武蔵野地域にある都立公園のオフィシャル情報を発信しています。

むさしのの都立公園

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2015年2月27日(金)

春を告げる黄金色

まだ寒い毎日ですが、暖かい日も増えてきました。もうすぐ春ですね。

 

そんな春の足音を伝えてくれる花の一つがサンシュユ。

元々は薬とするために中国からもたらされた木ですが、今では花や実が人気の木になりました。

葉よりも先に黄色の花がたくさん咲き、とっても鮮やか!

木が黄金色になる様子から「ハルコガネバナ」とも呼ばれます。

 

少し前から咲き出しています。

公園にお越しの際には、ぜひ春を告げるサンシュユをお楽しみください。

2015年1月30日(金)

香りで見つける冬の花

一年で一番寒いと言われるこの時期ですが、あちこちで、スイセンやロウバイが咲いてきています。

近づいてみると、それぞれに良い香りを嗅ぐことができます。

 

スイセンは、別名「雪中花」とも呼ばれます。

雪の中でも咲き、春の訪れを告げるため、日本では古くから、お正月のおめでたい花として扱われてきました。

欧米では、春の訪れと共に咲くスイセンは、希望の象徴ともされています。

 

原産地は、地中海沿岸からアフリカ北部、西アジアなどにかけて。そこから、シルクロードを通って東アジアに渡来したといいます。

日本に伝わったのはいつの頃か、確かなことは分からないようですが、平安後期から室町時代、中国を経由して持ち込まれ、比較的暖かい関東から九州の海岸などで野生化したと考えられています。

現在では、8,000種以上もの品種があると言われ、世界中で愛されている花です。

 

一方で、ロウバイも、花の少ないこの時期に、その鮮やかな黄色と良い香りで、私たちを楽しませてくれる花です。

花が蝋でできたような光沢を持ち、また、12月(臘月)頃から咲き始めることから、この名がついたと言われています。

 

公園などでよく見られるのは、花の中心まで黄色の「ソシンロウバイ」。

本来の「ロウバイ」は、花の中心がえんじ色をしています。

見かけたら、ちょっと花の中をのぞいて見てくださいね。

2014年12月17日(水)

愛情マーク

姿は見えなくても、そこに生きものがすんでいることが分かるものを、「フィールドサイン」と呼びます。

木々の葉が落ち、見通しが良くなった林内で、こんなフィールドサインを見つけました。

 

○の中に点が一つ。まるで目玉模様のようです。 

これがなんだか分かるでしょうか。

 

 

これはコクワガタが卵を産む時につけるマーク。

コクワガタのメスは卵を産んだ後、そのまわりを囲むように溝を掘ります。

すると、その溝から雨水や夜露が染み込んで、乾燥から卵が守られるのです。

 

目玉のように見えたのは、母クワガタの愛情がたっぷり詰まったマークだったのです。

 

みなさんも、冬の公園で生きものの「サインさがし」を楽しんでみませんか。

2014年11月20日(木)

これ、な~んだ??

寒い日が増えてきました。冬がだんだん近づいてきていますね。

さて、木の幹を見ると、こんな物がついていることがあります。何だかわかりますか?

実はこれ、ジョロウグモの卵なのです。ジョロウグモは夏から秋にかけて公園で一番よく見る、大型のクモ。冬の間は卵の状態で過ごします。

卵はピンク色で、寒さから守るように白い綿のようなもので覆われています。

よ~く見ると、けっこうきれいですよ!

 

冬の間、卵で過ごす生きものはけっこうたくさんいます。

公園に来たら、木の幹や草の茎、細い枝などを探してみてね。

 

2014年10月22日(水)

「ばったランド」へ行こう!

こんにちは。パークレンジャーの山田です。

だんだん木の葉が色づき始め、秋が深くなりつつあります。

原っぱでは、鳴く虫の合唱が心地よく聞こえてきます。

 

みなさんは、公園に「ばったランド」と呼ばれる場所があるのをご存知ですか?

ただの原っぱ?

いえいえ、バッタたちには草のレストランでもあり、

安心して眠ることができるベッドでもあるのです。

「ばったランド」とは、広場の一角の草を刈り残して、

バッタやコオロギたちのすみ場所を守っている場所です。

 

 

この看板が目印!

 

「ばったランド」には、10種類前後のバッタやコオロギがたくさんすんでいます。

こちらは、目の下の模様に特徴のある「ツチイナゴ」。

冬は、成虫で過ごします。

 

体より長いハネが特徴的な「ツユムシ」。

ピチッ…ピチッ…と小さな声で鳴きます。 

 

バッタやコオロギだけでなく、それらを食べにナガコガネグモや

カマキリやトンボ、トカゲ、鳥などもやってきます。

「あっ!コバネイナゴが、ナガコガネグモに捕まっちゃった!」

こうして、命がつながっていくのですね。

 

バッタがすめる環境を整えると、さまざまな生きものが集まる豊かな環境となります。

私たちパークレンジャーは、「ばったランド」をつくることで

どんな生き物が集まるのか、定期的に調査も行っています。 

「ばったランド」は、野川公園・武蔵国分寺公園・府中の森公園にあります。

今は、バッタのハイシーズン!

皆さんも、ぜひ「ばったランド」に遊びに来てください!

そして、パークレンジャーを見つけたら、どんな生きものがいたか教えてくださいね。

2014年9月18日(木)

秋の花ご紹介

暑かった夏が嘘のように、すっかり過ごしやすくなり、外歩きの気持ち

よい季節となりました。

咲き始めた秋の花を見ながら、近くの公園でピクニックなんてどうですか!?

 

 森陰にミズヒキが咲いています。

爽やかな森の風に、赤い花穂が揺れています。

のし袋などに付ける水引に似ているのが名の由来。

 

小さな花もよく見るときれいです。

上半分が赤く、下半分が白いのです。

こんな花、あまりありません。

どこでも見られる花ですが、東村山中央公園の東樹林にはたくさんあります。

少ないですが白花もあるかもしれません。探してみてはいかがでしょう?

 

色鮮やかなヒガンバナ。これも森陰の好きな花。

野川公園の自然観察園には見事な群生がありますよ。

 

 

ナガサキアゲハがやってきました。

花から花へと飛んでまわり、いつまでも蜜を吸っています。

アゲハなのに後ろ翅に長い突起がない、ずんぐりとした姿です。

 

明るい草地にツリガネニンジン。

うす水色の小ぶりな花が、とてもかわいらしいのです。

狭山・境緑道の「馬の背」は、草地の花の天国です。

 

ワレモコウもたくさんある。

深い赤の美しい、なんとも趣のある花です。

これでもバラの仲間です。小さな花が集まって上から順に咲いていく。

昔、神様が「紅い花集まれ」と言ったとき、「我も紅なり」とやってきたのが、

名の由来とされています。

 

ハギの花をよく見たことがありますか?

一番上の花びらが目立つ、マメ科独特の形です。

それではどんな実がなるでしょう?豆がなっているでしょうか?

探してみればわかりますよ。

「ああ、こんな豆もあるんだ!」と、きっと嬉しくなりますよ。

 

楽しい秋の「野の花散歩」

爽やかな風の中、どこまでも歩いていきましょう。

 

 

2014年8月29日(金)

パークコーディネーター:矢口

街中の「月の女神」

今回は「ガ」のお話です。

 

「えー…。ガなんて…。」

と言うなかれ。

ガの中には綺麗なものもいるんですよ。

 

先日、武蔵野中央公園に現れた「オオミズアオ」も、そんなガです。

漢字で書くと「大水青」。

その名の通り、大きな淡い水色の翅に、小さな紋とえんじ色の縁取りが、おしゃれです。

 

このオオミズアオ、学名(生きものの世界共通の名前)にギリシャ神話の月の女神「アルテミス」の名前がつきます(Actias artemis)。

 

この淡い水色を、月の光に見立てたのでしょうか。

 

幼虫は、モミジやサクラ、コナラなどを食べているため、街中でもフラリフラリと飛んでいるのを見かけることがあります。

みなさんも、探してみてくださいね。

2014年7月28日(月)

パークコーディネーター:矢口

ニホンミツバチの団結力

 

 

サクラの木に開いた穴にたくさんのニホンミツバチが出入りしているのを見つけました。

 

 

ニホンミツバチは古くから日本に生息しているハチで、

黄色と黒の縞模様が特徴です。

セイヨウミツバチより黒い色が強く出ます。

 

 

時々黄色いものを脚につけて帰ってくるハチがいます。

これは花粉で、幼虫たちのエサになるのです。

花粉をせっせと運んでいるハチの姿が見られたら、

巣の中では幼虫がすくすくと育っていることが分かります。

 

 

暑い日には巣の入口にたくさんのハチが集まり、すごい勢いではばたいています!

巣の中に風を送るため、自分が扇風機代わりになって、巣の仲間を守ろうとしているのですね。

 

ニホンミツバチはとてもおとなしく、

巣の入口に近づかなければ刺されることはありません。

木の穴に出入りしているミツバチを見かけたら、仲間のために一所懸命に働く姿をそっと見守ってみてください。

 

 

 

2014年7月25日(金)

パークコーディネーター:平山

エゴノキの実に穴が・・・

夏、エゴノキは実の季節。サクランボのような形の白い実が、たくさんなっています。

実をよ~く見ると、茶色っぽく穴が開いている部分があります。

これ、何だかわかりますか?

実は、ある虫が卵を産んだ跡なのです。

エゴヒゲナガゾウムシという、5㎜くらいの小さなゾウムシの仲間。ゾウムシですが、鼻は長くありません。

 

 

メスの顔が牛に似ているので、「ウシヅラゾウムシ」という別名もあります。

オスは飛び出した角のような物の先に目が付いています。

ちょっと変わった顔ですね。(上:メス、下:オス)

 

今の時期、あちこちのエゴノキでたくさん見ることができます。

穴が開いた実がなっていたら、その木のどこかにいるはず!

ぜひ探してみてください。

2014年6月29日(日)

パークコーディネーター:平山

子供たちはとってもにぎやか!

もうすぐ6月も終わり。鳥たちの子育てシーズンも、いよいよ佳境に入っています。

ヒナはすでに巣立っていますが、今でも親と一緒に行動している姿が見られます。

 

中でも目立つのはムクドリ。

ギャーギャーと一際大きな声で鳴きながら親鳥の後をついて回る子ムクドリがいます。

親にエサをねだっているのです。

 

よ~く見ると、親に比べて灰色がかっていて顔の白い斑点もあまり目立ちません。

どことなくあどけない顔をしているのが可愛いですね!(上:子ども、下:大人)

 

 

甘えん坊の子どもたちも、もうすぐ親離れの時期を迎えます。

親鳥は子どもの成長に合わせてエサをあげなくなり、自分でエサを取るようにさせていくのです。

可愛らしい姿を見られるのはあと少し。

公園に遊びに来たら、ぜひ子どもたちを探してみてください。

 

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