2017年9月28日
母はたくましいのです
台風のあと、武蔵野公園の雑木林では、
木々の落し物が目立つようになりました。
コナラの木の根本では・・
園路中に何かがおちています。
超大量のどんぐり!
う~~ん、大豊作♪
コナラ以外にも、たくさんのどんぐりがあるのですが、
そのうちひとつを見てみると・・。
まんまるなクヌギのどんぐりにゾウムシがいました。
このゾウムシは「クヌギシギゾウムシ」
近くの園路の上では・・。
長い口をつかって、どんぐりに穴をあけていました。
実は、このゾウムシは産卵を控えたメスのゾウムシ。
硬いどんぐりの中に卵を産むため、
長い口をドリルのように使って、穴をあけていたのです。
身体をひねってご~~りごり。
ちょっと身体を浮かせて、深さ調整して、ご~~りごり。
人間も工作でどんぐりコマを作るときに穴をあけたりしますが、
千枚通しや爪楊枝をつかって、ひと苦労するもの。
それをこの小さな身体でやってのけてしまう。
母は強しですね!
風の強い日は、たくさんのどんぐりが地面に落ちてしまうことがあります。
その中には、母ゾウムシが一生懸命に産卵したものが混じっているかも?
公園をご利用の際は、足元のどんぐりを探してみてください。
もし、踏まれてしまいそうなものがあったら、そっと端によけてあげてくださいね。
季節の花、緑、生きもの| もやん