2022年3月29日
おうちで植物観察会~2022年3月編②~
新型コロナウィルスによる緊急事態宣言は解除されたものの、
自然観察園の人気イベント『植物観察会』の開催再開はもう少し先。
再開までの期間、
皆様が自然観察園の植物を自宅から楽しめるブログ企画
『おうちで植物観察会』をお届けします!
この企画では、
ボランティアさんが作成してくださっている「花だより」
(自然観察園・野川公園サービスセンターにて配布中!)から
現在見ごろの植物を3つ紹介します。
※3/29現在、かたくり山とかがみ池は木道工事中のためご覧いただけません。
ご迷惑おかけしています。こちらのブログも合わせてご覧ください。
==========
最近では暖かく感じる日も増えてまいりました。
3月後半の自然観察園内は、日に日に青みが増し、
春を感じさせる花々が開花し始めています。
その中から、見ごろの植物を3つご紹介したいと思います♪
①コスミレ
学名:Viola japonica
学名:スミレ科
現在、きんらんの里で見ごろを迎えています。
落ち葉の茶色の中に、薄い紫色の花びらがとてもよく映えます。
コスミレの柱頭(めしべの先端のこと)は、
カマキリの頭のように三角形になっており、
アオイスミレやタチツボスミレなど
周辺にある他のスミレと見分けることができます。
また、他のスミレに比べて草丈が伸びないことから、
コスミレの名が付いたとされています。
②シュンラン
学名:Cymbidium goeringii
科名:ラン科
現在、きんらんの里で花を見ることができます。
代表的な東洋ランの1つで、春に咲くことから「春蘭」と名付きました。
花の茎はベールに包まれているように見え、
とても上品印象の花です。
別名「ホクロ」と呼ばれるのは、
唇弁(ラン科の植物等に特徴的な、花の下側につく大きくな花びらのこと)の斑点を
ほくろに見立てたからのようです。
③キブシ
学名:Stachyurus praecox
科名:キブシ科
現在、かたくり山の南側で花が見られます。
6mm~9㎜の小さな鐘型の花が連なって咲き、
遠目に見るとイルミネーションのようにも見えます。
漢字では「木五倍子」と書き、
五倍子(ふし・ごばいし)という染料の代用として
使用されたことに由来すると言われます。
==========
実際の植物観察会は、残念ながらまだ再開の見通しが立ちませんが、
こちらのブログを通して、引き続き自然観察園の植物情報を発信していきます!
どうぞお楽しみに♪
ボランティア| ほーぷ