2018年4月19日
園内の花、香っています
高い気温の日が続いて、
園内、例年より早めに花の開花が進んでいます。
数あるサクラのなかでも最後に開くウワミズザクラ。
園内に何本かありますが、早くも満開になって花の香りがしています。
苗圃の中では、フジの長い房がきれい!
そして、甘い香り!
うっとり香りを嗅いでいると、クマバチがブンブンとやってきました。
大きな姿と音にびっくりする方も多いですが、とてもおとなしいハチ。
重たい体でフジの花につかまる姿が可愛らしいです。
蜜を吸うのに夢中なのか、手にのせても全く動かない子も。
こちらではセイヨウミツバチが悪戦苦闘中。
体が軽いので、なかなか蜜腺までもぐりこめません。
フジの花の甘い香りに惹かれてやってくる虫はたくさんいますが、
体の重いクマバチやマルハナバチが花弁にぶら下がることで、
花びらが開いて蜜が吸えると同時に花粉がクマバチの体にくっつく仕組みになっています。
フジにとっては、クマバチは子孫を残すための大事なパートナー。
それ以外の昆虫には簡単には蜜を分けてあげないのです。
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