武蔵野地域にある都立公園のオフィシャル情報を発信しています。

むさしのの都立公園

野川公園 オフィシャルブログ

2017年7月25日

ミズキの虫養い

※昆虫が苦手な方ご注意ください。

 

春に白い花を咲かせていたミズキの実が、膨らんでいます。

緑の実から熟してきた濃い紫まで、色あいも美しくなってきました。

丸い実は、もしかすると春の花にも増して昆虫の大好物。

この木が好きなカメムシが多いのです。

今日も、美しいアカスジキンカメムシが、夢中になってミズキの実にしがみついていました。

ミズキとアカスジキンカメムシ

 

 

こちらは、エサキモンキツノカメムシのお母さん。

背中のハート模様が可愛いカメムシです。

エサキモンキツノカメムシお母さん

写真では分かりにくいですが、体の下に卵を抱いて守っています。

子育てカメムシとして知られ、お母さんカメムシは、

おいしいごはんになるミズキの木を選んで卵を産み、

卵~一齢幼虫まで、その場を離れず世話を続けます。

 

驚かさなければカメムシ臭を出したりはしないので、

静かに観察してみてください。

 

虫養いとは、腹の虫を養う=お腹が減ったときに食べるもの、

のことなのですが、この季節のミズキの木を見ると、

文字通り虫を養っているなあと思います。

 

季節の花、緑、生きもの| 虫目ちゃん

2017年7月14日

プラタナス脱皮中です

野川公園内に何本か大木があるプラタナス。

ただいま脱皮(?)中です。

樹下は、大きく剥がれた皮でいっぱい。

プラタナス脱皮大

手と比べると皮の大きさがわかります!

 

こんなに大きく樹皮が剥がれて大丈夫なのか心配になりますが、これはこの木の特徴。

夏の暑い時期に剥がれることが多いようです。

暑さのせいか、今年は特に脱皮が目立ちます。

 

プラタナス剥げかけ

見上げてみると、まだまだ皮は剥がれそう。

独得の迷彩柄になった樹皮が見られます。

プラタナス迷彩模様

 

大きく剥がれた樹皮の形もさまざま。一風変わった夏の風物詩です。

 

季節の花、緑、生きもの| 虫目ちゃん

2017年7月9日

リョウブの白い旗

7月に入って、今年もリョウブの甘い香りが漂うようになりました。

 

リョウブアップ

リョウブはとても魅力のある木なのですが、

写真でその魅力を伝えにくい樹木だなあと感じます。

リョウブ

濃い緑色の葉に、白い房状の花。

樹冠いっぱいに花をつけた様子を、白いのぼり旗がはためく様子に例えたハタツモリという呼び名もあります。

地味なのですが、日本の山の樹木らしい姿で、何よりこの季節は芳しい花の香りで人を引きつけます。

少年キャンプ場西側に、たくさんの花をつけた木がありますのでご覧ください。

 

 

 

 

季節の花、緑、生きもの| 虫目ちゃん

2017年6月28日

マヤラン、これから見ごろを迎えます

野川公園で職場体験中の府中第九中学校の皆さんに、公園紹介のブログを書いてもらいました。ご覧ください。

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私たちは中学の職場体験で野川公園に来ました。

公園内を巡回していると様々な植物を見つけました。

あまり見かけないマヤランが咲いていました。

野川マヤラン290628

マヤランは蘭の一種で自分だけで育つのは難しいので、

キノコなどの菌を自分の根のかわりに使っており、とても珍しい花だそうです。

たくさんつぼみをつけているのでぜひ見に来てください。

 

野川の周辺では、色とりどりのアジサイを見つけました。

野川アジサイ290628

野川アジサイアップ

ピンクや青、うすい青など様々な色があり、たくさん咲いていました。

今の時期が見ごろなので、ぜひキレイに咲くアジサイも見に来てください。

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※中学生が書いてくれたように、今年はマヤランがたくさんのつぼみをつけました。

来園者の皆さんが大事にしてくださっているおかげです。

環境の変化に弱い希少種です。

これからも大切にしていきたいと思います。

季節の花、緑、生きもの| 虫目ちゃん

2017年6月22日

香りで魅せます

梅雨の合間のわき水広場、どこからかとても甘い香りがしています。

うーん、いい匂い。

どこからだろう?と香りをたどっていくと、

自然観察園内の大きなアカメガシワの木にたどり着きました。

春先の赤い新芽が美しい木ですが、今は花が満開。

野川アカメガシワ290622雄花

こちらは雄花です。

薄い黄緑色の花は地味ですが、

素晴らしい香りにたくさんの昆虫が引き寄せられていました。

野川観察園アカメガシワ290622

花の香りが大好きな私も、フェンス越しにうっとり。

自然観察園東端の一本です。

ぜひ香りを楽しみに足をお運びください。

 

季節の花、緑、生きもの| 虫目ちゃん

2017年6月8日

クマノミズキが見ごろです

6月の野川公園内では、

クマノミズキの花が見ごろになってきました。

IMG_3385

5月に清楚な花を咲かせていたミズキの近縁種で、

見た目もそっくりですが、ちょうど一カ月ほど遅れて咲きだします。

園内各所で咲いていますが、

大芝生中央の、四方に美しく枝を伸ばした1本が見事です。

クマノミズキ

 

 

 

 

季節の花、緑、生きもの| 虫目ちゃん

2017年5月16日

ツノゼミ?

※昆虫が苦手な方、ご注意ください。

園内のボダイジュの枝に不思議な生きものの姿が。

タケウチトゲアワフキ

5ミリほどの小さな姿に、
体長の半分もある立派な角をつけています。

ツノゼミと呼びたくなる姿ですが、名前はタケウチトゲアワフキ。
木の枝や草に泡の巣をつくる昆虫、アワフキの仲間です。

といってもこの虫は、泡の巣をつくらず、
巻貝のような巣を作ります。
写真の枝先にぐるぐる渦巻いているのがそれ。

 

ボダイジュやシナノキにしか寄生せず、

この季節、この木のあるところでしか見られない生き物です。

この小ささ、実に奇妙にして精巧な形。
見つけると嬉しくなってしまう虫の一つです。

季節の花、緑、生きもの| 虫目ちゃん

2017年5月12日

風薫る5月

五月の枕詞と言えば、「風薫る」。

若葉を渡る爽やかな風を指すようですが、

野川公園ではまさに薫る風、甘い花の香りがあちこちで漂っています。

ことしも見事に咲いたカオリツツジ。

香水を思わせる大人っぽい香りです。

カオリツツジ

どこかフルーティな香りのハリエンジュ。別名をニセアカシア。

ハリエンジュ

ハリエンジュの花

背の高い枝に、白い花房をいっぱいにつけています。

 

思いっきり深呼吸して、香りを楽しみたい季節です。

 

季節の花、緑、生きもの| 虫目ちゃん

2017年5月4日

5月の白い花

爽やかな五月晴れの野川公園、初夏の白い花が見ごろを迎えました。

テーブル状の白い花は、ミズキ。

ミズキとコガネムシ
私はこの花の優しい香りが大好きで、ついつい顔を近づけてしまいます。

すると、やはりこの花が大好きなコガネムシの仲間に高い確率で遭遇します。

写真に写っているのはアシナガコガネかな?

 

純白の細いリボンのような花びらはヒトツバタゴ。

ヒトツバタゴ②170504

別名をナンジャモンジャの木といいます。

野川の近くにあり、白い花びらが
川風に揺れる様子が繊細です。

 

 

白い穂のような小花をたくさんつけているのは、イヌザクラ。

イヌザクラ

これでもサクラの仲間です。

地味な花ですが、野川公園にある木はたくさん花をつけていて、
目を引きます。

イヌザクラ2

 

野川公園では、地面の起伏も手伝って、

どの花も間近に観察できますよ。

サービスセンター、自然観察センターでは、

園内の樹木観察マップを配布しています。

 

どうぞお気軽にお立ち寄りください。

季節の花、緑、生きもの| 虫目ちゃん

2017年4月29日

淡い黄色のカーテン

野川公園、バーベキュー広場と大芝生の間のあたり、

大きなミツデカエデの木が何本かあり、

満開の花が揺れています。

ミツデカエデ

一つ一つの花は小さくて地味なのですが、淡い黄緑色の房は長く、

風になびく様子には何か心動かされる風情があります。

ミツデカエデのカーテン

 

じっくり観察できる高さの枝もありますので、

足を止めてみてはいかがでしょうか。

 

季節の花、緑、生きもの| 虫目ちゃん