2017年7月25日
秋の気配??
ほぼ雨の降らなかった梅雨があけ、
夏らしい暑い日が続いています。
公園の北側にひろがる国分寺崖線(はけ)の雑木林には、
雨が少なかったからか、真夏過ぎの生きものたちが
早くも姿を現しています。
カナブン?と思いきや、
まっ黒なエナメル質の輝きを持つのはクロカナブン。
カナブンはひと夏ずっと見られますが、
クロカナブンは夏も盛りを過ぎてから、見られるようになる種類です。
今年は少々登場が早いかな??
雑木林の林床を見てみると、木々によって強い日差しが和らいだ
木漏れ日の中で、輝くように咲いている色鮮やかな花がありました。
薄むらさき色の小さな花をたくさんつけているのは、アキノタムラソウ。
名前の通り、夏から秋にかけて咲く花で、今年は開花が少々早いようです。
一際鮮やかなオレンジ色に輝いているのは、キツネノカミソリ。
もう少しすると一面の群生が見られるようになります。
このキツネノカミソリも、普段は8月の上旬ごろに盛りを迎えるのですが、
10日ほど早そうです。
今年の夏は、駆け足で過ぎていきそうですので、
公園にいらしたときは、見逃さないよう、夏の昆虫や草花に目を向けてみてください。
はけの森は貴重な生きものを保全するため、普段は外から見るしかありません。
そんな貴重な場所を中に入ってみる機会が8月5日にあります!
市民団体「野川ほたる村」のみなさんと共催で観察会を実施します。
滅多にない機会ですので、ぜひ一緒にはけの森を探検しましょう!
季節の花、緑、生きもの| もやん