武蔵野地域にある都立公園のオフィシャル情報を発信しています。

むさしのの都立公園

浅間山公園 オフィシャルブログ

スタッフの紹介

名前   :もやん

2017年9月28日

冬にそなえて

秋も次第に深まってきました。

 

小さな鳥たちは、繁殖の時期が終わると、

数種類が混じって「混群」をつくります。

 

エサを見つけやすくするため、敵の接近に気づきやすくするため、

などなど諸説言われています。

 

その構成員は・・

s-メジロ2

メジロだったり。

 

コゲラ

コゲラ(キツツキの仲間)だったり。

 

見ていると、なんだか群れと言いながら、

それぞれが勝手に行動しているようにも・・?

 

もしかしたら、たださびしくて、一緒にいるだけなのかもしれませんね。

 

中には、こんな小さな鳥の姿も。

s-夢中でかじる

尾羽が長いのが特徴のエナガです。

 

どうにも木の新芽を食べるのに夢中のよう。

s-細長い足で

細い足で懸命にぶらさがり・・。

 

s-逆さに

なんともダイナミックな姿勢に。

 

大口をあけて・・

s-大口

「ああ、おいしい」と聞こえてきそう。

 

s-ん?見てた?

「ん?見てたのね」

 

はずかしそうに飛び去ってしまいました。

びっくりさせてしまってごめんなさい。

 

これからの季節、樹上で小さな鳥の声が聞こえたら観察のチャンス!

木の実や新芽などエサに夢中のことが多く、とても観察しやすい季節です。

 

もしかしたら、複数の種類を同時に見られるラッキーがあるかもしれませんよ。

季節の花、緑、生きもの| もやん

2017年9月19日

雨ニモマケズ、風ニモマケズ

台風が足早に通り過ぎていきました。

 

浅間山でも何か問題はないか、巡回をしていると、

雨に濡れた葉の裏に、何か違和感を感じます。

s-葉裏に潜む・・。

葉の裏にじっと身をひそめる虫たち・・。

 

s-アカスジキンカメ幼虫

白い線が特徴の、アカスジキンカメムシの幼虫。

集団でかたまって、雨風をしのいでいたのでしょうか?

 

一匹を拡大するとこんな感じ。

s-アカキン幼虫拡大

まるで子どもがにっこりと笑っているかのような模様です。

 

幼虫はかわいらしげですが、6月ごろに現れる成虫はこんな感じ。

s-アカスジキンカメムシ

う~~ん、同じ虫とは思えない・・。

タマムシと並んで、

この地域で最も美しいと言われている昆虫のひとつです。

みなさんはどちらがお好みでしょう??

 

さっきの集団の下にセミの抜けがらがあったのですが、

それにも何か違和感が・・・

s-注目

拡大してみてみると・・・

あ!!

s-ここなら濡れない?

ここなら雨も風もへっちゃらさ♪

 

思いがけず、小さな幼虫のたくましさを感じた瞬間でした。

そういうシーンもあり、

個人的には幼虫の模様の方がかわいいかな?と思ってしまいます。

 

雨のあとは、実は昆虫観察のチャンス!

生きるためにあれこれ工夫している小さな虫たちを、

ちょっと目を凝らせば見つけることができます。

 

お散歩の際には、ぜひさがしてみてください。

季節の花、緑、生きもの| もやん

2017年8月31日

小さなピンクのレストラン

急に秋らしくなってきました。

セミの声よりも、少しずつコオロギの声が目立ち始めてきたようです。

この時期、木陰の足元を見ると、

小さなピンク色をした花がたくさん咲いていることがあります。

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この小さな花の名前は「キツネノマゴ」

よく見るとかわいい形をしています。

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個人的には好きなお花ですが、

どうやら人間よりも、昆虫たちの方がこの花を好きなようです。

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一番目立ったのは、

白い点は一直線にならんでいるセセリチョウ、イチモンジセセリ。

キツネノマゴは花の大きさの割にミツが多いのか、

驚くほどたくさんの昆虫が集まっています。

 

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こちらはチャバネセセリ。

細い口を伸ばし、一生懸命にミツを吸っています。

 

チョウやハチが集まる中、

こんなハンターの姿も。

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ジョロウグモが、キツネノマゴの間に、器用に巣を張っていました。

虫たちが好きそうな場所がわかっているようですね。

賢い巣の張り方です。

 

秋の空が美しい時期ですが、

時には昆虫たちの気持ちになって、

時には足元の小さなお花にも目を向けてみませんか。

 

季節の花、緑、生きもの| もやん

2017年7月11日

白*はなウィーク

梅雨はどこへ行ってしまったのでしょう・・?

夏本番のような強烈な日差しが浅間山を照らします。

 

そんな強い光の中で、一際映えているのが、真っ白な花のヤマユリ!

今がピークです!

s-ヤマユリ大振り花

一輪の大輪の花を咲かせている株もあれば・・・

 

s-ヤマユリ多花株

たくさんの花を重そうにつけている株も。

 

s-ヤマユリ群生

今がピークで、場所によっては、山がうっすら白く見える場所も!

 

他にも、夏の白い花が次々と見頃を迎えています。

s-オカトラノオ

長い花序が「トラの尾」のように垂れ下がって見えるオカトラノオ

 

s-オオバギボウシ

大きな葉っぱと、ピンと立てた茎に白や薄紫色の花が連なるのが特徴のオオバギボウシ

 

s-スジグロとヒヨドリバナ

花に負けないくらい白いスジグロシロチョウがとまったのは、ヒヨドリバナ

s-ヒヨドリバナ

そんなに大きな花ではありませんが、昆虫たちには大人気!

 

これらの夏らしい白い花は、あと1~2週間が見頃です。

強烈な夏の日差しを浴びて、白く輝く花々を楽しんでみませんか。

 

季節の花、緑、生きもの| もやん

2017年6月25日

朝夕に舞う

ようやく少し梅雨らしい天気が見られるようになってきました。

 

晴れた日には、むわっとした熱気が漂いますが、

朝夕はしっとりとした空気が雑木林を包んでいます。

 

今回は、1年でこの時期にだけ見ることができる、

梢から梢へと飛び回る小さなシジミチョウの仲間を紹介します。

 

ねらい目は太陽がサンサンと照っている時ではなく、

夕暮れ時のこんな雰囲気の時間

s-DSCN3613

 

この時に樹上を見上げると、小さなオレンジ色や水色のものが

舞っているのを見ることができます。

 

アカシジミ

こちらはアカシジミ。鮮やかなオレンジ色が目立つ種類です。

 

主に木の上の若い葉に産卵し、樹上を飛び回ることが多い、

樹林性のシジミチョウの仲間で、

この仲間は、ギリシャ神話の西風の神様の名前をとり、

「ゼフィルス」と呼ばれています。

 

ウラナミアカシジミ

同じオレンジ色でも黒いスジの入るウラナミアカシジミ。

 

s-ミズイロオナガシジミ

飛んでいるときは淡い青色が目立ちますが、

とまると鮮やかな白が目立つミズイロオナガシジミ。

 

ムラサキシジミ

ゼフィルスの仲間ではありませんが、紫色が雑木林の緑色に映える

ムラサキシジミなど。

 

日中は高い木の上ばかりにいますが、

朝夕には運が良ければ木の下に降りてくることも。

 

間もなく、ヤマユリが咲き乱れるようになる浅間山ですが、

「樹上の宝石」とも呼ばれる小さなチョウの姿は

もうしばらく楽しむことができます。

 

おさんぽの祭は、ちょっと森の木々を見上げてみませんか??

 

 

季節の花、緑、生きもの| もやん

2017年6月3日

浅間山公園「第24回キスゲフェスティバル」を開催しました!

雑木林の新緑が映える4月末~5月初めの2週間の週末に、恒例の「キスゲフェスティバル」を開催しました!

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4日間、天候は大きく崩れることなく、咲き乱れる山野草を楽しむ方々で賑わいました。

 

前半はキンランの開花が最盛期を迎え、山が黄色く染まるほど。ムサシノキスゲは後半がピーク。オレンジの可愛い花がぽつぽつと山を覆いました。春らしい暖かい色の花々が、浅間山を彩ってくれました。

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キスゲフェスティバルは、浅間山公園で活動をしている「浅間山を考える会」の3つの構成団体「浅間山自然保護会」、「府中野鳥クラブ」、「浅間山ウォーキングクラブ」と共に開催しています。

毎年恒例、浅間山自然保護会の「葉っぱプリント」は今年も大人気!小さな布に好きな草葉の形を写しとり、オリジナルの模様をつけていきます♪世界でひとつだけのハンカチができました!

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さらに、浅間山自然保護会によるミニガイドや府中野鳥クラブによる野鳥写真展もとっても好評♪浅間山の自然の濃さに、みなさん驚かれていた様子です。

 

4月29日にはパークレンジャーによる「レンジャーガイドウォーク」を、5月7日には樹木医の新井氏による「植物観察会」を実施しました。浅間山の豊かな自然環境と多様な動植物を解説しながら皆さんを案内し、浅間山の自然をより深く知り、今まで以上の愛着を持っていただくことができました。

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雑木林の手入れがされなくなった期間が長かった浅間山は、大きな課題を抱えていました。

それは木々が大きくなり過ぎ、森の中が暗くなりすぎたこと。

そこで、浅間山を考える会のメンバーを中心に雑木林の手入れを長年続け、どうすれば保全できるか考えて取り組んできました。

ついに昨年、浅間山を考える会で計画を練り、雑木林の一部を伐採して、雑木林の若返りを図りました。

早くも今年、光を求めて様々な植物が芽を出しはじめています。

キンランが咲き乱れたのはその一部。

 

これからも浅間山の雑木林を元気に保つために、様々な手入れをしていく予定です。

雑木林の動植物が元気に生育するためには、そういった手入れに加えて、地域の方々をはじめとする皆様の温かく見守る目が必要だと思います。

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今後もぜひ浅間山にあそびにきてください。

キスゲフェスティバルご参加の皆様、本当にありがとうございました!

イベント| もやん

2017年5月5日

ムサシノキスゲ咲き始め、キンラン・ギンランなど見頃です!

ゴールデンウィークは晴天に恵まれ、

一気に初夏の気配が漂ってきました。

 

浅間山を代表する植物であるムサシノキスゲもようやくお目見え。

s-キスゲ1

およそ4~5分咲きといったところで、あと1週間くらいは楽しめそうです。

 

今はキンラン・ギンランなど初夏に開花するランの仲間が見頃です。

s-キンラン

キンラン。堂山の北斜面一面に群生しています。

s-ギンラン

ギンラン。中山~前山のあずまや付近に群生が見られます。

 

※たまにラン類も掘り取って持って帰ってしまう方がいるようですが、

キンランやギンランは絶滅危惧種であり、都民共通の財産です。

また、ラン類はコナラなどのどんぐりの仲間の木や、キノコ類と共生しており、

雑木林から持ち帰っても生きていくことができません。

自然の生きものは持ち帰らず、自然のままで観察してください。

 

今週末も「第24回キスゲフェスティバル」を開催予定です。

保護活動や調査活動をしている市民団体による植物ガイドや、

生きもの紹介など盛りだくさんのプログラムがございます。

s-2017キスゲフェスティバルチラシ_表

s-2017キスゲフェスティバルチラシ_裏

初夏の花を楽しみながら、のんびりと雑木林をおさんぽしてみてください♪

イベント,季節の花、緑、生きもの| もやん

2017年3月28日

おひさしぶり!

各地でソメイヨシノの開花の便りが聞こえてきますが、

浅間山公園でも春の名物が出始めました。

ムサシノキスゲが顔をだしています。

現状で15cmほど。

例年よりも少し早そうな印象なので、

極端に寒くなければ、4月末の「キスゲフェスティバル」の頃には

見ごろをむかえることでしょう。

 

キスゲの芽を観察していると、樹上から聴き覚えのある声!

見上げると、イカルの声でした。

 

今年は、

アトリや、

シメはたくさん見られたのですが、

イカルを目にする機会はありませんでした。

 

3月になって、ようやくこの冬はじめてのお目見えとなりました。

昨年は当たり年で、たくさんいたのですが、本当に今年はさっぱり。

また来てくれてうれしいよ♪

 

さえずりの練習をしているのか、とても美しい声が響きます。

さえずりと言うと、ウグイスなら「ホ~ホケキョ」、

シジュウカラなら「ツツピ~ツツピ~」ですが、イカルの場合は、

「▲〇×◆▲××~~♪」すみません、何と表現してよいのやら・・。

「イカルコキ~」などとする説もありますが、どうにも・・。

でも!とっても美しい声なんです。

 

まだしばらくは楽しめそうですので、早春の野草の芽吹きを探しながら、

イカルたちの声に耳を傾けてみませんか?

季節の花、緑、生きもの| もやん

2017年2月28日

「冬鳥の観察会」を開催しました!

2月11日(土)、今年も「冬鳥の観察会」を開催しました。

前日は時おり雪が舞う天候でしたが、当日は暖かい日差しに恵まれました。

 

集合の多磨霊園正門から約3時間かけて、浅間山公園に向かい、

じっくり野鳥を観察します。

 

日ごろから府中市内の野鳥調査・研究・保全に取り組まれている

「府中野鳥クラブ」の皆さんが講師として案内してくださいました。

 

双眼鏡やスコープを使いながら、

この時期ならではの冬鳥を次々と観察していきます。

 

特に目立ったのはアトリ。

普段はそれほど多くの数は見られない種類なのですが、今年はどうやら当たり年!

多磨霊園でも浅間山でも、合計100羽近くの群れを見ることができました。

 

その他はメジロやエナガなど、おなじみの鳥たちも姿を見せてくれ、

21種の鳥を観察できました。

 

大人から子どもまで、30人の参加者の皆さんは

それぞれお気に入りの鳥を見つけては、夢中になって観察されています。

 

双眼鏡や望遠鏡を使い慣れない方や、鳥の種類が分からない方へは、

府中野鳥クラブのメンバーが手厚くサポート。

たくさんの冬鳥を間近で見られ、かわいい姿に皆様とても癒されたようです。

ご参加された皆様、ありがとうございました。

 

そろそろ春の足音が聞こえて来そうですが、

まだしばらくは冬鳥たちとの出会いを楽しむことができます。

 

今回の観察会で使用した、多磨霊園や浅間山公園の地図、

レンジャーミニ図鑑(野鳥)や府中野鳥クラブ作成の野鳥絵図などの資料は、

都立武蔵野公園サービスセンターで配布しております!

 

それらを片手に、暖かい格好で、少し体を動かしながら、

この時期ならではの鳥たちに会いに行ってみませんか?

イベント| もやん

2016年12月20日

雑木林に舞う、白い冬の精

12月に入り、雑木林の風景が茶色一色に変わってきました。

冬晴れの朝には、褐色からオレンジとなり、とってもきれいです。

 

落ち葉をサクサク踏みながら歩いてみると、

陽だまりの中に、時折白いものが舞い上がるのを目にすることができます。

 

とまったところをよく観察すると、どうやら小さなガのようです。

この虫の名は、「クロスジフユエダシャク」。

名前の通り、冬にしか出てこない「フユシャク」と呼ばれる仲間の1種です。

見ると、と~~ってもゆっくり飛んでいます。

北風が吹くと、ひゅ~~っと飛ばされていく姿を見ることも。

こんな様子で生きていけるのでしょうか??

 

実は、「フユシャク」の仲間は寒さが厳しくなり、

カマキリやトンボ、トカゲなどといった肉食動物が

冬眠についたころ活動を開始します。

しかも、活動時間のメインは、鳥たちの寝静まった夜間です。

(ただし、「クロスジフユエダシャク」など一部の仲間は日中に行動します。)

 

なるほど、敵に襲われる心配が少ないため、こんなにのんびり飛んでいるのですね。

 

逃げる必要がなくなったとき、フユシャクは究極の省エネ方法を編み出しました。

それがこれです。

これが、クロスジフユエダシャクのメスの姿。

なんと!ガのトレードマークでもある翅がほとんどありません・・。

 

フユシャクは成虫になった後、食べることをしないため、

敵から逃げる必要がなければ、ほとんど動かなくてよいのです。

 

そのため、動き回るのは、結婚相手を探すオスだけで、

メスは動き回るのをやめてしまいました。

そうして、次第に翅を退化させていったと言われています。

 

ある意味、効率よく生きるための、究極の形なのかもしれません。

 

翅がなく、目立たないメスを探すのはなかなか難しいですが、

オスがたくさん集まっていれば、観察のチャンス!

近くにメスがいるかもしれません。

 

ひらひらと白い妖精のようなオスが舞っていたら、

近くの木の幹などを探してみてください。

 

およそガとは思えない、メスを観察できるかもしれません。

省エネ中の隠れ上手のメスとかくれんぼで勝負です♪

 

 

 

季節の花、緑、生きもの| もやん

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