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むさしのの都立公園

野川公園 オフィシャルブログ

2022年1月12日

おうちで植物観察会~2022年1月編①~

新型コロナウィルスによる緊急事態宣言は解除されたものの、

自然観察園の人気イベント『植物観察会』の開催再開はもう少し先。

 

再開までの期間、

皆様が自然観察園の植物を自宅から楽しめるブログ企画

『おうちで植物観察会』をお届けします!

 

この企画では、

ボランティアさんが作成してくださっている「花だより」

(自然観察園・野川公園サービスセンターにて配布中!)

から現在見ごろの植物を3つ紹介します。

 花便り1月no.1_pages-to-jpg-0001順路図1月no.1_pages-to-jpg-0001

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現在の自然観察園は、

花は少ないものの、春を待つ植物の様々な姿が観察できます。

今回はそんな植物の中から、

可愛らしい実をつける植物を3つ紹介します♪

 

①ジャノヒゲ

学名:Ophiopogon japonicus

科名:クサスギカズラ科

DSCN9028

 

自然観察園東側の七草山周辺で実が見られます。

美しい青色の実が、密集した葉の間にぽつぽつとついています。

 

密集して生える葉のようすを龍のひげに見立てたことから

この名がついたとされますが、諸説あるようです。

別名「リュウノヒゲ」とも呼ばれます。

 

②マンリョウ

学名:Ardisia crenata

科名:サクラソウ科 DSCN9043

 

自然観察園内の色々な場所で見られます。

現在はひと際目立つ赤い実をつけています。

 

お正月の縁起木として昔から親しまれている植物です。

漢字では「万両」と書きます。

同じく赤い実がつくセンリョウ科のセンリョウ(千両)よりも実が大きく、

また数が多くつき美しいことから

この名がついたとされています。

 

③ヤブコウジ

学名:Ardisia japonica

科名:サクラソウ科 DSCN9045

 

自然観察園内では西側のエリアで観察できます。

こちらもマンリョウやセンリョウとともにお正月の縁起木とされ、

実のようすが似ていることから「十両」という名で呼ばれることもあります。

 

ヤブコウジ(藪柑子)の名は、やぶの中に生え、

葉や実の形が柑橘類の柑子(コウジ)に似ているからとされています。

 

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実際の植物観察会は、残念ながらまだ再開の見通しが立ちませんが、

こちらのブログを通して、引き続き自然観察園の植物情報を発信していきます!

 

どうぞお楽しみに♪

 

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