2015年7月29日
樹液のレストラン
梅雨が明け、天気の良い日が続きます。
人間にとっては暑すぎる日が続きますが、夏の昆虫たちは活発に活動しています。
特に賑わっているのは、クヌギの樹液。
カブトムシやクワガタなどの大きな甲虫をはじめ、たくさんの昆虫が集まります。
大型甲虫以外にも
ゴマダラチョウなどのチョウ類や
カナブン
クロカナブン
ヨツボシケシキスイなどの小型甲虫も見られます。
そして、よくいるのがこの昆虫。
スズメバチの仲間も来ています。
このスズメバチはエサを取りに来ているだけで、
人間が不用意に近づかなければ、襲ってくることはありません。
スズメバチは木を齧って樹液を出すなど、自然の中で重要な役割を担っています。
公園では、彼らを生態系の大切な一員であると考え、人通りの多い場所でなければ、特に駆除は行っていません。
スズメバチがいた場合は遠巻き(5mほど離れる)に観察し、飛んで近づいてきた場合は、刺激しないようそっと離れてください。
樹液に集まる昆虫の活動は今がピーク!
スズメバチに気を付けつつ、ゆっくり公園を歩きながら観察してみませんか。
季節の花、緑、生きもの| もやん