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むさしのの都立公園

野川公園 オフィシャルブログ

2021年7月20日

おうちで植物観察会~2021年7月編②~ 

新型コロナウイルス感染症拡大により、

昨年から中止が続いている自然観察園の人気イベント『植物観察会』。

 

「いつ再開するの?」「再開が待ち遠しい!」といった皆様の声を聞き、

再開までの期間、皆様が自然観察園の植物を自宅から楽しめるブログ企画

『おうちで植物観察会』を行うことにしました!

 

この企画では、

ボランティアさんが作成してくださっている「花だより」

(自然観察センターにて配布中!)から

現在見ごろの植物を3つ紹介します。

7月後半花だより 7月後半順路図

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7月後半の自然観察園は、夏の花が湿地を彩り、

秋まで咲き続ける花たちもちらほらと開き始めました。

その花々の中から見ごろの花を3つご紹介します♪

 

①ミソハギ

学名:Lythrum anceps

科名:ミソハギ科

ミソハギ 夏の濃い緑の中で、紅紫の花がひときわ目立ちます。

お盆のころに咲き、古くからお盆のお供えにも使われてきた花です。

盆花や精霊花などと呼ばれたりもします。

 

水辺など湿った所を好む野草です。

自然観察園もハケ(国分寺崖線)と野川の間にあって湿地が多いので、

ミソハギによく合った環境となっています。

 

②カリガネソウ

学名:Tripora divaricata

科名:シソ科

カリガネソウ

独特の花の形と涼やかな青い色が目を引く花です。

花の形が「かりがね」(カモの仲間のガンの別名)の飛んでいる姿に似ている、

というところからこの名前がつけられました。

雄しべが長くくるっとしているのをガンの首、

青紫の花弁をガンの羽に見たてたのでしょう。

 

蜜がたまっている筒状の部分は細長く、

ミツバチなど、もぐりこむのが得意な昆虫でないと

なかなか蜜が吸えそうにありません。

例えば、野川公園でよく見られるクマバチは、

体が大きくてこのカリガネソウの花の中にはもぐりこめず、

替わりに花全体を抱え込んでいる姿をよく見かけます。

この花を訪れる昆虫が何をしているのかもじっくり観察すると面白そうですね。

 

③キツネノカミソリ

学名:Lycoris sanguinea

科名:ヒガンバナ科

キツネノカミソリ

自然観察園のハケ側にいくつもまとまって咲くことが多い花です。

8月を中心に咲く花ですが、今年は少し早く咲き始めているようです。

 

細長くてしっかりした葉が、まるでかみそりのようだ、

ということでこの名がつけられました。

「キツネ」の由来は定かではありませんが、

キツネが生息するような場所に自生しているからとか、

花の色がキツネをイメージさせるからなどと言われています。

また、早春に出た葉が夏に枯れると、花の茎が出てきます。

そのため、花が咲くときに見ると、葉っぱを持たない植物のように見えます。

それがキツネに化かされたようだからという説もあります。

 

昔から武蔵野地域でよく見られる植物の一つです。

 

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実際の植物観察会は、残念ながらまだ再開の見通しが立ちませんが、

こちらのブログを通して、引き続き自然観察園の植物情報を発信していきます!

 

どうぞお楽しみに♪

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