武蔵野地域にある都立公園のオフィシャル情報を発信しています。

むさしのの都立公園

武蔵野公園 オフィシャルブログ

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名前   :ぺったんこ草

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2015年4月29日

「さくらガイドウォーク」を開催しました!

イベント「はけのおいしい朝市」のプログラムの一環として、

「さくらガイドウォーク」を開催しました!

武蔵野公園には、約40種・約1000本のサクラが植えられています。

「さくらマップ」を見ながら観察にでかけましょう♪

 

 

今はちょうど里桜が見頃な時期。こちらは「一葉(イチヨウ)」。

雌しべが葉のような形に変化する現象が顕著なことから名付けられました。

 

 

そして、「思川(オモイカワ)」も満開でした。

名前の由来は、発見された栃木県小山市を流れる川の名にちなんで。

花だけでなく、名前にもいろいろな背景があり調べてみると面白いです。

 

 

あれれ?よく見ると、サクラの葉から蜜がでています。

蜜には、アリなどの昆虫が集まっていました。

なんで蜜がでているのでしょう?

 

 

実は、蜜に集まったアリなどの昆虫は、サクラの若葉をたべる幼虫も大好物!

サクラは蜜を与えることで、アリにボディーガードをしてもらっています。

生きものの戦略やつながりは、とても奥深く驚きますね!

 

 

武蔵野公園はこれから、チョウや野の花など春の生きものがたくさん見られます。

春を楽しみに、ぜひ皆さんも公園に遊びに来てくださいね♪

イベント,季節の花、緑、生きもの| ぺったんこ草avatar

2014年4月25日

「さくらガイドウォーク」を開催しました!

春らんまん!里桜や春の野草が見頃となった武蔵野公園で、

「さくらGW 」を開催しました。

武蔵野公園は、約40種・約1,000本の様々なサクラを楽しめる公園です。

4割近くは、昔から日本の山に生えていた野生のヤマザクラが植えられており、

古くから親しまれてきた日本の風景を楽しむことが出来ます。

 

今はちょうどヤマザクラのシーズンが終わり、遅咲きの里桜が楽しめます。

里桜とは人がつくった品種で、現在は300種以上あると言われています。

 

 

管理所前では、「カンザン(関山)」が満開を迎えていました。

大輪で八重咲きの花は、「桜漬け」の原料として私たちに親しみのある

サクラでもあります。

一つ一つの花が大きく、色も濃いピンクでゴージャスな雰囲気ですね!!


さて次は、香りも楽しめるサクラ「スルガダイニオイ(駿河台匂)」です。

みなさんはサクラの香りというと、どんな香りを想像しますか?

嗅いでみると、ほのかな甘さの中に気品が漂う優しい香りがします。

ぜひ、皆さんも試してみてください。


サクラを観察していると、ちょっと面白いものも発見します。

散った花びらの中に、サクラの花がポトポトと丸ごと落ちているものがあります。

裏をみると、花の根元を食いちぎったあとが・・・・


スズメの仕業です。

口ばしが太くて短いスズメは、花の奥にある蜜を上手になめることができません。

であれば、蜜がある場所をちぎって食べてしまえばいいじゃん!というスズメの知恵ですね。サクラを愛でるだけでなく、こうした生きもののつながりを見つけるのも楽しいですよ。

 

他には、緑色の花を咲かせる珍しいサクラ「ギョイコウ(御衣黄)」。

花が終わるに近づき、中心が赤く変色していくのが特徴です。

 

そして、室町時代から愛でられている「フゲンゾウ(普賢象)」。

2本の雌しべが葉化し、まるで象の牙ように見えることから、

普賢菩薩が乗っている白い象に例えられたことが名前の由来です。


まだまだ、イチヨウ(一葉)やショウゲツ(松月)などの八重桜、

サクラの仲間であるウワミズザクラなど、色々な種類のサクラを

楽しむことができました。

 

 

また、サクラの他にも公園で保全を行っているフデリンドウや

ニリンソウ等の春の野草も見頃を迎えています。

 

 

春を楽しみに、ぜひ皆さんも公園に遊びに来てくださいね♪

 

 

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