2015年3月1日
イベント「冬越しの虫の観察会」を開催しました!
野川公園自然観察センターにて、子ども達を対象にしたボランティア主催イベント
「冬越しの虫の観察会」を開催しました!
講師は、野川公園緑の愛護ボランティアの会・昆虫グループのメンバーです。
夏、たくさんいた昆虫たちは、冬になりどこへ行ってしまったのでしょう?
まずは、自然観察園の木に巻いた「こも巻き」を調べに行きました。
こも巻きとは、松を害虫から守るための伝統的な駆除手段の 一つで、
ワラを編んだものを冬のあいだ木に巻きつけます。
これは、冬になると寒さと乾燥から身を守れる場所へ移動する
昆虫の習性を利用したものですが、
今回は冬越しする昆虫を観察するために巻きました。
こも巻きを開けてみると・・・
幹の割れ目に、成虫のナミテントウが寄り添って固まっていました。
ジッと寒さに耐えているようにみえますね。
自然観察センターに帰り、さらに中をよく調べてみると、
クモやカメムシの仲間をたくさん見つけることができました。
「こんなにいるんだっ」とみんなもビックリ!
次に、朽木を割って中を調べてみました。
すると、中から白い幼虫が・・・コクワガタです。
よく見ると、小さいながらも立派な顎ですね。
冬の公園でも、こんなにたくさんの昆虫たちと出会えました ♪
他にも、木の洞や落ち葉の裏などで冬越しする昆虫もいます。
ぜひ、公園に来てみなさんも探してみて下さい。
※自然観察園の柵内は保護区域のため、
普段はお入りいただけませんのでご了承ください。