武蔵野地域にある都立公園のオフィシャル情報を発信しています。

むさしのの都立公園

浅間山公園 オフィシャルブログ

スタッフの紹介

名前   :もやん

2018年6月23日

ヤマユリ第一号開花!

梅雨の浅間山。

雨に打たれ、日に日に緑の色が濃くなっています。

次第に夏に近づいている気配を感じますね。

 

夏の浅間山といったら、白い花!

キスゲほど有名ではありませんが、

林床には各種白い花が咲き乱れます。

 

すでに第一弾が見頃を迎えています。

s-6月_オカトラノオ_野山_修正

細かい白い花がしなやかに伸びているのはオカトラノオ。

今がまさに見頃です。

 

s-ヒヨドリバナ

こちらはヒヨドリバナ。

「え・・地味・・」。そんなことを言わずに近くで見てみてください。

結構昆虫たちには人気がありますよ。

s-スジグロとヒヨドリバナ

やってきたのはスジグロシロチョウ。

白い花に白いチョウ、というのは、

深緑の林床では、輝いて見えますね!

 

そして、これから本番を迎えるのがヤマユリ。

非常に楽しみにしている方々も多いこの植物の第一号が、

昨日開花しました!

s-IMG_2360

まだ一株だけですが大きな花を咲かせています。

おそらく、このまま季節が順調に進めば、

7月上旬には見頃を迎え、7月10日頃までは楽しめるはずです。

 

そのころには、こんな風景も・・。

s-ヤマユリ2

むせ返るような甘い香りとともに、

山一面を白い大輪の花が覆う様子を楽しむことができます。

 

7月上旬頃の梅雨の晴れ間が大きなチャンス!

皆様、ぜひお越しください。

 

季節の花、緑、生きもの| もやん

2018年6月7日

ふわふわのハンターあらわる!

キスゲの季節も終わり、ますます緑が濃くなってきた浅間山

伐採地今

平成28年度の冬に、森を若返らせるために伐採した、

北西側斜面もだいぶ青々としてきました。

 

伐採後斜面上

比べてみると、一目瞭然!

やはり若い芽の方が成長が早いのか、

2年もたたないのに、すでに4m近く育っているものも。

 

最近では、こんな虫たちもよく見かけるようになりました。

アカシジミ

「どの葉っぱにとまろうか~~」

若い葉が好きなアカシジミが飛び回っています。

ゴマダラチョウ (2)

こちらゴマダラチョウ。

「若い木の方が樹液が出やすいんだよね♪」

最近、特によく見られるようになりました。

 

・・とそこに「ブ・ブ・ブ・ブ・ブ」と大きな羽音が。

オオイシアブ

黄色と黒?ん?ハチ?

よ~~く見ると、スズメバチよりなんだか毛深い・・。

オオイシアブ2

顔の正面には、とがった口が見えました。

これはハチではなく、「オオイシアブ」というアブの仲間。

 

毛むくじゃらでもこもこした、かわいい姿をしていますが、

実はこの細長い口で、他の昆虫をつかまえて体液を吸う、

雑木林のハンターなのです。

 

近年、たくさんの昆虫たちが暮らす雑木林が少なくなり、

オオイシアブも、もしかしたら絶滅危惧種になってしまうかも?

と心配されています。

 

このオオイシアブが確認できたことは、

浅間山が昆虫たちにとって暮らしやすい場所になってきた、

ということなのかもしれません。

 

これから夏に向けて、

浅間山はもっとも昆虫たちでにぎわう時期になります。

 

梅雨の晴れ間には、若返った雑木林にお散歩に出かけ、

小さな昆虫たちに目を向けてみませんか。

季節の花、緑、生きもの| もやん

2018年1月23日

白銀の浅間山

大雪から一夜明けました。

浅間山公園はひっそりと静まりかえっています。

s-浅間山看板

夜明け直後のあずまやはこんな様子です。

s-夜明けのあずまや

このあたりの積雪は・・

s-積雪25cmほど

だいたい25cmほど。

浅間神社のある堂山あたりでは、40cmに達しているところも。

ある程度の装備がないと歩くのは大変です。

くれぐれもご注意ください。

 

s-樹氷のような多磨霊園

隣接する多磨霊園は、まるで小さな樹氷が並んでいるかのよう。

s-新規開園地

南西側の広場も、一面の銀世界。

普段は子どもたちでにぎわう広場ですが、

今日はとても静か・・。

s-ハクセキレイ

ハクセキレイ「今日は静かですねぇ~~」

s-キジバト

キジバト「寒すぎてやっていられません・・」

鳥たちも少々朝寝坊気味のようです。

 

富士見百景に行ってみると、こんなご褒美が!

s-朝焼けの富士山

朝もやの中に、朝日に照らされた富士山が、ひっそりとたたずんでいました。

 

こんな風景が見られるのも今だけ!

足元に気を付けながら、ぜひ浅間山に足を運んでみてください。

季節の花、緑、生きもの| もやん

2017年11月25日

ダイヤモンド富士が見られました!!

コナラの木々もだいぶ色づいてきました。

浅間山の紅葉もピークに差し掛かりつつあります。

 

冬の気配が感じられつつありますが、

この時期には、空気が澄んできて絶景が見られることも。

 

浅間山には、国土交通省関東地方整備局選定の

「関東の富士見百景」に指定されているポイントがあります。

そこからの風景がこちら。

s-富士見百景からの眺望

府中の中心地の奥に威風堂々と富士山がそびえています。

 

普段も美しいですが、年に2回だけ見られる絶景があるのです。

それが「ダイヤモンド富士」。

ちょうど富士山山頂に夕陽が沈み、富士山頂が輝いて見える現象です。

 

浅間山公園では、例年11月21日と1月21日の2回のみ、

見ることができ、地元の方々が非常に楽しみにしているイベントのひとつとなっています。

透き通るような秋晴れの中、今年度の第一回目。

11月21日を迎えました。

 

s-100名超えの観察者

今年も100名を超える方々がカメラなどを片手にポイントに集まりました。

 

s-16時過ぎ

16時過ぎ、まだまだまぶしく、直視は難しい状態。

 

s-ダイヤモンド富士

それから20分ほど。いよいよ!

 

s-一瞬の輝き

一瞬の輝きです。

 

山頂がまばゆい光に照らされたかと思うと、

次第に光は小さくなっていき、

最後の一瞬にまさにダイヤモンドのような輝きを放ちながら、沈んでいきました。

 

みなさん、夕陽に笑顔を輝かせながら、一瞬の絶景に見とれていたようです。

 

この日はちょっと面白いものが見られました。

s-富士山のシルエット?

この日の富士山は、手前に薄いもやがかかっていたのですが、

日が沈んだ後、富士山の手前にうっすらともう一つの大きな富士山が現れました。

もしかすると、もやに映し出された富士山の影でしょうか。

 

自然の風景ですので、日によってまったく違う様子を見せてくれますが、

時には、このように不思議な風景を見せてくれることも。

 

次回の1月21日は真冬。真っ白に雪化粧をした富士山での

ダイヤモンド富士が見られるチャンスです!

日が沈んだ後には、状態によっては富士山頂の雪煙が見えることも。

 

個人的オススメは、実はダイヤモンド富士が終わって、

日がとっぷりと暮れた後。

s-夜景

府中の夜景が輝いたその背後に、黒い富士山のシルエットが浮かび上がります。

こちらも非常に幻想的でオススメです。

 

次回1月21日は、寒さの厳しい真冬です。

しっかりと暖かい服装で、みなさん自分なりのお気に入りの富士山を観察してみてください♪

 

 

園内施設の紹介,季節の花、緑、生きもの| もやん

2017年9月28日

冬にそなえて

秋も次第に深まってきました。

 

小さな鳥たちは、繁殖の時期が終わると、

数種類が混じって「混群」をつくります。

 

エサを見つけやすくするため、敵の接近に気づきやすくするため、

などなど諸説言われています。

 

その構成員は・・

s-メジロ2

メジロだったり。

 

コゲラ

コゲラ(キツツキの仲間)だったり。

 

見ていると、なんだか群れと言いながら、

それぞれが勝手に行動しているようにも・・?

 

もしかしたら、たださびしくて、一緒にいるだけなのかもしれませんね。

 

中には、こんな小さな鳥の姿も。

s-夢中でかじる

尾羽が長いのが特徴のエナガです。

 

どうにも木の新芽を食べるのに夢中のよう。

s-細長い足で

細い足で懸命にぶらさがり・・。

 

s-逆さに

なんともダイナミックな姿勢に。

 

大口をあけて・・

s-大口

「ああ、おいしい」と聞こえてきそう。

 

s-ん?見てた?

「ん?見てたのね」

 

はずかしそうに飛び去ってしまいました。

びっくりさせてしまってごめんなさい。

 

これからの季節、樹上で小さな鳥の声が聞こえたら観察のチャンス!

木の実や新芽などエサに夢中のことが多く、とても観察しやすい季節です。

 

もしかしたら、複数の種類を同時に見られるラッキーがあるかもしれませんよ。

季節の花、緑、生きもの| もやん

2017年9月19日

雨ニモマケズ、風ニモマケズ

台風が足早に通り過ぎていきました。

 

浅間山でも何か問題はないか、巡回をしていると、

雨に濡れた葉の裏に、何か違和感を感じます。

s-葉裏に潜む・・。

葉の裏にじっと身をひそめる虫たち・・。

 

s-アカスジキンカメ幼虫

白い線が特徴の、アカスジキンカメムシの幼虫。

集団でかたまって、雨風をしのいでいたのでしょうか?

 

一匹を拡大するとこんな感じ。

s-アカキン幼虫拡大

まるで子どもがにっこりと笑っているかのような模様です。

 

幼虫はかわいらしげですが、6月ごろに現れる成虫はこんな感じ。

s-アカスジキンカメムシ

う~~ん、同じ虫とは思えない・・。

タマムシと並んで、

この地域で最も美しいと言われている昆虫のひとつです。

みなさんはどちらがお好みでしょう??

 

さっきの集団の下にセミの抜けがらがあったのですが、

それにも何か違和感が・・・

s-注目

拡大してみてみると・・・

あ!!

s-ここなら濡れない?

ここなら雨も風もへっちゃらさ♪

 

思いがけず、小さな幼虫のたくましさを感じた瞬間でした。

そういうシーンもあり、

個人的には幼虫の模様の方がかわいいかな?と思ってしまいます。

 

雨のあとは、実は昆虫観察のチャンス!

生きるためにあれこれ工夫している小さな虫たちを、

ちょっと目を凝らせば見つけることができます。

 

お散歩の際には、ぜひさがしてみてください。

季節の花、緑、生きもの| もやん

2017年8月31日

小さなピンクのレストラン

急に秋らしくなってきました。

セミの声よりも、少しずつコオロギの声が目立ち始めてきたようです。

この時期、木陰の足元を見ると、

小さなピンク色をした花がたくさん咲いていることがあります。

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この小さな花の名前は「キツネノマゴ」

よく見るとかわいい形をしています。

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個人的には好きなお花ですが、

どうやら人間よりも、昆虫たちの方がこの花を好きなようです。

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一番目立ったのは、

白い点は一直線にならんでいるセセリチョウ、イチモンジセセリ。

キツネノマゴは花の大きさの割にミツが多いのか、

驚くほどたくさんの昆虫が集まっています。

 

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こちらはチャバネセセリ。

細い口を伸ばし、一生懸命にミツを吸っています。

 

チョウやハチが集まる中、

こんなハンターの姿も。

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ジョロウグモが、キツネノマゴの間に、器用に巣を張っていました。

虫たちが好きそうな場所がわかっているようですね。

賢い巣の張り方です。

 

秋の空が美しい時期ですが、

時には昆虫たちの気持ちになって、

時には足元の小さなお花にも目を向けてみませんか。

 

季節の花、緑、生きもの| もやん

2017年7月11日

白*はなウィーク

梅雨はどこへ行ってしまったのでしょう・・?

夏本番のような強烈な日差しが浅間山を照らします。

 

そんな強い光の中で、一際映えているのが、真っ白な花のヤマユリ!

今がピークです!

s-ヤマユリ大振り花

一輪の大輪の花を咲かせている株もあれば・・・

 

s-ヤマユリ多花株

たくさんの花を重そうにつけている株も。

 

s-ヤマユリ群生

今がピークで、場所によっては、山がうっすら白く見える場所も!

 

他にも、夏の白い花が次々と見頃を迎えています。

s-オカトラノオ

長い花序が「トラの尾」のように垂れ下がって見えるオカトラノオ

 

s-オオバギボウシ

大きな葉っぱと、ピンと立てた茎に白や薄紫色の花が連なるのが特徴のオオバギボウシ

 

s-スジグロとヒヨドリバナ

花に負けないくらい白いスジグロシロチョウがとまったのは、ヒヨドリバナ

s-ヒヨドリバナ

そんなに大きな花ではありませんが、昆虫たちには大人気!

 

これらの夏らしい白い花は、あと1~2週間が見頃です。

強烈な夏の日差しを浴びて、白く輝く花々を楽しんでみませんか。

 

季節の花、緑、生きもの| もやん

2017年6月25日

朝夕に舞う

ようやく少し梅雨らしい天気が見られるようになってきました。

 

晴れた日には、むわっとした熱気が漂いますが、

朝夕はしっとりとした空気が雑木林を包んでいます。

 

今回は、1年でこの時期にだけ見ることができる、

梢から梢へと飛び回る小さなシジミチョウの仲間を紹介します。

 

ねらい目は太陽がサンサンと照っている時ではなく、

夕暮れ時のこんな雰囲気の時間

s-DSCN3613

 

この時に樹上を見上げると、小さなオレンジ色や水色のものが

舞っているのを見ることができます。

 

アカシジミ

こちらはアカシジミ。鮮やかなオレンジ色が目立つ種類です。

 

主に木の上の若い葉に産卵し、樹上を飛び回ることが多い、

樹林性のシジミチョウの仲間で、

この仲間は、ギリシャ神話の西風の神様の名前をとり、

「ゼフィルス」と呼ばれています。

 

ウラナミアカシジミ

同じオレンジ色でも黒いスジの入るウラナミアカシジミ。

 

s-ミズイロオナガシジミ

飛んでいるときは淡い青色が目立ちますが、

とまると鮮やかな白が目立つミズイロオナガシジミ。

 

ムラサキシジミ

ゼフィルスの仲間ではありませんが、紫色が雑木林の緑色に映える

ムラサキシジミなど。

 

日中は高い木の上ばかりにいますが、

朝夕には運が良ければ木の下に降りてくることも。

 

間もなく、ヤマユリが咲き乱れるようになる浅間山ですが、

「樹上の宝石」とも呼ばれる小さなチョウの姿は

もうしばらく楽しむことができます。

 

おさんぽの祭は、ちょっと森の木々を見上げてみませんか??

 

 

季節の花、緑、生きもの| もやん

2017年6月3日

浅間山公園「第24回キスゲフェスティバル」を開催しました!

雑木林の新緑が映える4月末~5月初めの2週間の週末に、恒例の「キスゲフェスティバル」を開催しました!

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4日間、天候は大きく崩れることなく、咲き乱れる山野草を楽しむ方々で賑わいました。

 

前半はキンランの開花が最盛期を迎え、山が黄色く染まるほど。ムサシノキスゲは後半がピーク。オレンジの可愛い花がぽつぽつと山を覆いました。春らしい暖かい色の花々が、浅間山を彩ってくれました。

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キスゲフェスティバルは、浅間山公園で活動をしている「浅間山を考える会」の3つの構成団体「浅間山自然保護会」、「府中野鳥クラブ」、「浅間山ウォーキングクラブ」と共に開催しています。

毎年恒例、浅間山自然保護会の「葉っぱプリント」は今年も大人気!小さな布に好きな草葉の形を写しとり、オリジナルの模様をつけていきます♪世界でひとつだけのハンカチができました!

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さらに、浅間山自然保護会によるミニガイドや府中野鳥クラブによる野鳥写真展もとっても好評♪浅間山の自然の濃さに、みなさん驚かれていた様子です。

 

4月29日にはパークレンジャーによる「レンジャーガイドウォーク」を、5月7日には樹木医の新井氏による「植物観察会」を実施しました。浅間山の豊かな自然環境と多様な動植物を解説しながら皆さんを案内し、浅間山の自然をより深く知り、今まで以上の愛着を持っていただくことができました。

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雑木林の手入れがされなくなった期間が長かった浅間山は、大きな課題を抱えていました。

それは木々が大きくなり過ぎ、森の中が暗くなりすぎたこと。

そこで、浅間山を考える会のメンバーを中心に雑木林の手入れを長年続け、どうすれば保全できるか考えて取り組んできました。

ついに昨年、浅間山を考える会で計画を練り、雑木林の一部を伐採して、雑木林の若返りを図りました。

早くも今年、光を求めて様々な植物が芽を出しはじめています。

キンランが咲き乱れたのはその一部。

 

これからも浅間山の雑木林を元気に保つために、様々な手入れをしていく予定です。

雑木林の動植物が元気に生育するためには、そういった手入れに加えて、地域の方々をはじめとする皆様の温かく見守る目が必要だと思います。

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今後もぜひ浅間山にあそびにきてください。

キスゲフェスティバルご参加の皆様、本当にありがとうございました!

イベント| もやん

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