武蔵野地域にある都立公園のオフィシャル情報を発信しています。

むさしのの都立公園

Webガイドウォークをお届けします。

2014年6月07日(土)

Webガイドウォークをお届けします。

東京はしっぽりと梅雨に入ったようですね。

6月7日、武蔵国分寺公園で予定されていた「大人のための樹木観察ガイドウォーク」は雨のため中止とさせていただきました。

楽しみにされていた皆様に、ここでwebガイドウォークをお楽しみいただきます。

 

 

初夏を彩るセンダンの花もそろそろ終わり。小さな薄紫の花も涼しげな木です。

高知市の繁華街にはセンダンの並木があります。「南国の街に合う木だなあ」と、思って見上げたことを思い出します。「センダンは双葉より芳し」は、香木の白檀(びゃくだん)であり、この木とは違うとされますが、姿形にはどこか気品があって、間違ってできた諺が、そのまま生きているのもうなずける気がします。

 

ゼフィルスの仲間が飛ぶ季節。

ゼフィルスとはギリシャ神話の西風の精ですが、樹上性のシジミチョウの総称として使われているものです。日本産は25種あるとされています。武蔵野でわりとよく見られるのは、このミズイロオナガシジミでしょうか、すすっと筆を走らせたような翅の模様が美しい。

 

スイカズラの花は最初白く、やがて黄色に変わります。弦植物ですから森の中では他に木にからんで成長する。最近はフェンスにからませて街の緑化にも一役買っているようです。

よく見れば、おしべを自由に遊ばせて、生まれたてのタコの赤ちゃんのようにも見えるのです。楽しげで可憐なスイカズラの花、そろそろ黄色ばかりになってきました。

 

エナガの兄弟が巣立ちました。まだ飛ぶのが上手でなく、曲芸のように枝にぶら下がり、ひっくり返ったりしながらも、一生懸命餌を探す。自分のことに精いっぱいだから、近くで見ていても逃げません。

 

シジュウカラの雛たちも、もう見た目は親と変わりません。ただ鳴き声が子猫のようにかわいくて、どちらかといえばヤマガラのように聞こえます。あまり離れずに集まって、楽しげに森で遊んでいる。首のネクタイが太いのが雄、細いのが雌。その特徴はもうはっきりと出ています。

 

ユリノキの花や実を間近で観察したいなら、武蔵国分寺公園の円形広場がいいでしょう。たくさん植わったユリノキが低い位置にも花をつけます。そろそろ花は終わりでも、まだまだ新芽が出てきます。何段階にもなって若い葉を出すことに、どんな利点があるのでしょう?遅い霜に備えてのことでしょうか?Tシャツのような形の葉は、最初は二つ折りで出てきます。北アメリカ南部原産の木です。

 

タイサンボクの花が見ごろです。大人の両手をまるめたほどの、とても大きな花からは、甘い香りがただよいます。たくさんのおしべがついていますが、その付け根が、はっとするほど美しい紫です。こんな目立たないところに、こんな美しい色を持ってくるなんて、なんておしゃれな花でしょう。

 

 

ガクアジサイが咲き始め。紫や青の淡い色が、日本の梅雨を彩ります。この花に出会えるから、梅雨空も悪くないと思うのです。大きな花を回りにだけ付けたのがガクアジサイで、これがアジサイの原種とされます。

 

 

WEBガイドウォークいかがだったでしょうか?

ぜひむさしのの都立公園へ梅雨時期の生きものに会いに来てくださいね。

 

 

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