に熟した美しい実を見ることができます。
かつては、枝の皮の粘液を
整髪や製紙用の糊として使用していたようです。
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実際の植物観察会は、2022年9月から再開予定ですが、
ブログでも引き続き、自然観察園の植物情報を発信していきます!
どうぞお楽しみに♪
ボランティア| ほーぷ