武蔵野地域にある都立公園のオフィシャル情報を発信しています。

むさしのの都立公園

浅間山公園 オフィシャルブログ

2017年3月28日

おひさしぶり!

各地でソメイヨシノの開花の便りが聞こえてきますが、

浅間山公園でも春の名物が出始めました。

ムサシノキスゲが顔をだしています。

現状で15cmほど。

例年よりも少し早そうな印象なので、

極端に寒くなければ、4月末の「キスゲフェスティバル」の頃には

見ごろをむかえることでしょう。

 

キスゲの芽を観察していると、樹上から聴き覚えのある声!

見上げると、イカルの声でした。

 

今年は、

アトリや、

シメはたくさん見られたのですが、

イカルを目にする機会はありませんでした。

 

3月になって、ようやくこの冬はじめてのお目見えとなりました。

昨年は当たり年で、たくさんいたのですが、本当に今年はさっぱり。

また来てくれてうれしいよ♪

 

さえずりの練習をしているのか、とても美しい声が響きます。

さえずりと言うと、ウグイスなら「ホ~ホケキョ」、

シジュウカラなら「ツツピ~ツツピ~」ですが、イカルの場合は、

「▲〇×◆▲××~~♪」すみません、何と表現してよいのやら・・。

「イカルコキ~」などとする説もありますが、どうにも・・。

でも!とっても美しい声なんです。

 

まだしばらくは楽しめそうですので、早春の野草の芽吹きを探しながら、

イカルたちの声に耳を傾けてみませんか?

季節の花、緑、生きもの| もやん

2017年2月28日

「冬鳥の観察会」を開催しました!

2月11日(土)、今年も「冬鳥の観察会」を開催しました。

前日は時おり雪が舞う天候でしたが、当日は暖かい日差しに恵まれました。

 

集合の多磨霊園正門から約3時間かけて、浅間山公園に向かい、

じっくり野鳥を観察します。

 

日ごろから府中市内の野鳥調査・研究・保全に取り組まれている

「府中野鳥クラブ」の皆さんが講師として案内してくださいました。

 

双眼鏡やスコープを使いながら、

この時期ならではの冬鳥を次々と観察していきます。

 

特に目立ったのはアトリ。

普段はそれほど多くの数は見られない種類なのですが、今年はどうやら当たり年!

多磨霊園でも浅間山でも、合計100羽近くの群れを見ることができました。

 

その他はメジロやエナガなど、おなじみの鳥たちも姿を見せてくれ、

21種の鳥を観察できました。

 

大人から子どもまで、30人の参加者の皆さんは

それぞれお気に入りの鳥を見つけては、夢中になって観察されています。

 

双眼鏡や望遠鏡を使い慣れない方や、鳥の種類が分からない方へは、

府中野鳥クラブのメンバーが手厚くサポート。

たくさんの冬鳥を間近で見られ、かわいい姿に皆様とても癒されたようです。

ご参加された皆様、ありがとうございました。

 

そろそろ春の足音が聞こえて来そうですが、

まだしばらくは冬鳥たちとの出会いを楽しむことができます。

 

今回の観察会で使用した、多磨霊園や浅間山公園の地図、

レンジャーミニ図鑑(野鳥)や府中野鳥クラブ作成の野鳥絵図などの資料は、

都立武蔵野公園サービスセンターで配布しております!

 

それらを片手に、暖かい格好で、少し体を動かしながら、

この時期ならではの鳥たちに会いに行ってみませんか?

イベント| もやん

2017年1月28日

【イベント告知】2月11日冬鳥の観察会を開催します

バードウォッチングが初めての方にもおすすめ!

 

府中野鳥クラブの講師の説明を聞きながら、多磨霊園から浅間山公園にかけて
ゆったりと歩き、冬鳥を観察します。

 

 

日時:2017年2月11日(土)9時~12時 ※雨天の場合は翌2月12日(日)に順延

 

対象:子供から大人まで(小学生以下の場合は保護者同伴)

 

定員:50名(先着順)

 

参加費:200円(資料・保険代)

 

申込み方法:事前申込(先着)。武蔵野公園サービスセンターへ電話(042-361-6861)または来館。催し物名、希望者全員の氏名、年齢及び連絡先(郵便番号・住所・電話番号)、双眼鏡の貸出希望の有無をお伝えください。

詳細:http://musashinoparks.com/app/events/view/1006

 

※双眼鏡の貸出をご希望の方は、申込時にその旨をお伝えください。ただし、数に限りがございますので予めご了承ください。

 

 

共催:都立武蔵野公園(西武・武蔵野パートナーズ)、浅間山を考える会(府中野鳥クラブ/浅間山自然保護会/浅間山ウォーキングクラブ)

後援:府中市

協力:多磨霊園

 

※個人情報の取り扱いについて
お申し込みの際に頂戴した個人情報は、当事業以外に使用しないものとし、その保護について万全を期してまいります。

 

 

イベント| ハイジ

2016年12月20日

雑木林に舞う、白い冬の精

12月に入り、雑木林の風景が茶色一色に変わってきました。

冬晴れの朝には、褐色からオレンジとなり、とってもきれいです。

 

落ち葉をサクサク踏みながら歩いてみると、

陽だまりの中に、時折白いものが舞い上がるのを目にすることができます。

 

とまったところをよく観察すると、どうやら小さなガのようです。

この虫の名は、「クロスジフユエダシャク」。

名前の通り、冬にしか出てこない「フユシャク」と呼ばれる仲間の1種です。

見ると、と~~ってもゆっくり飛んでいます。

北風が吹くと、ひゅ~~っと飛ばされていく姿を見ることも。

こんな様子で生きていけるのでしょうか??

 

実は、「フユシャク」の仲間は寒さが厳しくなり、

カマキリやトンボ、トカゲなどといった肉食動物が

冬眠についたころ活動を開始します。

しかも、活動時間のメインは、鳥たちの寝静まった夜間です。

(ただし、「クロスジフユエダシャク」など一部の仲間は日中に行動します。)

 

なるほど、敵に襲われる心配が少ないため、こんなにのんびり飛んでいるのですね。

 

逃げる必要がなくなったとき、フユシャクは究極の省エネ方法を編み出しました。

それがこれです。

これが、クロスジフユエダシャクのメスの姿。

なんと!ガのトレードマークでもある翅がほとんどありません・・。

 

フユシャクは成虫になった後、食べることをしないため、

敵から逃げる必要がなければ、ほとんど動かなくてよいのです。

 

そのため、動き回るのは、結婚相手を探すオスだけで、

メスは動き回るのをやめてしまいました。

そうして、次第に翅を退化させていったと言われています。

 

ある意味、効率よく生きるための、究極の形なのかもしれません。

 

翅がなく、目立たないメスを探すのはなかなか難しいですが、

オスがたくさん集まっていれば、観察のチャンス!

近くにメスがいるかもしれません。

 

ひらひらと白い妖精のようなオスが舞っていたら、

近くの木の幹などを探してみてください。

 

およそガとは思えない、メスを観察できるかもしれません。

省エネ中の隠れ上手のメスとかくれんぼで勝負です♪

 

 

 

季節の花、緑、生きもの| もやん

2016年11月17日

コナラの木でブドウゼリー発見!?

秋も終盤を迎え、浅間山の木々もだいぶ色づいてきました。

 

オレンジ色になりつつあるコナラの木を近くで見ていると、

隙間につるっとした質感のブドウのような小さな塊を見つけました。

ブドウのような、ナマコのような、なんとも言えない形をしています。

そっとさわってみると、寒天のようなつるふわっとした肌ざわりです。

 

近くを見ると、答えがわかりました。

緑色の小さな虫が、コナラの皮の隙間を忙しそうに動き回っていました。

この虫はクヌギカメムシの仲間。

名前の通り、クヌギやコナラなど、どんぐりの木に集まるカメムシです。

 

横から見ると、おなかがぷっくり・・。

先ほどのブドウのような形の塊は、このカメムシが産んだ卵だったのです。

 

 

肌触りが寒天のようだったのですが、実際に卵はゼリー状のもので覆われています。

このゼリーが、厳しい寒さから卵を守ります。

しかも、それだけでなく、

春先に卵が孵った時に、幼虫の最初のごはんになるのです。

 

 

このブドウゼリーのような形は、あったかベッド兼やわらか離乳食なのです。

 

 

おかあさんカメムシのパンパンのお腹には、

こんなに愛情たっぷりな秘密兵器が詰まっていたのですね。

 

 

紅葉が間もなくピークを迎えますが、浅間山を歩く際は、

葉っぱだけでなく、木の幹も観察してみてください。

 

 

子どもたちのために、せっせと動き回るクヌギカメムシのおかあさんの姿を

見かけることができるかもしれません。

 

季節の花、緑、生きもの| もやん

2016年10月29日

足もと注意!

秋本番を迎え、朝晩が肌寒くなってきました。

 

 

この時期の晴れ間の暖かい日差しは、生きものたちにとっても貴重なようで、

晴れた日のお昼頃は、色々な生きものが園路に出てきます。

 

 

その中にむらさき色に、キラっと光る昆虫を見つけました。

この丸くかわいい虫の名前はセンチコガネ。

 

 

正面から見てみましょう。

前脚は少し太くなっていて、まるでスコップのようです。

 

 

なぜ、「センチ」という名前がついているのでしょう?

1cm、2cmの「センチ」?

センチメンタルの「センチ」?

 

実は、英語が日本に伝わる、ずっと前から「センチコガネ」と言われていました。

したがって、上のような「センチ」の語源ではなさそうです。

 

 

この名前の由来になったのは、「雪隠(せっちん)」という言葉が

なまってのことだと言われています。

 

「雪隠」を今の言葉に直すと、「トイレ」のこと。

つまり「トイレのコガネムシ」という意味です。

 

なぜにトイレ・・?

それは、トイレにあるものを食べるから。

センチコガネはいわゆる「フンコロガシ」の仲間。

動物のフンなどを切り取り、土に埋めて幼虫を育てます。

なるほど、だから前脚がスコップのようになっていたのですね。

 

 

もう少し歩いていくと、こんな風景に出会いました。

力尽きたスズメバチを、センチコガネが一生懸命つついています。

 

このように動物のフンや死んでしまった生きものを鋭く見つけ、

食べて片付けてしまうのです。

 

これが、センチコガネが「森の掃除屋さん」と呼ばれる所以です。

 

 

タヌキなどが冬越しのためにたくさん食べ、たくさんフンをしたり、

寒くなってさまざまな昆虫たちが力尽きてしまったりするこの時期は、

センチコガネたちは大忙し。

 

園路でもたびたび見かけることがあります。

 

公園をおさんぽする際には、足元で森の掃除屋さんたちが仕事中かも

しれないので、踏んでしまわないように、気をつけてあげてくださいね!

季節の花、緑、生きもの| もやん

2016年10月11日

アザミのレストランは大にぎわい!

10月に入っても、雨の多い日が続きますね。

 

ただ、そんな時期だからこそ、たまの晴れ間には、

にぎやかな様子を見ることができるのです。

 

雨上がりの晴れ間に、「チャンス!」と思い、

昆虫調査も兼ねて浅間山をじっくり回ってみました。

 

 

前山の尾根道からはこんな風景も。

ビル群の隙間からのぞいているシルエットは富士山。

11/21には、富士山の頂上に夕陽が沈む「ダイヤモンド富士」が

この場所から見られます。

 

建設中のビルのクレーンが富士山にかかってしまっているのが残念ですが・・。

早くビルが完成してくれるといいですね~~。

 

 

日当たりのよい山すそに目を向けると、紫色の花々が目につきます。

ノハラアザミ、タイアザミなど、アザミ類がまさに見頃。

 

 

初秋の花々が咲き終わり、咲いている花が少なくなっている今、

アザミの花はたくさんの昆虫たちが集まっています。

人が近づいてもおかまいなし!夢中で顔をつっこんでいるのは

キンケハラナガツチバチ。

もともと黄色っぽい毛が多い種ですが、もはや毛なのか花粉なのかわかりません。

 

 

チョウも飛んできました。

白と黒のコントラストが目立つ、メスグロヒョウモン。

メスは白黒ですが、オスは名前の通り、黄色と黒のヒョウ柄をしている、

なかなか派手なチョウです。

 

他にも、ミドリヒョウモン、ツマグロヒョウモン、アカタテハやキタテハなど、

秋ならではのチョウが飛び交っています。

 

 

番外編としてはこんな昆虫も。

ノハラアザミの花の周りをアキアカネが飛び回り、

ひとしきり飛んだあと、葉先にとまって休んでいました。

 

アザミの花に集まる虫を食べにきたのでしょうか。

カマキリやクモなどの肉食動物も、

アザミの花で見かけることが多くなります。

 

 

花が少ないこの時期だからこそ、咲いている花にはたくさんの昆虫が集まります。

観察するにはチャンスなのです。

 

澄んだ秋の空がのぞいた際には、

浅間山で紫色の小さなレストランをのぞいてみてください。

 

 

季節の花、緑、生きもの| もやん

2016年7月30日

ササの葉に乗る黒ウサギ??

浅間山公園では、野鳥やタヌキなどに配慮し、

ササ藪をあえて残している場所があります。

 

今回は、そんなササの上にいた、かわいい虫をご紹介。

 

園路脇のササの上に、鮮やかな黄緑色のイモムシを見つけました。

顔がなにか黒っぽく見える・・?

 

近づいて見てみると、

まっ黒な頭には、2本のツノのようなものがあり、

まるで黒ウサギのような顔をしています。

何かかわいく見えてきますね♪

 

近くで観察していると、驚かせてしまったのか、

身体をまっすぐにして、動かなくなってしまいました。

頭を下げて、黒いところを目立たなくして・・。

「ぼくはササです。ここにはいません・・」と猛アピール!

 

驚かせてごめんなさい・・。でも、バレバレな気もするよ・・?

 

このイモムシの名前は「クロコノマチョウ」。

成虫になるとこんな感じ。

周囲の落ち葉にうまく溶け込んでいます。

 

かわいさなら幼虫が上、隠れ上手なら成虫が上のようですね。

 

クロコノマチョウの幼虫は、本来ススキなどの方が好きなのですが、

たまたま成虫になる場所をさがしていたのでしょうか。

 

じっくり注意してみていると、こんなラッキーな出会いがあるかもしれませんよ!

季節の花、緑、生きもの| もやん

2016年6月18日

初夏のトンボたち

6月1日に、前山のふもとに新しい広場が開園しました。

 

まだ芝生の養生中で、入れないところも多いですが、

ベンチなどがあり、ゆっくり過ごすことができます。

この広場のすみに、新しく池ができました。

浅間山では、まとまった水場が少なく、

トンボやカエルの生息地がないことが課題でしたが、

今回それを解決する方法として設置されました。

水の調整など、本格的に水がたまるのはまだこれからですが、

先日の雨で、さっそく少し水が溜まりました。

そこには早速水辺が好きな生きものの姿が。

真っ赤に色づいたショウジョウトンボ。

 

青みがかった夏の代名詞、オオシオカラトンボ。

 

芝生のうえには、たくさんのウスバキトンボ。

 

中には、早くも産卵に使い、暮らしの場として使っているトンボもいます。

クロスジギンヤンマが産卵に来ていました。

 

これからの季節は、さらにトンボの種類が増えてきます。

雑木林を歩き終わったら、ぜひ広場にも足を運んでみてください。

季節の花、緑、生きもの| もやん

2016年4月16日

おはよう!

春本番!

ついに今年初のムサシノキスゲの開花が確認されました!

まだ1輪のみですが、これからどんどん増えていきそうな

芽がそこかしこについています。

 

ムサシノキスゲだけでなく、いろいろな生きものが、

次々と目を覚ましてきています。

間伐材の上にはクロハナムグリの姿が。

何か茶色い??

本当はこんな色をしているのですが・・。

黒とベージュのはっきりとした色の昆虫です。

どうやら越冬から覚めたばかりで、体中に土がこびりついていた様子。

心なしか、動きもゆっくりです。

 

浅間山の隣にある壁の水抜き穴からはこんな生きものが。

ヒガシニホントカゲが起きだしてきたようです。

あ、なんか眠そう。驚かせてごめんなさい。

 

今回見つかった生きもの以外にも、たくさんの動植物が目を覚まし、

日に日ににぎやかになっています。

ただ、中には、眠たそうにゆっくり動いているものも・・。

見つけたら、驚かさないように、そっと観察してあげてください。

季節の花、緑、生きもの| もやん

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