2016年12月20日
今冬がチャンス!~アトリの木の葉隠れ~~
公園内の紅葉シーズンも終盤戦。
雑木林が一面茶色で染まっています。
そんな林の中に目立つようになったのが、北国からやってきた冬鳥たち。
はらっぱに降り立つツグミ、カエデの実をついばむシメなどはそのいい例です。
特にこの冬、数が非常に多く目立つのが、この鳥たちです。
淡いオレンジ色が目立つこの鳥はアトリ。
少々色が薄いので、メスでしょうか。
こちらは頭などが黒っぽいのでオスのようです。
今年はかなりの数の群れが入っており、武蔵野公園以外にも野川公園や
多磨霊園などでもたくさん見られています。
それにしても、このハデなオレンジ色、林の中で目立たないのか心配になります。
木の実を食べに地面に降りたので見てみましょう。
どこにいるかわかるでしょうか?全部で何羽いるでしょう?
正解は・・・
3羽でした。
落ち葉の中に降りると、こうも目立たなくなるのですね。
一見派手に見える模様も、実は生き残るために計算された色だったのです。
普段はこのように目立たない鳥ですが、
この冬は気軽に観察できるチャンスです!
公園をおさんぽされる際には、木陰や落ち葉の集まった場所を、
そっとのぞいてみてください。
季節の花、緑、生きもの| もやん