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むさしのの都立公園

浅間山公園 オフィシャルブログ

2016年11月17日

コナラの木でブドウゼリー発見!?

秋も終盤を迎え、浅間山の木々もだいぶ色づいてきました。

 

オレンジ色になりつつあるコナラの木を近くで見ていると、

隙間につるっとした質感のブドウのような小さな塊を見つけました。

ブドウのような、ナマコのような、なんとも言えない形をしています。

そっとさわってみると、寒天のようなつるふわっとした肌ざわりです。

 

近くを見ると、答えがわかりました。

緑色の小さな虫が、コナラの皮の隙間を忙しそうに動き回っていました。

この虫はクヌギカメムシの仲間。

名前の通り、クヌギやコナラなど、どんぐりの木に集まるカメムシです。

 

横から見ると、おなかがぷっくり・・。

先ほどのブドウのような形の塊は、このカメムシが産んだ卵だったのです。

 

 

肌触りが寒天のようだったのですが、実際に卵はゼリー状のもので覆われています。

このゼリーが、厳しい寒さから卵を守ります。

しかも、それだけでなく、

春先に卵が孵った時に、幼虫の最初のごはんになるのです。

 

 

このブドウゼリーのような形は、あったかベッド兼やわらか離乳食なのです。

 

 

おかあさんカメムシのパンパンのお腹には、

こんなに愛情たっぷりな秘密兵器が詰まっていたのですね。

 

 

紅葉が間もなくピークを迎えますが、浅間山を歩く際は、

葉っぱだけでなく、木の幹も観察してみてください。

 

 

子どもたちのために、せっせと動き回るクヌギカメムシのおかあさんの姿を

見かけることができるかもしれません。

 

季節の花、緑、生きもの| もやん