武蔵野地域にある都立公園のオフィシャル情報を発信しています。

むさしのの都立公園

武蔵野公園 オフィシャルブログ

10 / 22« 先頭...89101112...20...最後 »

2016年8月6日

ちょっきりはじめました

夏本番!暑い日が続きますね。

 

この時期にどんぐりの木の陰で休んでいると、

ぽとり、ぽとりと、枝が落ちてくることがあります。

う~~ん、ちょっと多すぎ・・。

 

そんなに風も強くないのに・・?

前の日のゲリラ豪雨の影響でしょうか?

 

よく見ると、すべての枝にどんぐりがついています。

 

さらによく見ると、枝の根本は、

ハサミでやられたかのように「切られて」います。

 

そして、どんぐりを調べると、不自然な黒い点・・。

 

誰のシワザ・・?と思い、木を見上げると、

いました!!

口の長いこの虫の名前は、「ハイイロチョッキリ」。

 

しばらく見ていると、長い口をどんぐりに挿し込みはじめました。

ご~~りごり。

まるでドリルのようです。

 

この穴を開けたあと、どんぐりの中に卵を産み付け、

最後に名前の通り「ちょっきり」と切り落とします。

 

ハイイロチョッキリは、大きさ1cmほどの小さな種類です。

どんぐりを拾って持って帰ったら、中から白い虫がでてきた!

な~~んて経験のある方がいたら、それはこの虫や近い仲間のオトシブミの幼虫。

 

どんぐりが生長すると硬くなってしまい、幼虫が出てこられなくなってしまうため、

親チョッキリが柔らかいうちに卵を産み、

硬くさせないために切り落とすと言われています。

 

落ちている枝を見つけたら、そっとどんぐりを見てみてください。

小さな黒い穴が開いていたら、

それはチョッキリが愛情込めてつくったゆりかごかもしれません。

 

ゆりかごは、観察したら、そっとやわらかい土の上に戻してあげてくださいね!

 

季節の花、緑、生きもの| もやん

2016年8月6日

少し遅くなりましたが・・・

じゃぶじゃぶ池広場北花壇のヒマワリが咲きました。
このヒマワリは6月に職場体験で訪れた調布市立第四中学校の生徒さんが
植えてくれたヒマワリです。
少し小ぶりですが、きれいに咲きそろいました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

季節の花、緑、生きもの| 番長

2016年7月30日

オレンジに染まる雑木林~キツネノカミソリ~

武蔵野公園の北側には、国分寺崖線沿いに雑木林が点在しています。

この場所は、動植物の保全のために、人の立ち入りはできませんが、

柵の外からでも、季節の花を楽しむことができます。

 

今の時期、雑木林の林床がオレンジ色に染まります。

今がちょうど見ごろ♪

緑の深くなった雑木林に映える、鮮やかなオレンジ色の花。

「キツネノカミソリ」です。

 

一面に咲いて、まるでオレンジの波のようです。

まだまだ蕾の株も多く、しばらく楽しむことが出来そうです♪

 

他にも、盛夏の花が見ごろを迎えています。

無数の白い花で、かすみがかったように見えるのは、「ヒヨドリバナ」。

 

緑の中に点在している紫の花は「アキノタムラソウ」。

 

鮮やかな色に誘われて、トラマルハナバチもやってきたようです。

 

柵の中に入って、間近で楽しむことはできませんが、

この場所から柵内を覗き込むと、充分に楽しむことが出来ます。

 

この後、季節が進むと、アザミなど秋の花が次々と見られるようになります。

 

暑い時期が続きますが、疲れを感じた時には木陰に入って立ち止まり、

雑木林をぬけてくる薫風で涼みながら、季節の花々を見守ってみてください。

 

季節の花、緑、生きもの| もやん

2016年7月20日

ハチの威を借る・・・

梅雨の中休みの晴れたあつ~~い日。

 

ちょっと暑すぎ、木陰を歩きたいと、公園内のクワの木の下に入りました。

木陰はやはり、快適です♪

 

よ~~くクワの樹皮を見てみると、黄色と黒の虫がぺったりとついています。

うわっ、スズメバチだよ!

・・・と思いましたが、どうも違和感があります。

なにか翅がないような・・?

 

近くで見ると、こんな感じ。

やや長い触角、硬く閉じた翅。

色こそハチそっくりですが、この虫の名前は「トラフカミキリ」。

クワの木に集まる甲虫、カミキリムシの仲間です。

 

ここで、正真正銘のスズメバチの仲間を見てみましょう。

う~~ん、本当にそっくり。

 

スズメバチの仲間は、自分には毒があり、危険であることを敵に知らせるため、

わざと黄色と黒の縞模様という、とても目立つ体色をしていると言われています。

 

トラフカミキリをはじめ、いくつかの昆虫は、この黄色と黒の色をマネすることで、

鳥などの天敵から身を守っているのです。

 

クワの木でトラフカミキリを見つけた時に、

「うわっ、スズメバチ!」と思ったら、

その時はトラフカミキリの術中にはまっているのです。

 

クワの木で黄色と黒の縞模様の虫を見かけたら、

ハチだった場合に刺されないよう、遠巻きに、

本当にハチなのか、確認してみてください。

 

そこにいるのは、ハチの威を借るカミキリムシかもしれません。

 

※もしかしたら、本当にハチかもしれないので、決してさわらないでください。

公園内の昆虫は採集できません。そっと観察するだけにしてください。

季節の花、緑、生きもの| もやん

2016年7月16日

野川沿いの「ミチオシエ」

梅雨の合間の晴れ間には、強い日ざしが降り注ぎ、

夏の気配が強く感じられるようになりました。

皆様、熱中症にはくれぐれもご注意ください。

 

少しでも涼しい場所を散歩すべく、川を吹き抜ける風を感じながら歩くのも

楽しい季節になってきました。

 

ゆっくりおさんぽをしていると、

時折足元をスイーッスイーッと飛び回る、小さな虫を目にすることがあります。

 

道端の草にとまりました。

 

この昆虫の名は「トウキョウヒメハンミョウ」

地面を素早く歩き回り、小さな生きものをとらえて食べる、地表のハンターです。

 

大きな目に、獲物をとらえるためのキバも見えており、

「生粋のハンター」という顔つきをしていますね。

 

このハンミョウの仲間は、川沿いなど開けた場所に多く、

人間など大きな動物が近づくと、開けたほうへ開けたほうへと

スイーッスイーッと飛んでいく習性があります。

それでも近づいていくと、木陰に逃げ込んだりする姿が見られます。

 

人間が歩く⇒スイーッと10数m前へ飛んでいく⇒人間が歩く⇒スイーッと・・・

これを繰り返すため、あたかも「こっちにおいでよ」と

呼びかけているようだと感じ、「ミチオシエ」という別名がつきました。

 

野川沿いを歩いていると、どんどん前に飛んでいき、

最後は木陰や草むらに入って見えなくなります。

まるで、「そこは暑いよ。ちょっと木陰に入ってやすんだら??」と

呼びかけているかのよう。

 

夏日が予想される日には、あまり無理せず、

ハンミョウたちの誘いにのって、木陰のベンチで一休みするのが

良いのかもしれませんね!

 

 

 

 

季節の花、緑、生きもの| もやん

2016年6月30日

薫風に揺れる薄桃色

公園内南側の樹林内にある「ニリンソウ群生地」。

4月のはじめには、ニリンソウが咲き乱れ、

私たちの目を楽しませてくれていました。

ニリンソウは5月ごろには花も実も終わり、

6月頭には、来年春まで長い眠りにつきます。

今は葉もなくなり、すっかり眠り込んでしまいました。

 

見どころが終わるのが早いな・・・と思いきや、

他の季節にもたくさんの花が楽しめます。

今見頃なのがチダケサシ。

薄いピンク色の花が風に揺れています。

もっと近くで見てみましょう。

 

夏に向かって、濃い緑色が増えてくる中、

薄い色は特に目を引きます。

 

色に誘われたのか、テングチョウも吸蜜に来たようです。

 

もうすぐアキカラマツの花が咲き始め、

そのあとはホトトギスの仲間が花をつけ始めます。

 

他にもさまざまな花を楽しむことができますので、

公園をおさんぽする際には、ぜひのぞいてみてください。

季節の花、緑、生きもの| もやん

2016年6月8日

昆虫酒場クヌギ♪

梅雨に入り、じめじめし始めたこの頃。

 

武蔵野公園の苗圃では、クヌギの木から昆虫が大好きな

樹液が出始め、にぎわってきています。

昼間に目につくのは、チョウたち。

羽化したばかりの鮮やかなオレンジ色を放つヒオドシチョウ。

 

樹皮にうまく溶け込むサトキマダラヒカゲ。

 

黒と白だけかと思いきや、黄色い口が鮮やかなゴマダラチョウ。

 

 

ほかには、気の早いこんな虫の姿も。

おはようございます・・・。

 

これから梅雨明けにかけて、クヌギの昆虫酒場はにぎわいを増していきます。

苗圃をおさんぽしているときに、すっぱいにおいがしたら、

近くにクヌギの樹液が出ているかもしれません。

そっと近づいて観察してみてくださいね。

 

※観察中に、樹液にスズメバチの仲間が来ているのを見かけることがあります。

モンスズメバチや

チャイロスズメバチなど。

 

ちょっと怖いと思うかもしれませんが、

スズメバチは木の皮をかじって樹液を出す、という働きをしている

大切な自然の仲間です。

人通りの多い場所に巣がなければ、公園では駆除していません。

 

必要以上に近づかなければおそってきませんので、見かけたら、

そっと離れて、刺激しなければ大丈夫です。

 

季節の花、緑、生きもの| もやん

2016年4月30日

白い花のレストラン

サトザクラの時期も終わりに近づき、

公園には初夏の雰囲気が漂ってきました。

淡いピンク色の花から、主役は白い花に変わりつつあります。

白い房状の花がたくさんついているのはイヌザクラ

こちらはウワミズザクラ。

どちらも有名な「サクラ」の遠い親戚です。

こちらはサワフタギ。背丈の低い木なので、

目の前で花の色とかおりを楽しむことができます。

苗圃に多く植えられているが、このコデマリ。

小さな花がたくさん集まって咲いています。

 

キレイな白色とかおりを楽しむべく、近くで観察していると

「ぶ~~ん」「ぶ~~ん」という音が・・。

よく見ると無数のコガネムシが、花の蜜を求めて乱舞しています!

一番多いのが鮮やかなグリーンメタリックな「コアオハナムグリ」。

白い花によく映えます。

黒いボディにクリーム色の紋が入るのが「クロハナムグリ」。

ぱっと見ると、ハナバチと間違えてしまいそうです。

こちらは「アシナガコガネ」。スラッとした脚で

器用に花につかまって蜜をなめています。

サワフタギには「ヒラタアオコガネ」も来ていました。

 

気温もぐんぐん上がり、生きものたちの活動が活発になってきました。

花と一緒に、そこに集まる昆虫にも目を向けると、

もっとたくさんの色を楽しむことができます。

 

お散歩の際は、ぜひ近くでじっくり観察してみてください。

※ハチが寄ってきた場合には、そっとその場を離れれば大丈夫です。

季節の花、緑、生きもの| もやん

2016年4月16日

スプリングエフェメラル

春真っ盛り。

ソメイヨシノはもう花を散らしてしまいましたが、

サトザクラの仲間はちょうど見ごろです。

サービスセンター前では、カンザンがとてもいい雰囲気!

もうしばらくは楽しませてくれそうです。

 

サクラもいいのですが、武蔵野公園を歩く際には、

見上げるだけでなく、下にも注目してみてください。

そこには、春しか見られない鮮やかな色が、

絨毯のように広がっています。

明るい林床で、他の植物をかき分けて顔を出すのは、

薄い青紫色のフデリンドウ。

紫色なら一面に広がるタチツボスミレも負けていません。

 

続いて、ちょっと木陰に目を向けると、

しっとりとした林床には、ニリンソウの白一色に染まる場所があります。

こちらはマルバスミレ。ニリンソウよりも少し乾いたところで、一面に広がります。

 

ニリンソウやフデリンドウ、スミレ類が一斉に花をつけるのは、

一年のうちで、木々の葉が茂っていない春先のみの場合が多いのです。

ニリンソウとフデリンドウに至っては、木の葉が茂る5月の終わりには、

花だけでなく、葉までなくなり、翌春まで眠りについてしまいます。

 

このように、春先にしか現れない生きものたちのことを

「スプリングエフェメラル(春の儚いもの)」と言い、

出会うチャンスはわずかしかありません。

 

春先の武蔵野公園をおさんぽする際には、

ぜひ足元の儚い生きものにも目を向けてみてください。

季節の花、緑、生きもの| もやん

10 / 22« 先頭...89101112...20...最後 »