2022年4月20日
おうちで植物観察会~2022年4月編②~
新型コロナウイルス感染症拡大により、
中止が続いている自然観察園の人気イベント『植物観察会』。
再開までの期間、
皆様が自然観察園の植物を自宅から楽しめるブログ企画
『おうちで植物観察会』をお届けします!
この企画では、
ボランティアさんが作成してくださっている「花だより」
(自然観察園・野川公園サービスセンターにて配布中!)から
現在見ごろの植物を3つ紹介します。
※4/20現在、かたくり山とかがみ池は木道工事中のためご覧いただけません。
ご迷惑おかけしています。こちらのブログも合わせてご覧ください。
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4月後半の自然観察園は、様々な色の花が咲き誇っています。
そんな美しい花々の中から、
今回は青みの強い花を3つピックアップしてご紹介します♪
①ホタルカズラ
学名:Lithospermum zollingeri
科名:ムラサキ科
自然観察園の東側、
七草山ときんらんの里の一角で多く咲いています。
花の付け根部分のぼんやりした赤色を
ホタルの放つ光に見立て、
この名がついたとされています。
「カズラ(葛)」は、つる性の植物を意味します。
茎が横にどんどんと広がっていく性質があることから、
名前の一部になったようです。
②ラショウモンカズラ
学名:Meehania urticifolia
科名:シソ科
自然観察園内では、ひょうたん池の近くにて、
ヤマブキソウやニリンソウと並んで花を咲かせています。
漢字では「羅生門葛」と書きます。
その昔、羅生門には人々を困らせる鬼が住んでいたそうです。
そこで源頼光の家臣である渡辺綱が鬼と戦い、
その腕を切り落とし持ちかえりました。
花全体の様子がその腕に似ていることから
この名がつけられたと言います。
名前はなんとも怖いですが、
とても美しい紫色の花を咲かせる素敵な植物です。
③チョウジソウ
学名:Amsonia elliptica
科名:キョウチクトウ科
自然観察園内では、
ほたる池とまる池の間でさわやかな青色の花を咲かせています。
漢字で書くと「丁字草」。
名前の由来については意見が分かれているようで、
ひとつは、花を横から見ると「丁」の字に見えることから
このように名づけられたという説。
もうひとつは、花の下の胴長な部分が、
フトモモ科のチョウジに似ていることから名づけられたという説。
どちらが本当かはわかりませんが、
花の形が名の由来に深く関係しているようです。
園内のチョウジソウは咲き始めなので、
これから見ごろになるのが楽しみですね。
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実際の植物観察会再開まで、
このブログを通して、自然観察園の植物情報を発信していきます!
どうぞお楽しみに♪
ボランティア| ほーぷ