武蔵野地域にある都立公園のオフィシャル情報を発信しています。

むさしのの都立公園

武蔵野公園 オフィシャルブログ

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名前   :もやん

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2021年3月26日

【ニッポン発見!】サクラにちょっと詳しくなってみませんか?

【ニッポン発見!】

日本人が大好きなサクラ。サクラの新しい楽しみ方を知って、

今年は新たな視点でコロナ禍ならではのお花見をしてみませんか?

ニッポン発見_ロゴ

 

武蔵野公園のソメイヨシノはもう満開。

今年もお花見をシーズンがやってきました。

ソメイヨシノ

今年は新型コロナウイルスの関係で、

どうしてものんびりお食事をしながらお花見、

というわけにはいかない状況です。

 

ただ、サクラという植物は、じっくり見るともっとたくさんの楽しみ方ができるのです!

 

そこで、今回はゆっくり散策しながら楽しめる、

サクラの楽しみ方をご紹介します。

 

サクラと言うと、まずソメイヨシノを思い浮かべる方も多いと思いますが、

サクラは野生のもので世界に約100種、日本には10種程度あると言われています。

まずは武蔵野公園で見られる野生のサクラ類です。

ヤマザクラ

まずはヤマザクラ(咲き始め)

元々日本の里山にも多く自生する種類です。

個性豊かで、花色や枝ぶりも様々です。

ソメイヨシノは花が終わってから葉が出ますが、

このヤマザクラは花と葉が同時に見られます。

 

オオシマザクラ

続いてオオシマザクラ(咲き始め)

白味の強い種類で、香りが強く、

葉は桜餅の材料にも使われます。

 

ウワミズザクラ

このブドウの房のように小さな花をつけているのはウワミズザクラ。(未開花)

他のサクラよりも開花が遅く、4月下旬頃から見られるようになります。

花は小さいですが、蜜の量は抜群で、虫たちの憩いの場になります。

 

花を楽しむというと、やはりソメイヨシノですが、

ソメイヨシノは品種改良で生まれ、種から育つことができません。

そのため、挿し木というクローンのような増やし方で育てられます。

クローンなので個性が弱く、同じ環境に生えるものはみんな同時に咲き、

一斉に散ってしまうので、楽しめる期間が短いのが特徴です。

 

それに対して、野生のサクラは1本1本がみな個性を持っており、

開花の時期も枝ぶりも花の色もとっても個性的!

3~5月の比較的長い間、色々な種類を楽しめます。

 

 

さらに、それだけではありません。

サクラをこよなく愛する日本人は、

より多くの花や蜜、香りを楽しむために多くの品種を生み出しました。

その数なんと600とも言われています!

 

奈良時代まではお花見と言ったらウメでしたが、

平安時代以降はサクラ中心に変わっていき、多くの品種が育てられました。

 武蔵野公園には30種を超える品種が育成されています。

 

ここではごく一部ですが、紹介したいと思います。

シラユキ

この真っ白な花をつけているのは、シラユキ。(咲き始め)

公園の入り口付近で見られ、その白さは多くの品種の中でも際立っています。

 

カンザン

八重咲の豪華な姿をしているのは、カンザン。(未開花)

色が濃く、花数も多いので、

木全体が淡いピンク色に染まったように見えます。

 

ウコン

黄色味が強いちょっと風変わりな花を咲かせているのは、ウコン。(未開花)

花を染料のウコンで染めたように見えることから、この名前がつきました。

 

フゲンゾウ

八重咲の大きな花をつけているのは、フゲンゾウ。(未開花)

この花の特徴は長い2本のめしべが伸びること。

これを普賢菩薩が乗るゾウの牙に見立てて、この名前がつきました。

 

他にも色も花の形も枝ぶりも個性的なサクラがいっぱい。

遠くから眺めるのもいいですが、今年はぜひサクラの木の下を散策し、

一つひとつの花の個性を楽しんでみてください。

 

また、サクラは人間だけでなく、

他の生きものにも大人気なのです!

メジロ

蜜を求めて、花から花へ飛び回るのはメジロ。

花の蜜が大好きで、長い舌を伸ばしておいしそうになめています。

 

ヤマトタマムシ

こちらはヤマトタマムシ。

成虫は夏に現れ、サクラの葉などを食べるほか、

幼虫は枯れ木の中で育ち、特にサクラ類の枯れ木・倒木に多く見られます。

 

名称未設定-1

芽吹いたばかりのサクラの葉っぱを見てみると、

根元に赤い膨らみがあります。(黄色い○印)

これは蜜腺といって、花以外にここから甘い蜜を出します。

 

そこに寄ってくるのが、甘いものが大好きなアリです。

アリは群れでやってきて、蜜をなめるのですが、

この蜜源を守るため、サクラの葉を齧ろうとする生きものを攻撃するのです。

ガの幼虫イモムシや、コガネムシなどは、とても近づけません。

この蜜腺で、アリという強力なボディガードを雇っているかのようです。

 

これらの生きものは花のシーズンだけでなく、

1年中サクラの木に集まってきます!

 

 

サクラの花は本当に個性的。

ゴールデンウィーク頃までは入れかわり立ちかわり、違ったタイプの花を楽しめます。

また、年間を通して、生きもののつながりを見ることができます。

 

ゆっくり座ってお花見を楽しむことが難しい状況だからこそ、

新しいサクラの楽しみ方を体験してみませんか?

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2018年8月5日

一致団結!猛暑に負けない!

s-酷暑

暑い・・・

本日も11時の時点で35℃を超えています。

みなさま、熱中症にはくれぐれもご注意ください。

 

s-じゃぶ池

人気施設「じゃぶじゃぶ池」は今日も大盛況!

(9:00~16:00までお楽しみいただけます)

 

涼を求めるのは人間だけではないようです。

s-暑がりカラス

「あっつい・・・」

普段は機敏な動きのハシボソガラスも、木陰で涼んでいます。

口を半開きにして、暑苦しそう・・。

 

s-モンスズメの巣

園内のサクラの木のウロで、モンスズメバチの巣が見つかりました。

※公園内では、来園者のみなさまに影響があると思われる場所で

巣が見つかった場合には、早急に対策をします。

見つけても不用意に近寄らず、公園管理所にお知らせください。

(武蔵野公園サービスセンター:042-361-6861)

※ただし、スズメバチも生態系の重要な一員ですので、

人に被害が及ばない場所で見つかった場合には駆除は行いません。

その際は離れてそっと見守ってあげてください。

 

その巣を少し観察していると・・

s-巣の入口に・・

巣の入り口に、数匹のモンスズメバチが陣取っています。

あれ?怒らせてしまったかな・・?

よく見ると、どうやら違うようです。

 

s-ひたすら扇ぐ!

実は、猛烈な勢いで、翅を動かしていたのです。

中央の個体の周りで、写真がブレているのが、

翅を高速で動かしている様子です。

 

2~3匹のハチが入れ替わり立ちかわり、

巣の中に向かって羽ばたいています。

実は、ハチの仲間は暑さに弱く、あまりの高温にさらされると

幼虫も成虫も、みんな死んでしまいます。

 

そこで、暑さが厳しい時期には、順番で巣の入り口に陣取り、

巣の中に風を送る。こうしてみんなで暑さをしのぐ習性があるのです。

 

s-おかえりなさい

仲間が帰ってくると、一旦扇ぐのをやめます。

触角を合わせてなにやらコミュニケーションをしているようです。

「暑い中外回りごくろうさま」

「そちらこそ、涼しくしてくれてありがとう」

そんな言葉が聞こえてきそうな様子です。

 

人間も生きものも、今年の酷い暑さをどうにかして

やり過ごそうとしているのはみな同じ。

 

生きものたちの様子をじっくり観察すれば、

涼しく過ごせる方法が見つかるのかもしれませんね!

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2018年7月27日

甘い香りが漂う中、キツネノカミソリ開花!

連日の猛暑の中、木陰を求めてはけの道近くの園路を歩いていると、

ほんのりと甘い香りが漂ってくることがあります。

匂いにつられて、はけの雑木林の方に近づいて見ると・・

s-クサギ

白い花を無数につけ、緑の中に白いカーテンをひいたかのように

見えるのが「クサギ」。

濃い緑の多い夏に彩を添えてくれる植物のひとつです。

 

この花が咲くころに、林の下では、オレンジ色のじゅうたんを

敷いたかのような風景が広がります。

s-キツネノカミソリ

今年もキツネノカミソリが開花しました!

まだ、2~3分咲きといったところ。

 

8月上旬頃には、一面に咲く、こんな様子が見られるはず!

s-キツネノカミソリ1

 

ちょうどその頃、公園では、

長年自然を守る活動をされている市民団体「野川ほたる村」のみなさんと

一緒に、キツネノカミソリと昆虫の観察会を開催します。

●日時:2018年8月4日(土)10:00~12:00

※熱中症の危険のため、あまりに暑い場合には、

時間を短縮する可能性があります。

●集合:都立武蔵野公園おおあずまや

●持ち物:歩きやすい服装、長そで長ズボン(蚊が多いです)、

帽子、飲み物、虫よけ、メモ

 

普段は動植物の保全のために閉鎖している国分寺崖線の森を

特別に公開する予定です!

夏らしい生きものたちにみんなで会いに行きましょう!

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2017年12月8日

大賑わいのサザンカ!

紅葉も終わりを迎え、冬の気配が日増しに強くなってきています。

 

サービスセンター前も、ヤマモミジよりもサザンカの花が

目立つようになってきました。

s-SC前サザンカ

 

今まさに花盛り!!

s-サザンカの花

 

ところが、木の下を見てみると、無数の花びらが・・。

s-落ちた花びら

ここのところ、雨も風も大したことがなかったのに、なぜ??

 

すると、木の上から、何やら気配が!!

動く枝先を見てみると・・・。

s-メジロ発見!

いました!

分かりにくいですが、ここです。

s-メジロ発見!?

 

花から花へ飛び移って、花の中に頭を入れて・・

s-ついばむメジロ

現行犯で発見しました。

花びらはこのメジロが花の蜜を吸う時の落し物だったのです。

 

「蜜を吸うのはいいけど、あんまり散らかさないでね・・」

s-めっかった!

「ン?見てた?」と言わんばかりのこの表情。

数えてみると、10羽以上が集まっていました。

 

時にはヒヨドリやシジュウカラ、エナガが姿を見せることも。

サービスセンターにお越しの際は、

自動販売機の横のサザンカの木を、ぜひ見上げてみてください。

かなりの高確率で、きれいな花とかわいい小鳥のコラボレーションが見られますよ!

 

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2017年11月28日

川沿いのレストラン♪

晩秋になり、イロハモミジの紅葉も今がピーク!

夕陽をバックにすると、赤が一層映えて見えます。

s-野川沿い

・・と、今日は紅葉よりも、こちらに注目!

s-注目はこっち2

川沿いに残る、ヨシなどが茶色くなった枯草です。

「え~~地味~~」そんなことをおっしゃらずに、

モミジをバックに少しだけ目を向けてみましょう。

 

しばらく見ていると、なにやらパチッパチッという音が・・。

目を凝らすと、いました!

s-シジュウカラ

頬の白い模様がかわいいこの鳥はシジュウカラ。

鳴き声を聞いていると「ツピツピツピ・・」と

透き通った声で鳴いています。

 

では、先ほどの「パチッパチッ」という音は・・?

そのまま見ていると、こんな動きを始めました。

s-アクロバットシジュウカラ

うーん、ダイナミック!

見ると何かをかじっているようです。

 

気になって、ヨシを近くで見てみました。

カイガラムシ

ヨシに小さく丸いものがたくさんついていました。

この丸いものは、実はカイガラムシの幼虫。

冬の間はヨシの皮の隙間に隠れていることが多いです。

 

「パチッパチッ」というのは、

シジュウカラたちがヨシの隙間の虫を探す音だったのですね。

 

他にも、ヨシにはこんな鳥が集まってきます。

s-ヤマガラ

オレンジ色が鮮やかなこの鳥はヤマガラ。

 

s-コゲラ

ヨシ以外の草に、キツツキの仲間のコゲラもやってきました。

つついて探すなら、こちらが本職!?

s-コゲラ夢中

中の虫をさがしているのでしょうか。

もはや夢中になりすぎて、近寄っても逃げません。

でもそれだとアナタ、キツツキではなく、クサツツキですよ~。

s-ん?見てた?

「ん??なんか言った??」

ちょっと近づきすぎたようです。オジャマしました~。

 

一見、何もいない枯草のように見えても、

鳥たちにとってはごちそうだらけのレストランだったのです。

 

川沿いをおさんぽする際は、ぜひ少し耳を澄ませてみてください。

真剣なまなざしの小鳥たちに出会えるかもしれませんよ!

 

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2017年9月28日

母はたくましいのです

台風のあと、武蔵野公園の雑木林では、

木々の落し物が目立つようになりました。

 

コナラの木の根本では・・

s-コナラ

園路中に何かがおちています。

 

超大量のどんぐり!

s-大豊作

う~~ん、大豊作♪

 

コナラ以外にも、たくさんのどんぐりがあるのですが、

そのうちひとつを見てみると・・。

 

s-クヌギとシギゾウと

まんまるなクヌギのどんぐりにゾウムシがいました。

このゾウムシは「クヌギシギゾウムシ」

 

近くの園路の上では・・。

s-長い口でご~りごり

長い口をつかって、どんぐりに穴をあけていました。

 

実は、このゾウムシは産卵を控えたメスのゾウムシ。

硬いどんぐりの中に卵を産むため、

長い口をドリルのように使って、穴をあけていたのです。

 

身体をひねってご~~りごり。

s-身体をひねってご~りごり

 

ちょっと身体を浮かせて、深さ調整して、ご~~りごり。

s-深さを微調整~

 

人間も工作でどんぐりコマを作るときに穴をあけたりしますが、

千枚通しや爪楊枝をつかって、ひと苦労するもの。

 

それをこの小さな身体でやってのけてしまう。

母は強しですね!

 

風の強い日は、たくさんのどんぐりが地面に落ちてしまうことがあります。

その中には、母ゾウムシが一生懸命に産卵したものが混じっているかも?

 

公園をご利用の際は、足元のどんぐりを探してみてください。

もし、踏まれてしまいそうなものがあったら、そっと端によけてあげてくださいね。

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2017年7月25日

秋の気配??

ほぼ雨の降らなかった梅雨があけ、

夏らしい暑い日が続いています。

 

夏の空とはけ

公園の北側にひろがる国分寺崖線(はけ)の雑木林には、

雨が少なかったからか、真夏過ぎの生きものたちが

早くも姿を現しています。

 

s-クロカナブン

カナブン?と思いきや、

まっ黒なエナメル質の輝きを持つのはクロカナブン。

カナブンはひと夏ずっと見られますが、

クロカナブンは夏も盛りを過ぎてから、見られるようになる種類です。

今年は少々登場が早いかな??

 

雑木林の林床を見てみると、木々によって強い日差しが和らいだ

木漏れ日の中で、輝くように咲いている色鮮やかな花がありました。

s-アキノタムラソウ

薄むらさき色の小さな花をたくさんつけているのは、アキノタムラソウ。

名前の通り、夏から秋にかけて咲く花で、今年は開花が少々早いようです。

 

s-キツネノカミソリ

一際鮮やかなオレンジ色に輝いているのは、キツネノカミソリ。

もう少しすると一面の群生が見られるようになります。

 

このキツネノカミソリも、普段は8月の上旬ごろに盛りを迎えるのですが、

10日ほど早そうです。

 

今年の夏は、駆け足で過ぎていきそうですので、

公園にいらしたときは、見逃さないよう、夏の昆虫や草花に目を向けてみてください。

 

はけの森は貴重な生きものを保全するため、普段は外から見るしかありません。

そんな貴重な場所を中に入ってみる機会が8月5日にあります!

s-0805観察会_ページ_1

市民団体「野川ほたる村」のみなさんと共催で観察会を実施します。

滅多にない機会ですので、ぜひ一緒にはけの森を探検しましょう!

 

 

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2017年7月11日

こもれびの中で

武蔵野公園の南西側に位置する、運転試験場北側の雑木林。

センボンヤリやフデリンドウが群生するなど、

公園内でも最も山野草が豊かな場所のひとつです。

 

ところがこの場所、シラカシやケヤキが大きくなり過ぎ、

森が暗くなってしまいました。

s-試験場北園地

そこで、山野草や雑木林らしい樹木を保全するため、

昨年の冬に、大きくなり過ぎた木を間伐。

だいぶ林床に光が届くようになりました。

 

ギンランが数を増やし、これまで記録のなかった絶滅危惧種が確認されるなど、

山野草にはいい効果が表れているようです。

 

この場所に光が入るようになったことで、

その近くにもうれしい変化が!!

 

s-くじら山裏

くじら山裏の樹林にも、こもれびが届くようになりました。

 

光が当たるようになった場所を見てみると・・・。

s-オトギリ群生

チヂミザサの隙間から、ツンツンと頭を出しているのはオトギリソウ。

光を浴びて、一気に芽を出したのか、小さな黄色いつぼみが一面に見られます。

満開までは、あと1週間程度かかりそうです。

 

オトギリ

ちょっと気の早い株が花をつけていました。

薄暗い林床にあって、一際映える鮮やかな黄色ですね!

 

ひとつひとつは小さな黄色い花ですが、これだけの数がまとまって開花すれば、

黄色いじゅうたんのような風景が見られることでしょう。

 

雑木林を吹き抜ける涼しい風を求めて、樹林の中を歩く際には、

こもれびを喜ぶように姿を現した、足元の小さな花にも注目してみてください。

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2017年4月7日

見てみて!足元のお花見

ソメイヨシノも間もなく満開。

都心よりはやや遅いですが、今週末には楽しむことができそうです。

 

さて、3/28にブログで「つぼみがつきました」と紹介したニリンソウですが、

サクラと同様次々と開花し始めました。

とはいえ、まだまだ2~3分咲きといったところ。

4月中旬頃に見頃を迎えそうです。

 

ニリンソウ群生地からさらに西側へ進むと、

木々を間伐して、明るくなった林が目に入ってきます。

切られた木が痛々しく見えるかもしれませんが、

木々は切られたからといって、死んでしまうわけではありません。

特にカシなどのどんぐりの木は、

根さえ生きていれば、下の図のように「萌芽更新」という方法で、

若く元気な状態で再生してくるのです。

萌芽更新をしないと、どんどん木が大きくなり、森の中は真っ暗に。

色々な草が生えられなくなり、虫は減り、鳥はエサを取りにくくなります。

 

これが昨年夏の様子。

夏の日差しが強い状況でも、真っ暗・・。

サクラは弱り、ギンランなどの植物は数を減らし、

野鳥がエサをとる姿を見ることは少なくなりました。

ここまで大きくなってしまうと、ちょっと手入れをした程度では効果がなく、

思い切った手入れが必要で、雑木林の管理における全国的な課題になっています。

 

そこで、今回の手入れとなったのです。

 

春を迎え、すっかり明るい日差しが入るようになった雑木林を歩いてみました。

さっそく春の山野草が花をつけています。

タチツボスミレや、

センボンヤリ、

シュンランなど。

季節が進めば、キンランやキツネノカミソリなどの再生も期待されています。

 

また、冬鳥たちがせっせとエサをとる姿も!

 

日が入り、明るく暖かくなった林内には、昆虫たちが飛び回っているのでしょう。

落ち葉をひっくり返しながら、ツグミがエサ探し。

林床を埋め尽くすようにエサをついばんでいるのはイカルとシメ。

(黄色いくちばしがイカル。グレーのくちばしはシメ)

 

冬鳥たちは旅立つ体力をつけるため、エサさがしに忙しそうです。

 

武蔵野公園にお花見にいらした際は、

ちょっと足をのばして、雑木林の足元の生きものたちの姿も

ぜひ楽しんでみてください。

 

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2017年3月28日

ふわふわ舞うけだま?

見ごろとなるサクラもちらほらと増えてきました。

木の下を見ると、サクラに負けじと、早春の草花も次々と顔をだしています。

早くも花を咲かせているのはタチツボスミレ。

もうすぐ青紫色のじゅうたんが広がっているかのような

光景が見られることでしょう。

 

こちらは巨大なムサシアブミの花。

ちょっと葉っぱは寒そうです・・。

 

続いてニリンソウ群生地。

次第に青々としてきました。

そろそろかな?と見てみると、

出ました、つぼみ第一号!こちらは、4月中旬頃には見ごろを迎えそうです。

 

ゆっくり花を眺めていると、小さな虫が落ち葉にとまりました。

この虫の名前はビロウドツリアブ。

名前の通りビロウド状の毛がびっしりと生えていて、

ふわふわした印象を受けます。なんだか暖かそうです♪

 

しばらく見ていると、ホトケノザの花にとまりました。

気温以上の暖かさを感じられる光景ですね。

 

このビロウドツリアブが観察できるのは、1年のうちでも春のうちのみ。

サクラなど春の花々が姿を消すのと時を同じくして、見られなくなります。

このふわふわした毛玉のような昆虫に会えるチャンスは今しかありません!

 

春のおさんぽを楽しむ際には、

ぜひこの時期ならではのかわいい昆虫にも目を向けてみてください。

 

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