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むさしのの都立公園

大発明のヒント!

2017年2月28日(火)

#むさしのの都立公園, パークレンジャー / パークレンジャー:金本

大発明のヒント!

徐々に暖かいと感じる日が増えてきました。

フデリンドウなど春に花を咲かせる植物が顔を出し始めています。

しかし、木々の芽吹きはまだまだといったところ。

 

見通しのいい雑木林では、葉のある時期には分からなかったものが

見つけられることがあります。

木の上にハンドボールくらいの丸いものが。

 

昨年使われたと思われるスズメバチの巣。

大きさからするとコガタスズメバチでしょうか。

 

 木の上だけでなく、時には低木の中の、観察しやすいところで見つかることも。

そんな時は、ハチの巣の中身を観察するチャンス!

え?大丈夫?

安心してください。123月の寒い時期には、

スズメバチは冬眠しているのでお留守なのです。

暑い時期には、間違ってものぞかないでくださいね・・。

 

さぁ、一部の壊れたところがあったら、中を見てみましょう。

六角形の部屋が連なり、それが幾重にもきれいに折り重なっています。

この六角形の連なりは「ハニカム構造」と呼ばれ、無駄なスペースがなく、

最も軽く、最も丈夫な構造と言われています。

※ハニカム(honeycomb)とは、英語で「ハチの巣」という意味

 

実はこの形、軽くて丈夫、という点に目をつけ、

レーシングカーのボディの構造などの技術開発に活用されています。

 

このように、生きものからヒントを得た技術は、

「生体模倣技術(バイオミメティクス)」と呼ばれ、

他にも、トンボの翅の軽さに着目して宇宙服の素材を研究したり、

カワセミの頭の形と飛び方に着目して新幹線の形を研究したりと、

最先端技術に応用されることも。

 

公園をのんびり歩くのも楽しいですが、

「なんでこんな姿をしているのだろう?」

「なんでこんな動きをしているのだろう?」

時にはじっくりと考えながら観察してみてください。

 

もしかしたら、大発見をする発明家になれるかもしれませんよ。

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