2019年7月27日
自然観察園で体感!武蔵野の夏
いよいよ夏本番!
自然観察園では夏の花が次々と見ごろを迎えています。
入り口を入って右手を進むと、
ひときわ明るいオレンジ色の花がまとまって咲いています。
ノカンゾウです。
ノカンゾウの仲間は古くは「ワスレグサ」と呼ばれ、
嫌なことを忘れる、という意味があったそうです。
なぜ嫌なことを忘れるのか本当のところはよくわかりませんが、
確かに元気の出る色合いです。
もう一つオレンジ色の花をご紹介します。
キツネノカミソリ。
ノカンゾウはユリの仲間ですが、これはヒガンバナの仲間。
花びらが細く、花の咲く時期、葉がもう終わっていて、ないことが多いです。
湿ったところが好きで、はけ側の暗いところでよく咲いています。
花の咲く時期、葉が枯れてくるので有名な花をもう一つ。
ウバユリです。
花が咲くころ葉がないところを「歯がない」とかけて、「ウバユリ」となったそうです。
歯がなくなるのはおばあさんだけではないはず!と言いたくなりますが、
覚えやすい名前ですね。
花の咲くころ葉は古びているものの、まだあることが多いです。
大型で、林の中にあると存在感のある夏の花です。
花に訪れる生きものとの出会いも楽しい季節です。
ヒオウギに訪れたヒメウラナミジャノメと
イヌゴマに訪れたキムネクマバチ。
夏の観察園は武蔵野の生きものたちのパラダイス!
ぜひいらしてください。
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